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KSC H&K HK33A2 (vol.1) ~ 存続を期待したい絶品の電動ガン

2007/2/11 By: maxi カテゴリー: ライフル


KSC H&K HK33A2 電動ガン
KSC H&K HK33A2
2ウェイ エアーコッキングシステム 電動ガン

スペック
全長:860mm
重量:3150g(バイポッド無/バッテリー含)
装弾数:75発
参考初速:82.8m/s – 0.2g (0.69J)
・バイポッド付属
・固定ストック仕様

存続を期待したい絶品の電動ガンシリーズ
KSC HK33は2005年に発売されてしばらく経つが、バリエーション展開を待っていてもどうやら動きが見られないので、中古品を手にしてみることにした。このKSCの電動エアーガンは現在オプションやバリエーション展開が停止してしまっているが、他に存在しない新方式の電動システムを採用しており、価値のある一挺となっている。

KSC H&K HK33A2

さすがはKSC製の外観!
電動長物といえば、ほとんどマルイ製しか手にしたことはなく、常々その80点主義の外観が寂しいと思っていたが、HK33は違う。ミシリとも言わない剛性感や各部の作り良さは、目の肥えたユーザーにも納得の仕上げと言える。

電動ガンなのに撃っていてとにかく楽しい!
ご存知のとおり、ピストンをシアで開放するシステムであるため、トリガータッチは電気スイッチのグニャっとしたものではなく、他のエアーコッキングライフルと同等のパキッとした感触だ。電源スイッチを切って、手動コッキングでの射撃も可能で、その際は静粛なスナイパーライフルとして活きる。電動で撃ったときもセミオートの切れやフルオートの作動音はマルイのそれを凌駕しており、何といってもリアルな感触が楽しい。

KSC H&K HK33A2

そして、「パン!→ウィ」という流れの動作音は、何となくブローパックガンのサウンドに似ているというか、リアルな動作感を得ているので、何は無くともただ楽しくて撃ちたくなってしまう面白さがある。
他の情報によれば「壊れやすい」とか「パワーが足りない」ようなことを見受けたが、ちゃんと正しい扱いをすれば問題はないような気もする。
前者については、必ず先にコッキングしてからスイッチを入れるという流れを忘れなければ問題はなさそうだが、ギヤのタイミングがややシビアで、ギア欠けなどを起こしやすいのも確かなようなので、無理なセミオート速射などは避けたほうがよいかもしれない。
後者は素質としては初速約78.5~89m/s(0.62~0.79J)と標準的なパワーであり、その後のメンテに左右されると思われる。終了時に電源オフ→1発発射を行いスプリングを開放、さらにシリコンオイルによるシリンダーのメンテを怠らなければ、そのパワーは維持できるのではないだろうか。あとは問題が起こるとしたらパッキンの気密性だと言われている。
KSC電動ガンはマルイ電動から見れば、あらかじめチューンナップされたような状態であり、ほぼメンテ不要のマルイに対し、KSCはマメなメンテが必須となる。ここをうまく扱えるかどうかが性能維持のカギにもなるだろう。

HK33は本体価格が高いと感じるかもしれないが、メタル製のボディや剛性感、作りの良さをみると、マルイ電動で同等のことをするより断然安い。シアシステム、ベアリング、焼結硬化メタルパーツ、メタルレシーバーなど、レベルの高いパーツが奢られている。もし、このシステムを搭載したM14やAK47、M4などが出れば、ベテラン向け電動ガンとして相当人気も高まると思うが、KSCはやってくれないのだろうか?リコイルや音よりも、トリガーとシアの感覚が大事だと思うのである。

▼HK33の全シリーズのフロント部分は、アウターバレル→エクステンション→ハイダーの順で正ネジで組まれているので、エクステンションを外してハイダーを付けると更に短くできる。
KSC H&K HK33A2

ゲームでの使い方(予定)
実戦投入は次回ゲームからとなるが、現状のテスト段階では8.4Vニッケル水素バッテリー(AK)で、レスポンス・容量ともに全く問題なし、フルオートの回転数もかなり高めだ。メカ部にベアリングが入っているせいか、実にスムースな回転音を聞かせてくれる。フルオート時はマルイと同じサウンドかと思いきや異なり、何か実銃ぽい音を奏でる。やはりプロセスの違いは大きいようだ。

なお冒頭の写真のとおり、マルイのMP5/G3用ローマウントベース&ドットサイトが難なく取り付けできる。取り回しも含め、ほとんどMP5A4感覚で扱うことができるので、室内戦でも使えそうだ。装弾数は実質75発(マガジンには80発)で、多弾マガジンがないためバトルでは予備マガジンが必須となる。そして、好感触なセミオートを多用した動きになるだろうと予測している(フルオートも自然なリコイルが発生してかなり面白いが)。また有効射程・安定性 等々も試してみないとわからないので、次回レポートを待っていただきたい。


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