WA M4A1 CQB-R (vol.5) ~強ホップ改善?ホップアップ機構の大きな勘違い
WA コルト M4A1 CQB-R
ブローバック ガスライフル
スペック
全長:660mm – 742mm
重量:2650g
装弾数:50発
参考初速:83m/s(0.69J)
←WA M4A1 CQBR 前回のレビュー記事 (vol.4)
初回のゲーム投入で強烈なホップアップにやや失望し、なんとか改修したいと考えていたが、ついにチャンバー周りの分解をおこなった。バレルの分解には、専用工具が必要となっている。バラしてみると、造りは非常にシンプルで、思ったより簡単だったので、気になった部分をメモしておきたい。
バレル周辺の分解方法
1. フラッシュハイダーを外す
2. フロントサイトのピン2本を外す >凹ポンチを当ててハンマーで叩く
3. フロントサイトを前方に引き抜く
4. バレルナットを外す >専用工具は特に不要で、ラジオペンチやプライヤーでゆっくりまわせば外れる
5. アウターバレルを「数センチ程度」前方に引き抜く
6. インナーバレルセットをレシーバーから引き抜く>ホップ加圧スプリングを紛失しないよう、上方を覆って引き出す …以上
インナーバレルはアウターの前方から着脱
└前部のガタ防止Oリングはアウターの後ろからは通らない。力ずくで通すとOリングが切れてしまう
└外すときは後方のホップシステムをすべて分解して外した後、前方に引き抜く
└アウターは3ピース構造だが簡単には分解できないようなので、この手法がラク
ホップアップ関連メモ
▼ガバメントと全く同じパッキンだった
└ただしガバとホップ圧のかけ方が全く違い、「逃げ」もある。
テンショナーを二又にして、V字ホップを「目指して」いるようだが、役に立っているかどうかは不明。パッキンに厚みがあるため、うまくV字加圧にはなっていないのではないかという想像。ためしにガバと同じようにヤスリで溝を入れて、少し薄くしてみた。
ホップの強さはテンショナーのスプリング圧がすべてだった
私はここで、大きな勘違いをしていたことに気づいた。M4のホップ調整ネジは説明書によると、「銃口が上の状態で右に回すと強くなる」が、ダイヤルの見た目と感触では、マルイのそれと逆なのである。私は感触と思い込みで「逆方向」に調整していた。
つまりダイヤルを回して抵抗感が増すほうが、ホップが強くなっていると思い込んでいたのである。
それは間違いだった。デフォルトではスプリングで上から直接、最大ホップ圧がかかっており、それをシーソーで上に押し上げて(スプリングを縮めて)ホップを弱めるという構造になっていたのだ。
また、ダイヤルの印がまた紛らわしい。下記のようなミゾが彫ってあり、なぜか分からないが「長い」ほうが「ホップが弱い」のである。
強い←/→弱い
検証&チューニング?結果
まだ弾道テストは出来ていないが、説明書どおりのホップ調整で最弱時に抜弾抵抗が相応に低いことを確認した。おそらく0.2gでも問題なさそうなレベルだ。しかし今回おこなったのはガバと同じパッキンの溝堀り加工だけであり、ノーマルと殆ど変わらない。どちらかというと勘違いを正すことで自分をチューニングしたとでも言っておこう。
▼ベストポジション?
ホップダイヤルを写真の位置で河原でテストしてみたところ、マルイ0.2g弾を使用して上に浮くことなくフラットに飛ぶことが確認できた。
説明書に、最弱の状態からダイヤルを4目盛戻したところがベスト、というように書いてあるが、ほぼその位置でOKだったということになる。いやはや思い込みは恐ろしいものである。
ベストポジションが出たところで、次回再度、実戦投入と行きたい!
インドアのガスブロ+コッキングガン戦で、スコープを利用した遠距離狙撃に使ってみたいと思う。しかしこのシステムは、ホップアップを弱めるほどスプリングが圧縮されて固くなり、柔軟性を失ってしまうため、0.2g-適正ホップでは望むような精度が求められないかもしれない。
繊細なホップシステムに注意
自己チューニングにより、何とか満足のいく調整が出来たと思ったら、それでは終われなかった。翌日、そのままの状態で再び撃ってみると、また弾ポロ状態になったのである…。チャンバーにBB弾が1発残っていて一晩でパッキンが緩んでしまったのか、原因は特定しきれていない。
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