速射性をもったエアコキ
ショットガンタイプのエアガンは、エアーコッキング方式であればパワーソースが不要で、ある程度の連射能力と狙撃能力、パワーを持っているのが特長である。モデルは、M870,M3,スパス12,イサカM37が代表的。
連射できるスナイパーライフルといっても良いが、スナイパーライフルのように潜んでピンポイントを狙撃するよりも、アクティブに動きながら相手を翻弄する戦い方に向いている。
弾数が少ないため、正面からの銃撃戦には向かず、接近と回り込みが主な手法。常に立ち位置や移動先、弾数を計算しながら戦う必要があるので、中~上級者向きといえる。また操作上、両手を使うため、ハンドガンほどの機動力は持ち得ない。そのため、使用するショットガンはハンドガン以上の長距離射程を持っているのが望ましい。そうすれば、ハンドガンと併用してうまく立ち回ることもできるだろう。
▼CQB..近距離戦に持ち込む戦い方はSMGと同様
本来のショットガンは、多数の散弾により近距離で素早く一挙に面制圧するという使い方が出来るが、エアガンで散弾を実現しているのは、モスカート(グレネード)系またはマルゼン ガスショットガンしかなく、前者は連射性能に劣り、後者はシェル方式かつパワー不足により、ゲーム向きとは言いがたいのが現状である。
2013年夏..理想のショットガンの登場!
2006年にGUN道場レビューで”こんなショットガンが欲しい“というコラムを書いていた。そこに掲載していた理想のショットガンのスペックそのままの製品がついに東京マルイで開発された。6発が同じ弾道で飛んでいくという夢のダブルホップアップシステムまで搭載し、一挙にショットガンの勢力図が変わるものといえる。
ガスガンであるためコッキングが軽く脅威的なラピッドファイヤも可能となり、瞬時に面制圧ができるうえ、ダブルホップにより30mオーバーの有効射程も得られる。電動ガンで1秒に15発撃ち出すのと、ショットガンで6発を同時発射するのとでは、まるで意味が違う。ゲームにおいて、本来のショットガンとしての運用を試せる時が遂にきたのだ。発売次第、試してみたい。