2025.02 10禁リボルバー戦のすすめ (10歳以上対象エアーリボルバー)

リボルバー

ガスリボルバーの進化と終着点
2024年はガスリボルバーが一定の終着点にたどり着いたと感じた1年だった。
マルシン リボルバーのCO2外部ソースによる最適化
タナカ ペガサス 3インチシリーズの50m狙撃チューニング


弾数が少ないことを除けば、性能的には一般的なライフルやオートマチックに近いところまで進化したといえる。
この性能なら、定例会で戦うことも充分できるし、遠距離での狙撃戦にも応えられる。
しかし、その高性能化のおかげで従来の リボルバー限定戦 はいまいち面白くないものになってしまった。
リボルバー戦はガスリボルバーが低性能だった2010年頃に、全員が近距離で立ち回れる面白さから見出したものであり、
今となっては遠距離で狙撃し合うのなら、普通の定例会のほうが楽しめるのではないかと思っていた所だ。電動ガン相手にリボルバーの一撃で仕留める方が、満足度も高い気がするのである。

そうこう思い悩んでいるうちに、2024年にはマルイからSAA.45キャバルリーやコルト M1851ネイビーなどの高級10禁エアーリボルバーが連続で発売された。
10歳以上対象のエアガンは飛距離も威力も低く、ヒットも気づきにくいため、サバゲー用としては長いあいだ敬遠していたのだが、
2025年1月コルトM1851の発売に乗じて、初めて10禁リボルバー戦というものを試しにやってみたのである。

それが何と、2010年に初めて開催したリボルバー戦の面白さ、楽しさを鮮明に思い起こさせてくれたではないか。

元々リボルバー戦の面白さは「狙撃ではなく立ち回りがすべて」であり「至近距離でも外す難しさ」という点から見出したものだ。
そして今回、クラウン エアーリボルバーの当たらなさ加減が丁度良いことに気が付いた。基本的に3~5mくらいに接近しないと当たらない。
また、0.2gのBB弾を使うと飛距離は伸びないが、多少は打撃力が増してヒットが分かりやすくなることも分かった。

10禁はエアガンの金額的にも、初心者や若者にも敷居が低いというのが大きなメリット。
そういう意味では、今までガスリボルバー中心のリボルバー戦は敷居が高いと感じていたのも確か。
大人のサバゲーマーが年々減っていく中、リボルバー戦の新たなステージが開かれた気がした。

…ということで、今年は「10禁リボルバー限定戦」の開催を目標として、まずは10禁サバゲーの機会を増やしたいと思う。

ゲーム方法の研究

10禁リボルバー戦を始めるにあたって元から懸念だったのは、サバゲーが成立するか=ヒットに気づけるかどうか であった。
今のところ ソロ・バトルロイヤル10キル戦 というゲームを行っていて、これは全員が敵となり、
誰かが10キル達成したら大声で宣言して終わる、ごくシンプルなゲーム。
そして、当てた側は着弾を目視できた場合に限り、ヒットコールが無くてもキル数にカウントして良いというルールを試している。
攻撃側がヒット判定して良いというルールは、実にフェアでストレスもないが、10キル戦以外に成立するゲームがあるか模索するのが今後の研究課題である。

● イコールコンディションのための設定
・オフェンシブ カウント… 着弾を目視できた場合は、ヒットコールが無くてもキルカウントして良い。(至近距離戦ゆえに可能)
・全員 手込めリロード… BBローダー, SPローダーを使用しない。リロード時に大きな隙が生じる。

なお、高性能な東京マルイ製や18禁エアーリボルバーが混じっても、勝敗にはほとんど関係ないことを確認済みである。
何故なら3~5mでの撃ち合いに終始するので、狙撃性能や命中精度などは重要にならない。
参加した皆の感想としては、昔ながらで面白いがしかし体力・持久力が必要とのことで、ぜひこれを体力や脚力の維持にも役立てて頂きたいと思った。

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