東京マルイ SIG552 SEALS (スタンダード電動ガン)
スペック
全長:504mm/730mm
装弾数:43発 /オプション220発
参考初速:84m/s – 0.2g (0.71J)
重量:2100g
実銃の紹介
SIG552 は、SIG SG550 をベースに、特殊作戦、コマンド用途に特化したアサルトライフルである。折りたたみ銃床が引き継がれ、遠距離での精密射撃も可能としながら、近接戦闘(CQB)などの至近距離戦では、銃を半分近くまでコンパクトにすることができる。各国の軍隊、警察の特殊部隊や法執行機関に使われている。
サブマシンガン感覚で機動力バツグン
東京マルイ SIG552 SEALS は、アサルトライフル と思えないほど軽量コンパクトで、程よく拡張性もあり、何より実銃由来の機械ぽいデザインや、細かな部分の造りがマニア心をくすぐる出来栄えになっている。数年前はアウトドアのゲームでも使用していたが、最近はインドアゲームウェポンとして活用することが多くなった。
まさに「機械」。ゴツくて精巧なデザイン
実銃の SIG552 はAKの作動システムを基にしているらしく、所々に似ている箇所がある。実銃の信頼性が高いというのも、うなずそうなものだ。プレス・デザインのレシーバーや、フロントサイト、ガスレギュレーター周りは、パッと見ではゴツゴツしている、良くみると精巧でもあり、他の銃とは一味違う雰囲気をもっている。そこに滑らかな曲線のストックが組み合わさる独特の雰囲気に惚れる方も多いのではないだろうか。
・東京マルイ プロドットサイト
・LaRueタイプ フォアグリップ
コントローラブルな「トリガーデザイン」
ほとんどのアサルトライフルはトリガーが半月状になっているが、SIG552 は直線基調のトリガーデザインが特徴だ。ストレートのトリガーは、シューティングマッチ向けのハンドガン等によく採用されていたりするが、セミオートで撃つ場合に非常に扱いやすい形状といえる。トリガーの状態(角度)が分かりやすく、指離れが良い(指きりしやすい)という利点がある。電動ガンにおいては、リポバッテリーを入れれば、素早く気持ちの良いセミオート速射が可能になるため、私はノーマルマガジンだけ揃えて、セミオートウェポンとして活用している。
AK47のトリガーと比較してみるとよく分かるが、曲線がきついほど指が離れにくく、それは実銃においてフルオートの反動を考慮し安定性を追求したと見受けられる。その反面セミオートでは若干撃ちにくいものになる。
見た目よりコンパクトなハンドガード
SIG552 のハンドガードは小さめで、ヨコに細くタテに長いスマートなデザインになっている。最初からアンダーレールと右サイドレールもついているため、ライトやフォアグリップが即、装着可能だ。ただし、レールはプラスチック製のため、過度の力を加えると破損してしまうため、丁寧に扱ったほうが良いだろう。なお、ネジ2本でカンタンに取り外すこともでき、よりスマートに仕立てることも可能となっている。
▼7.4V 1800mAh~2000mAhのリポバッテリーがすんなり収まる。大容量でありながら小型のため、ノーマルのニッケル水素バッテリーよりも装着がラクなのが美点だ。
分解工程に少々難あり
SIG552 は、インナーバレルの取り出しにたどり付くまで、10本以上のネジを外さねばならず、メンテナンスには手間がかかる。同サイズの G36C と比べると工数がかかり、少々悩ましい所だ。
アッパーレシーバーはプラスチック製ではあるものの、アウターバレル(フロント基部)は強固に固定されていて、剛性は充分備わっている。よほど手荒に扱わなければ、問題は起きないだろう。
マルイ製か、中華製か?
SIGシリーズは、海外メーカーのCYMAやG&Gからも発売されており、特にG&G製はメタルプレスのレシーバーが奢られ、独自進化したメカ、フィールドストリッピング構造などが再現されている。非常に魅力的な内容に仕上がっているが、実売が4万円前後となかなか高価でもある。リーズナブルで信頼性の高いマルイを選ぶか、リアルで高機能なG&Gを選ぶか、悩みどころだ。
私は使い道をインドア戦に限定していることもあり、マルイ製で充分と思うが、屋外でフルに使用する前提なら、G&G製を選ぶかもしれない。 SIG552 は個性的で人気もあると思うので、ぜひ次世代化もしてほしいものだ。
▼G&G SIG552 SEALS 参考写真
G&G SIG552 の特長
ハンドガード、ストックがOD色となっていて、これもまた個性的である。
・メタル製レシーバー
・フィールドストリッピング構造
・アッパー⇔ロアレシーバーは接点式による通電
コンパクトで個性的なアサルトライフルを求めると、H&K G36CやSIG552 SEALSになってくると思うが、メカニカルな外観を求める、あるいは、セミオートを多用する戦い方をするなら, SIG552 SEALSのほうがお勧めである。