東京マルイ グロック17 カスタム (vol.2) 〜 ミリタリーテイスト!超・実戦向カスタム
東京マルイ グロック17 カスタム (フラットダークアース)
ブローバックガスガン
スペック
全長:186mm
重量:735g
銃身長:97mm
装弾数:25発
参考初速:70m/s (0.49J)
←東京マルイ グロック17 前回のレビュー記事 (vol.1)
東京マルイ グロック17 はスタンダード版を所有しているものの、趣向の異なるカスタムバージョンも気になっていたので、機会を得て入手してみた。
グロック17 納得の実戦向きカスタム と スタンダード との比較
■カスタムスライド
好みが分かれる点ではあるが、五穴のクーリングホールが設定されている。最初は、あまり好きではないと思ったが、そこから覗くバレルの粗々しさも、悪くない。
■マグウェル
後ろから六角ネジで留まっている。個人的にはあまり要らない気がするが、アクセントとして、また手元を見ずとも、多少雑にでもマグチェンジがしやすくなる点は納得できる。
■大型サムレスト&ビーバーテイル
このパーツの追加により実質、グリップが太くなった。最初はスタンダードG17に比べて握りにくくなった、あるいは全く別のハンドガンを握っている感触だと思ったが、しばらく触っていると慣れてきて、その意図が分かったような気がした。
より実戦的なグリップポジション
グロック17 カスタム では、スタンダード グロック17 よりも、スライド寄りの高い位置を握るポジションになっている。これは力点(スライドの動作によるリコイル)に対してグリップポイント(支点)を近づけることで、リコイルの抑え込みと、速射時の安定性に一役買うことになる。
定位置でのグリッピングが可能に
グリップが太くなったことに加え、サムレストがストッパーとして働くことで、サッと構える時でも、しっかりと深く握るクセが付けば、グリッピング位置は常に安定するはずである。これなら激しい戦闘時でも、確実な速射を放てるに違いない。
▼サムレストに親指をかけると連射時のリコイルの制御に役立ち、指をかけなくてもスタビライザー的な役割(定位置で握り続けられる)を果たす、なかなかのスグレモノである。
なお「ビーバーテイル」の効果は言うまでもなく、スライドと手の接触を防止する。もともとスライドの位置が低いグロックには、必須と言っても良いぐらいだろう。
▼グロック17 サードジェネレーション で標準の サムレスト(グリップの窪み)に親指を合わせた図。スタンダード GLOCK17では、基本この位置でのグリッピングとなる。このスタンダードポジションについても、細くて握りやすい、ハンドリングの自由度が高いといった側面があるため、決してカスタムに劣るというわけではない。
この グロック17 カスタム は、なめらかなグロックデザインを元にしながらも、ミリタリーテイストのゴツい、戦闘的な雰囲気を醸し出していて、スタンダードとは違う頼もしさがある。フラッグアタックや突入時にサッと構えれば、見た目にもカッコよく決まるに違いない。もちろん命中精度にも全く不安は無く、特にアウトドアのゲームでガンガン接近して攻めたい方にお勧めできるハンドガンだ。他のカラーとしても「フォリッジグリーン」が用意されていて、デザートもしくはACU/ウッド系などのミリタリー系装備に合わせやすくなっている。
ちなみに…このサムレスト、マグウェルはパーツ単品では結構な値段に設定されていることを付け加えておこう。サムレスト+ピン=2100+送320、マグウェル=2100+送120(六角穴ボルト2.6×6=53+送120)といった具合である。
ブレードテック・ホルスター
ご覧のとおり、ブレードテック・ホルスターには難なく収まり、何も問題はない。ただしブレードテックは、樹脂の弾性でトリガーガードを保持するタイプとなり、強固な保持ではないのでご注意いただきたい。さらに、マルイのスライド幅の問題で、すんなり収まるのはグロック21用となるが、トリガーガード部分の調整ネジをかなり締めても、固定の具合はやや緩めとなる。戦闘時に必ずサブウェポンとして持ち歩くなどの場合は、確実にロックされる「ブラックホークCQCホルスター」などをセレクトしたほうが良いだろう。
ちなみに私は、電動ガンメインの戦闘では、滅多にサブウェポンを持っていかないことと、ハンドガン戦で一時的に手を空けたいとき用のホルスターと割り切っているため、5.11ブレードテックを使用している。
ライラクス リコイルスプリングガイド&ハイスピードリコイルスプリングセット
リコイルスプリング、およびガイドは、ノーマルでも全く問題ないが、少し高級品(実売3000円程)を試してみることにした。
強化スプリング+テフロンコート・シャフト+スラストベアリング という仕様である。
バネレートがノーマルより20%増しとなっており、夏場のリコイルスピードアップ効果は期待できる。しかしこれは充分なガス圧が確保できる環境下での話であり、冬場ではスライドが完全に後退しきらないなどの副作用がある。冬はノーマルスプリングのほうが良いだろう。
最後に…やっぱり、スライドのつや消し黒色仕上げはどうにもいただけない。オイルなどが付くと途端に美しくなくなってしまう。いずれ、何かしらのカラーリングフィニッシュをしておきたいと思う。
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