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KSC USP45 (05HK)

2006/7/08 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC USP45 (05HK)
KSC USP45
05ハードキック モデル

スペック
全長:201mm
重量:825g
装弾数:25+1
参考初速:75m/s(0.563J)
・ABSスライド
・可変ホップアップ

現代を代表する拳銃
H&K USP(Universal Self-loading Pistol)は1993年に登場した拳銃であり、オーソドックスながらもそのシステムにはさまざまな技術や工夫が投入され、コルトガバメントと同じ操作性をもっているところなども高く評価された。その結果、様々なバリエーションが展開され、軍や法的執行機関に多く使用されている。最初は9mmと.40仕様だったが、1995年に.45口径が追加された。USPは現代を代表するピストルと言っても良いだろう。

USPは、エアガンにおいても人気機種であり、各社から個性的なモデルが発売されている。中でもシャープな造形と、確実なブローバック動作で人気を誇るのがKSC USPシリーズだ。トイガンとしては唯一45口径モデルを再現し、大型スライドにも関わらず機敏な動作をみせる。ハンマー周辺システム(※)は焼結金属でかためられ、実銃のダブルコイル・バッファーシステム、保管時のロックキーシステムまでも再現するなど、内容も非常に凝ったものとなっている。(※焼結成形金属部品 ハンマー、シアー、シアーコンプリート、インパクトバー、ロックプレート)

圧倒的なリアリティーと高い信頼性
KSC USP45 ガスブローバックをまず手にとって思ったのは、スライドの仕上がりが美しい点だ。エッジがきいて安っぽさのない、高級感漂う表面仕上げは、傷をつけたくないと思わせる出来で、KSCお得意の加工技術によるものだ。そして程よい重量があり、操作感もしっかりしている。中身もリアリティーにこだわって作られており、非常に好感がもてるトイガンである。

KSC USP.45 (05HK)
※スライドはキズ防止のため、マットブラックで塗装済み

さて、これまでKSC製品の常として言われていたのが、動作部のタイトな設計である。経験上、開封したてのKSCのエアガンは、動作が渋めということが多かったが、USP45については何のことはない、箱だしでもスムースに動いてくれた。個体差はあるかもしれないが、買って即ゲーム投入をしても問題なさそうである。

リアルさの追求ゆえの弱点
KSC USP45(ハードキック05)の欠点をあげるとすると、「フォロアーのないリアルなマガジン」である。見た目のリアルさは最高だが、ゲームで撃って、使って何ぼと思う私にとっては、不利になる要因と考えてしまう。ダブルカラムで、リップが大きく開いているため、手で込めるのが難しく、BBローダーが必須になる。専用ツールを使わないと追加・全弾装填ができないというのは、少々面倒な点である。

ブローバックの反動は及第点
撃ち応え感としては、ウエスタンアームズ製品のブローバック・キックスピードには及ばないが、いい線をいっている。ある程度、マガジン温度さえ確保すれば、ABS製とはいえ大型で重めのスライドゆえに、手ごたえのあるブローバックが楽しめる。パンチも充分にあり、発射サウンドも良いので、オンシーズンでは相当楽しい一挺となるだろう。WAを100点とすると90点以上の合格点をつけても良いのではないだろうか。
また、KSC USPコンパクトと比較してみると、.45はどうしてもスライドが大きいためブローバックの動きがやや遅い印象はある。しかし夏場など条件のいいときは、動作スピードに不満はなく、手ごたえもこちらのほうが強くて楽しい。USPコンパクトは9mmなりのシャープな味付けであり、.45の力強い雰囲気を楽しみたいならこちらの選択がお勧めである。なお、実射性能はUSP45のほうが若干安定性がある。
弾道はなかなか素直で、ハンドガンとしての命中精度は充分であり、ゲームでの操作性・信頼性もトップクラスといえる。

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