マルシンより、待望のルガー スーパーレッドホーク アラスカンが発売となった。
約10年前に7.5インチモデルをカットしてお手軽にそれらしき物を作ったりもしたが、ようやくメーカー製品の登場である。これは多くの人が待ち望んだモデルではないだろうか。
短くても十分なパワー感、変わらぬ不安定性
アラスカンは3インチ程度のバレルにしては十分パワー感があり、既存の7.5や9インチモデルに比べても遜色ない。ただし、弾道性能はアナコンダ系44マグナムの不安定性そのままであり、Xカートとの組み合わせも影響するためチューニングするのも難しい所である。
・0.25g弾でも20m先のA3ターゲットに当てるのは難しく、1/6以上フライヤーも出る。しかし比較的、近い所には飛ばせる。
・マルシンのS&WやCOLT系に比べてダブルアクションのトリガープルは重く(硬く)、ハンマーのコックは毎回指が痛い。
・特にメッキモデルは作動の慣らしが必要。100発以上撃って馴染ませると、作動が少しスムーズになった気がする。
・ある意味、気軽に撃てないマグナムらしさや男気を感じる。
・新しいグリップは従来のノーマルモデルよりフィット感が高く秀逸。
HQ-TRAD/GUN道場 恒例 リボルバー限定戦 (岐阜県各務原市)
正直なところ、スーパーレッドホーク系はリボルバー限定戦であってもメインでは使いづらい。しかしながら何故か「何とか使いこなしてみたい」という愛着感が沸くリボルバーでもある。無骨なデザインと扱いづらさは、もはや魅力に思えてしまい、これで活躍できたら楽しさ倍増ではないかという妄想を抱かせるのだ。