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WE AK74UN クリンコフ GBB (vol.2) ~ テスト射撃と検証

2012/6/09 By: maxi カテゴリー: ライフル


WE AK74UN クリンコフ GBB
WE AK74UN (AKS74U クリンコフ)
ガスブローバック

スペック
全長:730mm (ストック折り畳み時 500mm)
重量:3500g
装弾数:50発
参考初速:92.8m/s – 0.2g (0.86J/HFC134a/6月計測)
フルオート回転数:リコイルが強くX3200で計測不能
・可変ホップアップ
・フル / セミオート切替

装備・変更パーツ
* HOT AK74UN 木製ハンドガード
* WE AK74 ショートストローク バッファー
* 標準マグウェル 取り外し

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WE AK74UN GBB 射撃テスト
早速、AK74UN GBB の射撃テストを、30mレンジ (千葉北フィールド シューティングレンジ S-1)で行ってみた。当然のことながら、気温があればしっかり作動してくれるし、命中精度も思ったより安定している。30mでヒットを取っていけそうな精度だ。さすがにフルオートのスタミナ性は、若干厳しめに感じたが、バースト射撃なら使えるだろう。しかし、射撃を繰り返していくうちに、だんだん調子が悪くなっていった。何というか、ブローバックの動作が不安定で、完全後退することもあれば、後退しきらない状況が発生。その場では原因が分からなかったので、持ち帰って中身をチェックしてみた。

メカ的な問題があるのか確かめるために、今回はマガジンとブローバックエンジン部分を分解。
まずマガジンのガスを抜いて、注入バルブを分解したが、ガスを抜く時点で、やけに大量のガスが入っていたことに気づいた。注入バルブは純正の中華仕様で、ガス抜き機能がオミットされているので、注入時に音がせず、どれだけ入っているのかさっぱり分からない。どうやら今回はガスを入れすぎて、充分に気化室が確保されていなかったようだ。・・・というわけで、動作不具合の原因は、ガスの入れすぎという初歩的な間違いであった。
参考までに、東京マルイのガスブローバックは、バルブからマガジンタンクの中心あたりまで、チューブが延びており、半分入れると(気化室を確保した上で)満タンの合図として生ガスが吹き出るような仕様になっている。WEのマガジンは本当の満タンまで入りかねない構造なので、このまま使うなら、例えば注入は5~10秒で止めるとか、撃ってガスを使いきるまで追加注入しない等を心がけたほうが良いかもしれない。または、東京マルイと同じ仕様の注入バルブが販売されているので、そちらに替えてしまうのも良い。

それ以外に原因は無いか、念のためブローバックエンジンを分解して探ってみた。こんなとき、AKのシンプルな構造は重宝する。エンジン部分は、こちらもまた簡単で、ピン2本だけで分解できた。今回は同時に、東京マルイ シグP226レイル のエンジンも分解していったが、P226Rでは細かいネジが使われている。内部を比較してみると、発射とブローバックの切替バルブは、それぞれ全く同じ形状で、ちょっと疑ったバルブスプリングのサイズ・仕様もP226R (あるいは東京マルイのガスブローバックハンドガン全般)とほぼ同じとみて良さそうだ。試しにP226Rのスプリングを AK74UN に入れてみたが、動作性など、特に何も変わった様子は無かった。つまり、エンジン仕様上の問題は無いということになろう。当初、バルブの切替タイミングを調整できる NPAS の導入も考えたが、ノーマルでも発射パワーとブローバックのバランスはそれほど悪くない気がするので、このまましばらく様子を見ようかと思う。

WE AK74UN ブローバックエンジン 分解

その他 AK74UN では大型のボルトも動作に影響する部分である。ダイキャスト製で、ガスピストンまでリアルに再現しており、総重量は287gとなっている。しかしスチールレール間で動くこともあり、オイルが切れても摩擦抵抗はあまり無さそうだ。この重さは、ネックといえばネックだが、同時にハードな撃ち応えも実現している。しかし、もし軽量なボルトが発売されるようなら、試してみたくもある。
現状、ゲーム実戦においては、セミオート中心の運用が良さそうだが、それは来月試すつもりなので、またレポートしたい。フルオート射撃を中心に楽しむなら、やはり イングラム MAC11ミニUZI, MP7A1 などのサブマシンガン系に分があるのだろうと思う。

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WE AK74UN クリンコフ GBB (vol.2) ~ テスト射撃と検証 へのコメント:0件


  1. maxi さんのコメント:

    上記確認のあと、再度、射撃テストを行いましたが、エンジンはすこぶる調子が良く、マガジンの温度次第といえます。ウォーマーで温めて少し熱いぐらいが快調でしたが、それでもフルオートでは、ショートストロークであっても30~40発が良いところでした。リコイルを重視したボルトの重さ、リコイルスプリングの強さによる、燃費の悪さは否めないと思います。日本仕様でフルオート作動優先にカスタマイズするには、ボルトの軽量化、リコイルSPや各SPのレート見直しなど、トータルバランスの見直しが必要になるでしょう。
    あとは、どうしてもWE純正マガジンバルブの注入効率が悪い(時間がかかる)ため、WE製の日本仕様注入バルブに交換(実売400円程度)。但しパイプが延びているわけではないので、注入を続けると満タンまでいってしまいますが、バルブからガスが抜けながら入るため、注入効率はアップします。
    また、RA-TECHのホップアップラバー(ブルー)も購入(実売800円程度)。ノーマルは柔らかすぎて不安定になるのに対し、RA-TECHは多少硬めで、ホップの効きが良くなるらしいです。

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