サバイバルゲームを楽しむ心がまえ

自由参加のフィールド主催定例会は様々な人が集まるため、ストレスを感じることもあるかもしれません。遊ぶのにストレス?と思うかもしれませんが、サバゲーそのものよりも、人間同士の誤解や不寛容によるものです。ノリで連れて来られた人は説明やルールをまったく読まず聞かずの場合も多いです。そんな中でもサバゲーの楽しさを味わいながら、寛容に楽しんで頂きたいものです。

サバゲーの心がまえ概要
1. 人への配慮と敬意をもって・他人に迷惑をかけない配慮。暴言, 文句, 陰口者は, 遊ぶ資格なし。
・十人十色の価値感と楽しみ方。指摘したり批判する筋合いなし。
2. 節度をわきまえ・撃っても撃たれても理性的, 抑制的であらねばならない。
3. 広く寛容な心と・所詮6ミリのBB弾, 相手にどう気付いていただくかの勝負。
4. 正直に伝える心で・審判はあなた自身, 撃たれた合図は絶対の義務。
5. 皆で楽しく, 激しくも冷静に戦うべし・ヒット合図がすべて。潔い自分と相手でしか成り立たない。
・すべて遊びの範疇。勝ち負けにこだわりすぎるな。
プリント版JPG以前の心がまえ ~2021.08

GUN道場ではサバイバルゲームをあくまで「遊び」として気軽に楽しむ事をお勧めしています。非日常空間と戦闘ゲームの緊張感、銃やミリタリーロマン、様々なプレイヤー達との交流など、楽しめる要素が沢山ありますので、長く続けることができれば人生の楽しみは増えると思います。
逆に、サバイバルゲームを数値にするようなスポーツ化や競技志向はお勧めしません。競技化すると遊びの域を少し超えてしまい、すぐにサバゲーの限界が訪れます。常に結果(勝敗)を求め、且つ排他的になることはサバゲーに向いていません。サバゲーは遊びという観点からみると「無限に面白い」のですが、競技の観点から見ると「ひどく限界が低い」ものでもあるのです。

勝利を目指す
サバゲーはゲームですので、ぜひ勝利を目指してください。しかしサバゲーの勝利は定義化されておらず、且つ無報酬であるのが特長です。
なにしろ40年も前から、一番大事な「ヒット判定」が相手任せなのです。
相手に撃ち勝った、沢山ヒットをとった、フラッグを取った…初心者にはそれが勝利に見えるかもしれません。しかし何年もやっていると、それだけが勝利ではない、むしろどうでも良いことが分かってきます。是非、あなたの勝利条件を見つけだして下さい。ただし同時に他人の勝利条件(楽しみ方)に口出しはできません。

エアガンに頼らないサバゲーの勧め
今のエアガンは超高性能です。その中でも色々な幅や種類がありますが、相手より有利なウェポンで勝てるのは物理原則として当たりまえです。しかしGUN道場では、火力や武器の強さ(=戦争的発想)ではなく、イコールコンディションまたは不利な武器とテクニックで対峙する「格闘技的な楽しさ」を見出して頂きたいと考えます。武器が不利であるほど、頭を使って戦う必要があるから面白いのです。

相手がいてこそのサバゲー
「誠実で紳士な相手」があって初めてサバイバルゲームは成立します。たとえ激しい戦闘ゲームであっても、思いやりやお互い様は存在するのです。常々、対戦する相手には礼節をもって接し、フィールドには「敵を倒しに行く」のではなく「その日あつまった全員で休日を楽しむ」精神で参加しましょう。

武道精神に学ぼう
サバイバルゲームは単なるレジャーかもしれません。しかしエアガン自体は危険である上に、遊ぶにも必ず相手が必要であり、お互いの信頼と心の平穏がなければ成立しないという武道的な要素があります。武道とは、武(力)をもって道を追求するものであり、人を殺傷/制圧する「技術」の鍛錬を通じて人格の完成をめざすという精神が根底にあります。
サバゲーにおいても、同じ場に立つ相手を尊重し、礼儀と節度、反省をもって遊ぶ(鍛錬する)べきだということです。
問題が起きたとしても相手を批判する事に明け暮れるのではなく、相手の状況や立場など想像力を働かせ、常々自分に問いながら楽しんでいただければ幸いです。

相手やサバゲーを寛容に受け止められなくなったら…
フィールド主催の定例会は気軽に参加できる反面、人数が多すぎたり、方向性や考え方が異なる人も多いため、心底楽しめるかどうかはあなたの「寛容」「許し」にかかってくるでしょう。人数が多すぎればゲーム性も低くなりがちで、満足いかない人もいると思います。
しかし現実としては「とにかく撃ちたい」「撃てれば良い」というライトゲーマーが多いのです。もしもあなたが「真サバゲー」に目覚め、ゲーム性や突っ込んだ面白さを求め始めたなら、特別イベントへの参加やコミュニティ貸切を探しましょう。フィールドや定例会に文句を言っていても何も解決しません。そういう割り切った考え方も「寛容」というものであり、楽しく続けるコツです。

→ サバゲーの極意


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