ガスリボルバーの進化と終着点
2024年はガスリボルバーが一定の終着点にたどり着いたと感じた1年だった。
CO2外部ソースによるマルシンリボルバーの最適化
タナカ ペガサス 3インチシリーズによる50m狙撃
弾数が少ないことを除けば、性能的には一般的なライフルやオートマチックに近いところまで進化したといえる。
この性能なら、定例会で戦うことも充分できるし、遠距離での狙撃戦にも応える。
しかし、そのおかげで従来のリボルバー限定戦がいまいち面白くないものになってしまった。
遠距離で狙撃し合うゲームより、適度な近距離で立ち回るゲームのほうが面白いとずっと思っているからだ。
そうこう思っているうちに、マルイからSAA.45キャバルリーやコルト M1851ネイビーなどの高級10禁エアーリボルバーが連続で発売された。
10歳以上対象のエアガンは、当然ながら飛距離も威力も低く、ヒットも気づきにくいため、サバゲー用としては長いあいだ敬遠していたのだが、
2025年1月、初めて10禁リボルバー戦というものをやってみたのである。
それが何と、2010年に初めて開催したリボルバー戦の面白さ、楽しさを鮮明に思い起こさせてくれたではないか。
リボルバー戦の面白さは元々「狙撃ではなく立ち回りがすべて」であり「至近距離でも外す難しさ」という点から見出したものだ。
そしてクラウン エアーリボルバーの当たらなさ加減が丁度良いことに気が付いた。0.2gのBB弾を使えば、距離は伸びないが打撃力が多少は増しヒットが分かりやすくなる。
10禁ということで、金額的にも、初心者や若者にも敷居が低いというのが大きなメリット。そういう意味では、これまでガスリボルバーは敷居が高いと感じていた。
大人のサバゲーマーが年々減っていく中、リボルバー戦の新たなステージが開かれた気がした。
…ということで、今年は「10禁リボルバー限定戦」の開催を目標として、まずは10禁サバゲーの機会を増やしたいと思う。