KSC H&K USPコンパクト (vol.3) ~ システム7 ホップアップ改良版
スペック
全長:173mm
重量:710g
装弾数:22+1発
参考初速:74.6m/s – 0.2g (0.56J)
2011年8月31日発売
・改良型 可変ホップアップシステム搭載
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決定的進化!当たるコンパクトオートになった USPコンパクト
KSC USPコンパクトは比較的、定期的に再販されているが、2011年8月の再販では、ついにホップアップメカに改良が加えられた。これまでのようなスチールボールを使ったホップシステムを廃し、スプリングで柔軟性を与え、さらにBB弾との接触部分を「逆V字型」にして安定性を図ったのである。
早速射撃テストを行ってみたが、15〜20mでヘッドショットを狙っていける狙撃精度がついに実現したようだ。これは今までに無い安定性で、マルイのハンドガンとも遜色がなくなった。CQBにおいてはより一層、ジャックバウアーばりに(?)この一挺で戦えそうな気がする。
あとは、他の銃と比べてサイティングにクセがあり、普通に狙うと下方に着弾する。ちゃんと狙うと、ダミーのファイアリングピンのあたりに着弾するので、ある程度慣れが必要かもしれない。
あと残す改良ポイントは、スライドストップノッチの強化ぐらいではないだろうか。とりあえず現状では、ホールドオープン状態から、スライトストップを下げてリロードせず、装填したらスライドを少し引いて解除させる方法を守れば、磨耗は防げると思われる。
ブローバックの動作に関しては、夏場はもちろん激しく作動し、発射音が大きいのがシステム7の特徴である。また、スライドアッセンブリーが軽量なため、ある程度気温が下がってもスタミナを維持できるのがUSPコンパクトの利点であろう。
迫力の撃ち味に加え、正確な射撃精度を手に入れたUSPコンパクト、一度手にしてみてはいかがだろうか?