基礎

サバイバルゲームの基礎

サバイバルゲームとは、BB弾が発射できるエアーソフトガンを使って、一定のルールの下で撃ち合って遊ぶ模擬戦闘ゲームです。飛んできた弾が自分に当たったら自己申告で合図(ヒットコール)をしてフィールドを退出するのが基本ルールとなっています。
当たり判定が相手任せであるという点で、互いに紳士的(寛容)でなければ成立しません。また、たとえ審判を入れたとしても判定が難しくスポーツ競技にまで至らないため、子供の遊びを発展させた大人のレジャーという位置づけになるでしょう。

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エアソフトガン自体はマニアックな趣味の世界ですので、何となく敷居が高いイメージや、色々な誤解があるものです。それを払拭するためにも、現在のエアソフトガンの概要やサバイバルゲーム事情を簡単にご案内します。

使う弾・・・直径6mmのBB弾を使用。屋外では自然に還元する生分解バイオBB弾(主に0.2~0.25g)が主流。
装備・・・最低限「エアガン」と「ゴーグル」があれば遊べる。必ずしもミリタリー装備やコスプレは必要ではない。
判定・・・弾が当たったかどうかは自己申告制。相手に撃たれた弾が一発でも自分に当たったら戦死扱いとなり、戦線を一旦離脱する。
場所・・・低価格で楽しめる有料フィールドが全国に続々と登場している。森林以外にも砂漠風や市街風、屋内など、さまざまな趣向がこらされている。
パワー・・・銃刀法で玩具銃の弾の出力エネルギーは制限されている。これを超えるものは使用できない。直径6ミリ0.2g弾で99m/s未満、0.98ジュール以下。
性能・・・バッテリーでモーターを回して安定した連射が出来る「電動ガン」が主流。他にもリアルな操作や反動が楽しい「ガスブローバックガン」も人気が高い。

サバイバルゲームは、少人数でも大人数でも遊べて、新たな人との交流を広げる可能性をもったコミュニケーション空間でもあります。ゲーム仲間が増えれば、楽しみ方も増えていきます。まずは無心で体験し、好きなように楽しんでみましょう!いずれきっと、あなたの人生をより豊かなものにしてくれるに違いありません。

サバゲーの魅力

サバイバルゲームは日本発祥の遊びです。1980年代に始まって約40年となりますが、2005年以降の進化が最もめざましくゲーム人口も激増しました。きっかけとなったその理由は、法律で威力が制限され安全性が高まった点と、遊び場となる専用フィールドが増えたことにあります。女性にも人気が出始め、良い意味での社会認知度(専用フィールドがあり安全な遊びであるという認識)も高まったのがここ数年の特長です。始めると辞められなくなる、そんなサバゲーの魅力はどこにあるのか、その一部をご紹介します。

老若男女問わず楽しめる「リアルなゲーム」
相手に触れない「格闘技」それがサバゲーだ。人と人の間に、ほぼイコールコンディションのエアーガンが存在する。交戦距離は10~50mと、ある程度の距離が置けるので、体力の差が全てではない。その点で、老いも若いも男女も関係ない。サバゲーは、腕前と頭脳を駆使して生身の人間と対戦する、他にはないリアルなゲームである。

いいオトナがハマってしまう「仮想の戦場空間」ミリタリーやポリスの世界
ストイックな戦場(フィールド)や建物内の、緊張感あふれる雰囲気を楽しめるのもサバゲーの特長だ。世界情勢からみて、こういった遊びが必ずしも認められるとは言えないが、少なくとも日本ではこれをレジャー化して楽しめる, 厳しいガンコントロールや治安があり, それは世界に誇れることでもある。

自由度の高さと「役割分担」の面白さ
サバゲーは自由な戦闘ゲームであり、個人プレーでも構わない。しかしそれぞれのプレイヤーに役割やポジション、フォーメーションを持たせることで面白さが広がる。例えばポジションは、サッカーで言うフォワード(オフェンス/攻撃)、ディフェンダー(防御)であり、サバゲーに置き換えると、アタッカー(攻撃)、ディフェンダー(防御)、スナイパー(後方支援)、タクティクス(特殊工作、陽動・妨害) 、コマンダー(指揮官)などの役割設定がある。自分の体力や趣向に応じた役割を、自分が好きなように選んで楽しめる。自由度が高いのがサバゲーである。

100人でも一斉に戦えるゲーム
人気フィールドの定例会では、実に100人以上のプレイヤーが集まる。100人がリアルに対峙して、同時に動くゲームやスポーツは、他にあるだろうか?もはや合戦である。果たしてアナタは生き残れるか!?

仲間が広がるオモシロさ
エアーガン自体は趣味の要素が強い。いろいろな人と交流を広げれば、知識も深まって、ますます面白くなるに違いない。サバゲーに参加して、独自のカスタマイズや戦術など、周りを良く観察してみよう。サバゲーは、スタイルや戦術などで個性が前面に出るから、意外に人の「素」な部分が見れたりして面白い。

射撃の爽快感 メカニズムの奥深さ
日本のトイガンの技術や精度は世界最先端であり、各国からも注目されている。精巧に設計されたシステムにより、何万発もの連続発射が可能であったり、実銃さながらの自動装填「ブローバック」や、さらには反動(リコイル)といったリアルなギミックが、射撃の楽しさを倍増させる。また、手を加えて楽しむカスタマイズも千差万別であり、好みに合わせた、自分だけのエアーガンを組み上げることも出来る。