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[コラム] 「任務遂行ゾンビ」問題を考える

2015/5/11 By: MAXI カテゴリー: コラム

連携プレーの面白さゆえの弊害
今も昔も、サバゲーの「ゾンビ問題」はどのフィールドにおいても話題に事欠かない。残念なことではあるが、まずはちゃんと気づいてもらえるように(=ヒットコールしてもらえるように)、気づくであろう場所に何発も当て続けるというのが基本だ。しかしながら最近「何も通用しない」新カテゴリー(?)のゾンビ行為が存在することに気が付いた。何も通用しない・・・というのは何発ものクリティカルヒットどころか「運営の説明や注意喚起」「相手プレイヤーの抗議」「言葉」すら聞き入れないという最悪の事例だ。

「当てられているのは分かっている、でもここで引き下がれない」
なぜヒットを認識しつつ引き下がれないか。あくまで実際に見たうえで想像の範囲でしかないのだが、
「今まさに仲間と連携プレーの真っ最中で、ここで自分がやめるわけにいかない」という状況である。「サバゲー」よりも連携プレーを重んじる傾向という所だろうか。そしてさらに、その連携ソンビプレーにも色々理由がありそうなのである。

「任務遂行ゾンビ」とは (あくまで想像の範囲)
「自分たちのプレーが成立しなくなる」ので撃たれても続行
「連携が楽しくて最後までゲームしたい」ので撃たれても続行
「リーダーとして指示を出している」ので撃たれても続行
「ここで下がったら仲間はずれになる」「リーダーに怒られる」ので撃たれても続行

本人は痛い思いをしてがんばっているのだが、残念ながら如何なる理由があろうとも、根本的なルール違反であることは言うまでもない。

チームプレーを重視している方は、是非連携の際には「連携プレー以前にサバイバルゲームのルール」をしっかり守ることを前提に、
「1人ダウンしたときに行動指針をどう変えるか」
「残り1人になってしまったらどのように行動するか」
まで打ち合わせをしておいていただきたい。中途半端に「連絡の手順」や「進攻の方法」だけ考えてあるのでは、上記のようなゾンビが連鎖・連携する可能性が高く、他のプレイヤーに迷惑となってしまう。ゲームに熱くなった場合、さらに可能性が高まる傾向がみられる。

フィールド側の対策も様々だが、ここまで酷ければ断固退出/出入り禁止措置をとる所もあるだろう。しかしGUN道場としては、そういったルール違反を起こさせない為にどうしたら良いのか、どのようにしたらルールを守ってもらえるのかを常々考えている。最終的にはプレイヤーの意識に委ねるしかないのだが、運営品質や心理面で対策出来ることがまだあるような気がするのである。

対策はどうするか
ゾンビ行為について運営側は、報告が上がるたびに何度も注意喚起していく必要がある。セーフティ内での発砲も同様で、気づき次第注意していかなければ無法地帯と化してしまう。サバゲー初心者が多いなら、これらは特に口酸っぱく説明すべき2項目であろう。ゾンビ行為は人物を特定できれば直接注意し、それでもダメなら出場停止と段階を踏むのが一般的と思う。
その他、多数の苦情や険悪ムード等が出ているのであれば、該当する集団を通常のチーム対戦から除外し、内戦させるのも一つの方法である。
今回の任務遂行ゾンビについては一歩踏み込んで、連携プレーの前にサバイバルゲームの原則ルールを忘れるなという点を注意喚起していくことに尽きる。