2024.10 North East UZI SMG (ノースイースト MP2A1) – 極みの領域。外部ソース運用

レビュー


かつてのモデルガンUZIと同様に、ホンモノ感の漂うノースイースト ガスブロUZI。
安くはないが、手に取った満足感は他に比較できるエアガンが無いほど。
そして私は射撃の安定する外部ソース前提でセットアップを進めた。


NE-UZIは刻印や仕上げの違いでMP2A1版、イスラエル版、ベトナム版の3バリエーションが存在する。
ロマンが高じて、何が書いてあるか読めないイスラエル版UZIをチョイス。
イスラエル刻印は木製ストック版を除いて並行輸入版しかないようで、台湾の高圧ガス仕様。つまり134a系とco2どちらも不適合となってしまう。


134a対応にすべく、ボルトのリターンスプリングと、ブローバックエンジン(アップデート版)をJP仕様に差し替え。
さらに黒バッファーを抜いてフルストローク化、実銃UZI標準の600rpmを目指した。
標準はアルミボルト仕様。リコイルはそれほど期待できないが、サバゲーで使う前提ならこっちが良いと思っている。
スチールボルトのCO2版を撃たせてもらったことがあるが、歯を食いしばって反動を受ける感覚はとんでもなかった(笑) 確かに面白いが、燃費や耐久性の面で心配がある。


ホップ調整の一番カンタンな方法はセミオートで後退したボルトをさらに下げて、ダイヤルを回す手法。左(写真で下向き)にまわすと「弱」、右(写真上向き)にまわすと「強」になっている。
社外パッキンも試し中だが、セミオートなら30m-A3に50%以上当てられる感覚。フルオートだと安定しないが、それはオープンボルトSMGの宿命と思って、バラマキ感を楽しみたい。


付属マガジンは最新バージョンだったが、別途予備マガジンを購入したら旧仕様だった。しかし撃ち比べてみると、随分違って面白い。
アップデート版は回転効率は良いが、初期型マガジンのセッティングの方が好み。ただし初期型はBB弾が入りにくい特徴もあった。

●パワーソースはサンプロCO2外部 0.5Mpa, 12gミニボンベでテスト
※外部ソース化する場合は、マガジン蓋(スチール板)の穴を7-8mmほどに拡張する必要あり、プラグは3番(M5-0.8P WA/タナカ対応)を使用する。

[初期型マガジン] 動画リンク
・回転数 660rpm
・初速 約90m/s (0.2g)
・約60~70発(12gボンベ)

[アップデート版マガジン] 動画リンク
・回転数 750rpm
・初速 約75m/s (0.2g)
・約90発(12gボンベ)

同じブローバックエンジンなのに、マガジンだけでこんなに違うものかと驚いた部分もある。
CO2ボンベは74gを使えば400~500発ほど撃てるので、サバゲーでも運用しやすいだろう。

トイガンなのにこれ以上ないほどの質感をもち、眺めて撃って、遊んで楽しめるのは、旧来からのマニアには最高の時代が来たと言っても良い。
もともとエアガンは日本発だったと思うが、こんな製品をみるともはや次元が違っている。トイガン軸ではなく実銃軸と言ったほうが良いだろうか。
UZIに限らず, VFC FALやFNCなども完成度が素晴らしい。ほんとうに台湾の情熱とパワーには頭が下がる思いだ。