サバゲーの基本を見直そう

基礎

サバゲーで戦術や立ち回りなど考える以前に、最近は下記のような基本を知らない人が多いように見受けられる。レギュレーションやルール説明だけではなかなか難しいかもしれない。プレイヤーが増えた今、基本事項を暗黙の了解というわけにもいかないので一度まとめてみた。
慣れた人ほど、人間の感覚の限界やサバゲーの限界を理解し受け止めて、いちいち怒ることなく楽しんで頂きたいものである。

サバゲーの基本は何だったか?

1. ヒット判定の基準

・自分に当たったかどうか自分自身で気づく必要がある。そして当たったなら必ず「返事」をしなければならない。
返事とは「ヒットコール&ジェスチャー+離脱」の3セットである。これが1つでも欠けた「紛らわしい行為」は禁止である。

2. 返事(ヒットコール&ジェスチャー+離脱)こそサバゲーの根幹

・撃たれて返事した人、返事を続ける人を撃ってはならない。
・返事しない人、ジェスチャーを途中でやめた紛らわしい人には撃ち続ける必要がある。
・撃たれてしんでしまったら、即刻その場から離脱する。生存者のジャマをしない。銃撃戦の間に居残るのは迷惑である。

 お互いにこれが出来ていればオーバーキルという概念はない。ゲームで連射数がやたらに多い時は, 相手が返事をしていない又は紛らわしい人が多いサインでもある。

3. 違反報告の条件は跳ね返しの確認

・相手が気づかない、ゾンビだとすぐに言い出す人が増えた。違反報告は必要なことだが、根拠のある報告をする責任がある。
 それは相手の姿とあわせて、当たった、跳ね返したのを目視したかどうか。跳ね返しを確認し、痛みをグッとこらえて撃ち返して来るような相手はゲームストップさせる必要がある。
それはラフプレーであり、サバゲーを妨害している。

参考までに新しい問題もある。スタッフがヒットを目視確認し・注意しているのに「当たってません」と涼しく反論して続行するプレイヤーがまれに居るのである。着弾に気づかないうえ、注意や人の話をうまく聞き流すのは、特に年配プレイヤーに多い。こうなると、もはやサバゲーで遊ぶ資格がないレベルである。早々に引退して頂いた方が良い。

4. 基本的には相手を許容する

・痛くも痒くもなければ、気付かないのが当たり前と思っても良い。
 まずは気づかれないことを許容できないか。痛くもない弾を当てることが、いちいち文句を言うに値するとは思えない。
 どう当てたら気づいてもらえるのかという視点で遊べるような、心の余裕が欲しい。

 相手の違反を報告せずに耐える人も少なくないが、耐えると許容は大きく違う。耐えている人や愚痴で解消しようとする人は、報告しないでいるとラフプレイヤー化し、自分の状況が悪化する。相手を責める気持ちは、自分を陥れる。許容できない違反行為はすぐに報告すべきである。

・撃たれて痛かったときも許容
 出会い頭にフルオートで撃たれた、相手が酷いなども時々ある話だが、自分が撃つのなら撃たれる覚悟も必要である。また、どのように撃たれるかは自分の行動次第だ。サバゲーにおいて、いかに撃たれず立ち回るかは一番重要ではないだろうか。読み誤って痛い思いをしたら、次に同じ事が無いように動き方を考えることだ。

・シチュエーションヒットはあくまで自主的なもの
 サバゲーは撃ち合って決着するのが基本。当たっていないものの判定は人によって基準が違うため、相手に同じことは要求できない。撃ち合った結果、相手が弾を跳ね返して続行する場合は、運営報告の対象。跳ね返しを確認できないものは、当たったかどうか分からないということ。ちなみに出会い頭のとっさの撃ち合いは外す人が多い。

まとめ

サバゲーの永遠の課題・問題は「当たったかどうかが相手任せ」という点である。それゆえ、当てても気づいてもらえないことは大いにあるし、逆に自分もまた同じことをしているかもしれないということ。相手を100%責められるものではないし、自分に100%自信が持てるものでもない。基本的に個人の感触などあてにならないのである。ゆえに互いが「謙虚な姿勢」であらねばならない。
撃ち合いに夢中で、あるいは熱くなって着弾に気づかなかったり、着弾をつい無視してしまう人は、昔から少なくない。所詮オモチャだから、撃っても死なないどころか殆どケガもしないのが美徳であり、あるいみ英知だろう。それに付随・相反するのがこれらの問題である。

もう一つ問題があるとすれば、BB弾が小さく速いため、基本的に目に見えにくい事。射程距離が長く遮蔽物も多い、人数も多いとなると第三者の審判を置くことが出来ない。審判を置いても、銃撃戦の間に立った至近での限定的な判定しか出来ない。どれだけ技術が発達してもこれをクリアーする装置の開発は至難といえる。