リボルバー の記事一覧
マルシン M586 4インチ (vol.1) ~ Xカートリッジでリニューアル
マルシン S&W M586 4インチ Xカートリッジ
ガスリボルバー
スペック
全長:244mm
重量:490g(ABS)
装弾数:Xカートリッジ式 6発 6mmBB
初速:49.7m/s – 0.2g (0.24J/12月計測) ~ 適温加熱時 67.0m/s(0.44J)
・シングル/ダブルアクション
・固定ホップアップシステム
マルシンからXカートリッジ式ガスリボルバーの新作 S&W M586 が発売となった。かなり前からアナウンスのあったものだが、突然の発売に驚いた。M586はコンバットマグナムM19が強化されたモデルで、コルトでいうパイソンと同等のスペックをもったリボルバーだ。かつてのTVドラマ「あぶない刑事」で登場していたのを覚えている方も多いことだろう。その当時も、同社からプラスチックカート仕様でM586のガスリボルバーが発売されていたのだが、実に20年ぶりぐらいの復活ではないだろうか。
▼当時あこがれたデイビスタイプのグリップを付けてくるあたり、狙っている。プラスチック製だが、デザインや握り心地が優れていて実用性は高い。
Xカートは新サイズ。同社チーフスペシャル用(Xカートスペック一覧表)に近いが、こちらは357マグナムを模したのであろう、直径9mm、長さ43mmと少し長くなっている。また、HKS M586用スピードローダーにセットできたが、リムが厚いせいかロックすると若干先細りになってしまう。これは以前レビューしたチーフスペシャルと同じ理由なので、ローダーのツメを少し削れば解消する。
参考までに実銃ではよく、357マグナムリボルバーに38スペシャル弾が使われるという話があるが、このM586においてはM36チーフ用の38スペシャルXカートは装填できない。38SPのほうが径が1mmほど大きいため全く入らないのである。もし入れたとしても、BB弾からフォーシングコーンまでの間に大きな隙間が出来てしまい、実射はできないだろう。
実射性能
ホップアップに関してメーカーすらも情報を出していないが、固定ホップ機能が実装されている。しかしホップが弱すぎて全くかかっておらず、飛距離が出ないという残念な状態だ。
初速に関しても、M29クラシックと比べるとかなり抑え目である。恐らく、昔発売されていたものと何も変わっていないのだろう。
インナーバレルの分解は、バレル下のイモネジを外して、チャンバー側から前にグッと押し込むだけで前方のスリーブごと抜ける構造。
ホップ機構を確認するとラバーパッキンがはまっているだけで、テンションはかなり弱い。調整するような穴が設けられているので、可変ホップ化するのを途中で投げ出した感じが否めない。
調整用であろう穴位置が、センターからオフセットされているのが気になるが、イモネジあるいは単にプラ板挟みこみなどでパッキンに圧を加えてやれば、簡単に適正ホップは得られそうである。
その他、フォーシングゴーンを後ろに押し付けるスプリングが無駄に強すぎる気がする。トリガープルにもろに影響する部分なので、そのあたりもチューニングしたいところだ。
こういったリボルバーは通常のサバイバルゲームには全く不利だが、ワンメイク・ゲームにすればかなり面白い。いずれまたリボルバー戦を企画したいと思う。
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マルシン スーパーブラックホーク Xカートリッジ (vol.3) ~ 5.5インチ カスタム
マルシン スタームルガー スーパーブラックホーク 5.5インチ (カスタム)
Xカートリッジ方式
8mm ガスリボルバー
ステンレスシルバーモデル
スペック
全長:288mm
重量:989g (Xカート装填時)
装弾数:6発 (Xカートリッジ)
使用弾:8mmBB弾
シングルアクション
ヘビーウエイト樹脂製
2010年8月発売
←マルシン スーパーブラックホーク 7.5インチ 前回のレビュー記事を読む
取り回しの良いアーティラリーサイズ
一度も使用せず大事にコレクションしている マルシン スーパーブラックホークだが、かなり前から構想を練っていた 5-1/2インチカスタムを手がけてみた。ノーマルの7.5インチも迫力があって魅力的だが、個人的には 5.5インチが最もスタイルバランスが美しいと思っていたので、ようやく念願がかなったといえる。
▼実銃のスーパーブラックホークにはさまざまなバレル・バリエーションが設定されている。いずれ、こんなスチールブルー仕上げにもしてみたい。また、フルート付きシリンダーもカッコイイ。スターム・ルガー社HP
長らく悩んでいたのは、バレルの前を切るか後ろを切るかの選択で、前を切ったほうが後処理が少なくて済むということと、バレルにテーパーがかかっているので、後ろを切るわけにはいかないという結論だった。
▼銃口の処理。インナーバレルは少し短めにしてある。前方をカットするとライフリングの再現は失われるが、私は全然気にしない。また、マズルに切削痕が残ってしまっているが、いずれパテなどで埋めて整えたい。
▼一番工夫が要されるのはフロントサイトの固定部分。インナーバレルとアウターの結合は、ノーマルと同じく一本のビスのみだ。そして手元にあった発泡PP材を削って型を作ってある。素材に強度が無いのでぶつけると取れてしまうと思うが、基本コレクションなので問題ない。またリボルバー限定戦を行う際は、どの銃であってもフロントサイトは絶対ぶつけないように注意している。
▼マルシンの木製グリップを装着。マルシンのグリップは稀にしか生産されないので、出たら即買っておくのがお勧め。今はアナコンダ用も欲しくて探しているが、なかなか見つからない。
▼撮影用に44マグナムのダミーカートリッジを装填。スーパーブラックホークは鑑賞用モデルガンとしても素晴らしい出来だと思う。
現在、コルトSAAの8mmXカート版は発売されていないので、大口径のシングルアクションリボルバーで遊びたいなら スーパーブラックホークが唯一の選択となる。コルトSAAも6mmではなく8mmでモデルアップして欲しいところだ。
→マルシン スーパーブラックホーク Xカート 次のレビュー記事(vol.4)
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