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リポバッテリー ET1 シリーズ が 2010年6月に登場!驚きの瞬発力 (vol.2)

2010/5/19 By: maxi カテゴリー: パワーソース


ET1 リポバッテリー

←前回のレビュー記事 リポバッテリー の新ブランド「ET1」が始動!(vol.1)

電動ガンの革命児 「リチウムポリマー電池」の時代が到来!
リポバッテリー は、巷の評判では発火や破裂が怖い、あるいは危険だという事が、情報としてどうにも先行してしまい、手を出しかねている方も多いのではないだろうか。しかし、試してみたら恐るに足りないどころか、素晴らしいサバゲーライフが待っている。電動ガンのパワーソースは、今まで「容量が少ない」「回転が遅い」など、非常に長い間、悩まされてきたが リポバッテリー (リチウムポリマー、Lipo)こそが、電動ガンの特性にマッチした、最適なパワーソースだと思われる。

セミオートが、本当にセミオートになる!爽快な撃ち味
電動ガンはその構造上、初弾の発射前にピストンをコッキングする必要があり、特有のタイムラグがある。「ウィ」→「パン!」という発射音の、「ウィ」がその工程であり、 リポバッテリー には、その工程を瞬時に終わらせるパワーがある。 リポバッテリー は、同等のサイズのニッカドやニッケル水素に比べて、立ち上がりの出力に優れており、モーターの起動が早くなるためにキレが良く、スパッスパッとトリガーワークに追従してくれる。

FET実装やケーブルの入れ替えは不要
チューニングに合わせて、FET実装やケーブル交換をされる方も多いと思うが、 リポバッテリー は、搭載するだけで、それらのチューンを上回る効果が体感できる。マルイのノーマル電動ガンに使う限りは、若干サイクルも上がることを確認している。パワーのイメージとしては、ニッカドのラージバッテリーと同等か、それより少し上といったところであろう。しかし何よりも、ニッカドより優れている点は、同容量なのにサイズが1/2以下で、重さも1/3以下と軽量、放電も不要で、専用充電器を使用する限りは、扱いがラクなことである。

et1 商品ラインナップ カタログ

私も、さまざまな電動ガンに搭載して試しているが、今のところ耐久性の問題はまったく見受けられない。ただし中華電動ガンに使用する際は注意したほうが良いかもしれない。メカ・モーター・スイッチ・ケーブルの品質に問題がある機種は、チューニングする必要がある。

これまでリポを試した機種
次世代: M4SOCOM、SOPMOD
次世代: AKシリーズ AKS74U、AK102、AK74MN
スタンダード: M14、G36C、AK47、M733、UZI
コンパクト: MAC10、Vz61スコーピオン、MP7A1
電動ハンドガン: グロック18C、M93R、USP
追記:マルイSCAR、G&G F2000、ARES G36C、JLS F2000(チューン済み)

上記は現在に至るまで全てノントラブルである。

リポバッテリー のこれまでの問題点
今までの リポバッテリー の問題は、バッテリーそのものではなく、提供する側、あるいは使用環境の問題であったといえる。

[リポの不安] リポバッテリー はすべてラジコン用で、使用環境が異なっていた。また国内で電動ガン向けとしてしっかりサポートしてくれるメーカーや会社は無かった。

[リポの事故] 全バッテリーに対応したマルチチャージャーというものが存在するが、充電時の「誤設定」で事故が起きてしまうという、致命的な問題があった。

[リポの知識] 専用の充電器もほとんど無く、電動ガンという目線で見るには特別な知識が必要だった。

ET-1 が解決する リポバッテリー の「サポート体制」
・バランスコネクターから充電できる、リポ専用の充電器を同時発売。誤設定を100%回避。
・サイズ、容量、出力、コネクターなど、電動ガンにマッチしたリポバッテリーを開発。
・高品質のリポバッテリーを使用し、PL保険などのサポート体制も構築。

リポバッテリー で注意すること
ET1 の登場により リポバッテリー への敷居は下がっていくと思われるが、 リポバッテリー と正しく付き合うには、下記の2点が鉄則である。

リポの鉄則1:過充電をしない
* 極力、マルチチャージャーではなく、専用の充電器を使う。
→充電時の事故の多くは、マルチチャージャーの誤設定と、出力コネクターからの充電によるものである。リポバッテリーなのに、ニッケル水素(MIMH)設定で充電してしまったり、2セル(7.4V)なのに3セル(11.1V)設定で充電してしまったりと、マルチチャージャーは多機能で便利な反面、ヒューマンエラーが致命的だった。

ET1ではこういったことが無いよう、「バランスコネクター」から充電する方式を採用。バランスコネクターは、7.4Vなら3ピン、11.1Vなら4ピンと決まっているため、間違いようが無い。そして自動的に1セルごとに電圧を計測しながらの充電となるため、もはや「携帯電話の充電感覚」に近い便利さと安全性が実現される。

リポの鉄則2: 過放電をしない
* 使用中に電動ガンの発射回転数が落ちたら、使用を中止する。
→ ゲームで リポバッテリー を使っていくと、明らかに回転数が落ちる、あるいは停止する瞬間がある。必ず、そこで使用をやめ、再充電すること。そのまま使い続けると、バッテリーが膨張してしまい、大きく寿命を縮める。

* フェイルセーフを過信してはいけない
→フェイルセーフの回路そのものが電流を食うため、接続したまま放置しておくと過放電になってやはり膨張し、寿命を縮めてしまう。

なお、どのバッテリーにも共通する注意点は必ず守らなければならない。
・ショートさせない
・火の中に投げ込んだりしない
・潰したり、分解しない

リポ導入後のエアガン(サバゲー)ライフの変化
・前日に充電する必要が無くなった(→現地かクルマの中で充電しても間に合う)
・放電の必要が無くなった
・放っておいても、バッテリーがいつの間にか死んでることが無くなった(→NIMHの悪夢)
・冬でもOK (→NIMHよサヨウナラ)

ということで、私の長年のホビーライフの中でも、扱いが最もラクなバッテリーだと感じている。こうなると、ズホラさに拍車がかかるが、それで良いということになるのだ。ニッケル水素の時は、頑張って管理していたが、それにも関わらず、何本も何本も亡くなったものであった。

リポバッテリー の幸せな使用サイクル
管理がラクラクで、サバゲーライフが変革する。そんな リポバッテリー の利用サイクルを紹介しておきたい。

リポの何が良いのか?
その1: メモリー効果ナシで、放電が不要。
その2: ゲーム当日に継ぎ足しで高速充電!冬でも安定したパワーを供給。
その3: 小型軽量でかさばらない!

【1】サバゲー当日朝: フィールドで充電。継ぎ足しで15~30分程度

【2】サバゲー終了後: 電動ガンから外して、そのまま放置…

2週間〜1ヶ月経過

【3】次のサバゲー当日朝:フィールドで充電。15~30分程度

※サバゲー中: 数千発撃って回転が低下した時 →休憩時にフィールドで継ぎ足し充電

もちろん使い方によるが、月1〜2回のペースでゲームをしているなら、家では充電も放電もほとんどする必要がない。前回のゲームでカラになっていなければそのまま保管し、次のゲームのフィールドで15〜30分程度充電するだけで良い。(多少残っている1400mAhを2Aで充電の場合。) また、使っていてパワーダウンしたらすぐに使用をやめて、継ぎ足し充電をしてやれば、あっという間に元のパワーに戻る。これまで主流だったニッケル水素は、ある日突然セルが死んでしまうものがあったりして、私も随分泣かされてきたが、リポのおかげでサバゲーライフは変革した。今は生き残りのニッケル水素とニッカド各1本を除いて、他は全てリポに移行ずみである。

ちなみにマルイ UZI に リポ7.4V-1200mAh を使用した際は、4000発ぐらいで回転数が低下し、継ぎ足し充電でゲームに再投入した。フルオートの元気さも魅力的だが、バースト射撃時の鋭いレスポンスが何より気持ち良い。
レスポンスが速いと、撃つときのブレも減って射撃が正確になり、もれなく戦闘力もアップする。

→次のレビュー記事 あなたの電動ガンに「喝」が入る!ET1リポバッテリー&充電器が出荷開始(vol.3)

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