マルゼン CA870 ソードオフ (vol.2) ~ 実戦投入編

M870

マルゼン CA870 ソードオフ
エアーコッキング

スペック
全長:555mm 重量:1300g
装弾数:40発
参考初速:89.2m/s(0.79J)
・シングルショット(単発発射)

当レビュー装着品/カスタマイズ
・G&P 22連ショートマガジン
・レシーバー塗装
レシーバーをインディ パーカーシールで塗装。ノーマルの荒いプラ地に比べて、やはり質感もリアルさも断然アップする。さらに、パーカーシールは乾燥後に布で磨くとツヤがでて金属感が増す。

CA870ソードオフ実戦投入!
さて、アウトドアのゲームにCA870を投入してみた。シチュエーションは篭城戦、電動フルオートの守り(2人、缶フラッグ、10分防衛)に対して、セミオート(4人)でアタックするルールで闘ってみた。

驚くべき戦闘力
私はCA870ソウドオフ一挺で、スタート後かなり早い段階で距離を詰めてアタックをかけるが、射程ギリギリのところから初弾で1名ヒット、続いて数発のショットで缶をヒットすることが出来たのには驚いた。何よりもクセの無い弾道が使い良い。電動M733でも同じようにやってみたが、使った弾数はCA870のほうが少なく、何度か22発のワンマガジンを使い切らずに終了した程である。守り側で使ってもよくヒットできて面白かった。ここまで攻撃力が高いと、電動ガンは不要ではないかと思ってしまう。ポンプアクションでいちいちコッキングする事も面白い。だが実際にはゲームルールとマッチしたと言うべきだろう。
ソウドオフはストックが無いが、両手で保持すればかなり安定するし、さらに遮蔽物(木など)で片手を固定すると狙いやすい。だがいずれにしてもフロントサイトのアドオン(後付け)は必須だ。

ホップアップ特性はマルイ0.2gBB弾でジャスト、飛距離がやや足りないかな、という気もするが(とはいえM733と同等)、パッキンに当たりがつくと若干距離は伸びてくるようだ。安定性は申し分ない。CAシリーズ初期のCQBストックのホップアップよりも性能が上がっているように感じた。(使用弾の違いの可能性もある)
そのうえ、相手との距離に合わせて仰角をつけて撃つことで飛距離をコントロールできる。もちろん電動ガンもそうだが、ある意味完璧なホップアップ設定がされている。また、DIYしたピーズ(RC用ボールジョイント)のフロントサイトが非常に見やすく、功を奏したといえる。サイティングして「ボール」が見える位置(短距離)と、ビーズサイト全体が見える位置(遠距離)で撃ち分けができるので、これは断然ついていたほうがいい。リヤは浅い溝を使うことになるが、視界が広く取れて見やすく、全く問題はなかった。

ハンドガンよりもパワーがあり(電動ガン並み)、頑丈・コンパクトでソース不要、しかも弾幕戦の中でこれ一挺でも勝てることが実証され、ますます気に入ってしまった。単発のため”ショットガン”とは趣が違うが、これはこれで優秀なエアーガンであり、ロングセラーとなっているのもうなずけるというものである。
このコッキングガンはなめてかかると痛い目にあうに違いない。