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KSC USP45 System7 (vol.3) 〜弾ける!ブローバック

2008/10/07 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC USP45 System7 レビュー
KSC USP45
ブローバックガスガン
システム7

スペック
全長:201mm
重量:825g
装弾数:25発
参考初速:82m/s – 0.2g (0.67J)
・ABSスライド
・可変ホップアップ

← KSC USP45 前回のレビュー記事 (vol.2)

近代的なポリマーフレーム+ガバメントライクな操作性
10月..ずいぶんと気温も下がり、肌寒さを感じるようになった。言うまでも無くガスガンの元気は下がる一方で、残念な季節ではある。さてそんな中で、USPコンパクトに続いてリプレイスしてしまったUSP45のレビューをしておきたい。USPはガバメントに近い操作性を与えられており、ガバ好みな私としても非常に使いやすい近代的なハンドガンに思う。
さて、システム7 においては前回、USPコンパクトのレビューで、旧バージョンに比べて「さほど撃ち味が変わりない」とインプレを残していた。事実、今撃ってもその印象は変わっていない。そのため、期待せずにこのUSP45を撃ってみたのだが、同じシステム7でも何故かこれはキックが違った!

題目のとおりまさに一瞬で弾けるようにブローバックし、タイムラグを感じさせず、一瞬で動作が完了する。USP45特有のリコイルスプリング共振の余韻のほうが長くて気になるほどで、その鋭さは感動的であり、素晴らしく気持ち良い撃ち味と言える。おそらくUSPコンパクトと違った理由は、リコイルスプリングが二重構造になっており、跳ね返しのバッファが効いているせいではないかと思われる。
KSC G19あたりも似たような鋭さはあったが、USPはそのサイズ(45ACP)のガンとしては異例なブローバックスピードであり、「全体の質感」と「鋭さ」「サウンド」でマルイハンドガンの上をいっている。WAとも撃ち味は異なるが、発射音はKSCのほうが低く調律がとれており、私は好みである。(WAはブローバック動作音よりも、発射音が甲高い)
ホップアップ機構も、USP45ではマルイハンドガンの約8〜9割程度の性能(つまり比較的遠距離でも、安定した弾道を描ける)を発揮しており、ゲームでの有用性も高い。また冬にも強い大型のダブルカラムマガジンと、高品質でタフなメカで構成されており、満足度は非常に高い。

ちなみに、現在の20度程度の気温ではマガジンにガス注入後、そのまま使用するのは不十分である。そこで手で暖めてみるのだが、2〜3分も暖めるとマガジン全体に熱が行きわたって暖かくなる。KSCブローバックハンドガンのマガジンは質感のよさもさることながら、何となく熱伝導性が良い気がする。亜鉛合金の密度なども関係があるのだろうか。

なお「各パーツのすり合わせや動作感」は箱出しでは必ずしもよろしくは無いため、一度フィールドストリッピングしてオイルをさし直すと良い。何かを磨くとか削るなど、余計なことは全く不要である。全ての動作部にオイルをさしつつ何度か動かしていれば、概ねスムースになるはずである。また、インナーバレルの内部もまず最初にクリーニングしたほうが良いだろう。
その他、まれにマガジンのリップ部分にバリがあり、BB弾の通りが良くないものがあるので、その場合はヤスリで軽く削るなどしておいたほうが良い。

さて・・・コレを撃ったことでテンションが上がってきてしまったので、明日にでも飛び込みでインドアゲームに参加したいところだ。
KSC USP45 System7

▼同じ45口径モデルの、SOCOM Mk23 (東京マルイ)と並べてみる。USP45も迫力では決して負けていないし、撃った感触が双璧をなすのが面白い。
KSC USP45 System7

インドア戦投入インプレ
USP45 システム7を、早速インドア戦に投入。結論から言って、マルイのハンドガンとほぼ同等の、充分な戦力をもっており、戦い方如何で十分ヒットが取れるものである。
20〜30mの遠距離集弾性ではマルイハンドガンに一歩譲るが、ハンドガンの有効射程範囲である10〜15m程度ではほぼ狙ったところに当たり、インドア戦においては全く不満はなかった。
むしろ、非常にキレの良いトリガー&ブローバックアクション、発射サウンドの心地よさのおかげで、撃つことそのものや、戦闘がとても楽しかった。撃ち味や発射音に関しては、マルイのHICAPA4.3 や GLOCK17 等よりも迫力があって楽しい。これはUSPファンならずとも是非一度、撃って楽しんでいただきたいモデルである。
ちなみに、インドアで20〜30m先の敵をハンドガンで当てようとしても、大概ムダ弾が増えるだけなので、そんなときは戦術を見直すべきではないかと思う。より攻撃的に、接近して戦ったほうが、スリリングで面白い展開が楽しめるに違いない。

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KSC USP45 05HK (vol.2) ~ ブラックスチール塗装

2006/7/31 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC H&K USP.45 ブラックスチール塗装
KSC USP45
05ハードキック モデル

スペック
全長:201mm
重量:825g
装弾数:25発
参考初速:75m/s(0.563J)
・ABSスライド
・可変ホップアップ

← KSC USP45 前回のレビュー記事 (vol.1)

外観上で唯一の不満点
全般的に好印象のKSC USP45だったが、じっくり見ていくと、つや消しブラックのスライドが中途半端に塗装されたような色合いだった。何というか塗装が薄い感じで、均一ではない。そこで、質感向上のために、キャロムショットのブラックスチールで塗装してみた。塗装の際はスライドを分解するか、マスキングする必要があるが、ブラックスチールは多少雑に塗っても液だれせず、色ムラも出ず均一に塗れるのでお勧めできる。そして若干グレーっぽい色合いになる。
実銃も、ポリマーフレームとスチールスライドの色は異なるはずで、よりリアルな雰囲気が出たような気がする。

KSC H&K USP.45 ブラックスチール塗装

▼迫力のマズル側ショット
KSC H&K USP.45 ブラックスチール塗装

KSC USP45は、リコイルスプリングガイドにステンレスパーツが奢られ、強度も高く見た目も引き締まっている。純正レベルでここまでやってくれるメーカーは他に無いのではないだろうか?質感の高いエアガンをお求めなら、是非お勧めしたい。

→KSC USP45 システム7 次のレビュー記事 (vol.2)

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KSC USP45 (05HK)

2006/7/08 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC USP45 (05HK)
KSC USP45
05ハードキック モデル

スペック
全長:201mm
重量:825g
装弾数:25+1
参考初速:75m/s(0.563J)
・ABSスライド
・可変ホップアップ

現代を代表する拳銃
H&K USP(Universal Self-loading Pistol)は1993年に登場した拳銃であり、オーソドックスながらもそのシステムにはさまざまな技術や工夫が投入され、コルトガバメントと同じ操作性をもっているところなども高く評価された。その結果、様々なバリエーションが展開され、軍や法的執行機関に多く使用されている。最初は9mmと.40仕様だったが、1995年に.45口径が追加された。USPは現代を代表するピストルと言っても良いだろう。

USPは、エアガンにおいても人気機種であり、各社から個性的なモデルが発売されている。中でもシャープな造形と、確実なブローバック動作で人気を誇るのがKSC USPシリーズだ。トイガンとしては唯一45口径モデルを再現し、大型スライドにも関わらず機敏な動作をみせる。ハンマー周辺システム(※)は焼結金属でかためられ、実銃のダブルコイル・バッファーシステム、保管時のロックキーシステムまでも再現するなど、内容も非常に凝ったものとなっている。(※焼結成形金属部品 ハンマー、シアー、シアーコンプリート、インパクトバー、ロックプレート)

圧倒的なリアリティーと高い信頼性
KSC USP45 ガスブローバックをまず手にとって思ったのは、スライドの仕上がりが美しい点だ。エッジがきいて安っぽさのない、高級感漂う表面仕上げは、傷をつけたくないと思わせる出来で、KSCお得意の加工技術によるものだ。そして程よい重量があり、操作感もしっかりしている。中身もリアリティーにこだわって作られており、非常に好感がもてるトイガンである。

KSC USP.45 (05HK)
※スライドはキズ防止のため、マットブラックで塗装済み

さて、これまでKSC製品の常として言われていたのが、動作部のタイトな設計である。経験上、開封したてのKSCのエアガンは、動作が渋めということが多かったが、USP45については何のことはない、箱だしでもスムースに動いてくれた。個体差はあるかもしれないが、買って即ゲーム投入をしても問題なさそうである。

リアルさの追求ゆえの弱点
KSC USP45(ハードキック05)の欠点をあげるとすると、「フォロアーのないリアルなマガジン」である。見た目のリアルさは最高だが、ゲームで撃って、使って何ぼと思う私にとっては、不利になる要因と考えてしまう。ダブルカラムで、リップが大きく開いているため、手で込めるのが難しく、BBローダーが必須になる。専用ツールを使わないと追加・全弾装填ができないというのは、少々面倒な点である。

ブローバックの反動は及第点
撃ち応え感としては、ウエスタンアームズ製品のブローバック・キックスピードには及ばないが、いい線をいっている。ある程度、マガジン温度さえ確保すれば、ABS製とはいえ大型で重めのスライドゆえに、手ごたえのあるブローバックが楽しめる。パンチも充分にあり、発射サウンドも良いので、オンシーズンでは相当楽しい一挺となるだろう。WAを100点とすると90点以上の合格点をつけても良いのではないだろうか。
また、KSC USPコンパクトと比較してみると、.45はどうしてもスライドが大きいためブローバックの動きがやや遅い印象はある。しかし夏場など条件のいいときは、動作スピードに不満はなく、手ごたえもこちらのほうが強くて楽しい。USPコンパクトは9mmなりのシャープな味付けであり、.45の力強い雰囲気を楽しみたいならこちらの選択がお勧めである。なお、実射性能はUSP45のほうが若干安定性がある。
弾道はなかなか素直で、ハンドガンとしての命中精度は充分であり、ゲームでの操作性・信頼性もトップクラスといえる。

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