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Home サバイバルゲーム 戦術を学ぼう ≫ 基本戦略 上手な動き方

サバイバルゲーム基本戦略
冒頭でも説明したとおり、サバイバルゲームの楽しみ方は「自由」だが、完全制圧やフラッグダウンなどゲームの目的を達成したときの爽快感はもちろん、プレイヤー自身がそれぞれの戦局をどのように打開できるかというテクニックの追求も楽しみの一つといえる。その場合に最も重要になってくるのは、まず「個」の動き方である。下記は、その時々の個別戦術やチーム戦略を思案・構成するにあたって、覚えておくと便利な4つの単語を紹介している。

【虚】 fiction

虚を突き敵を欺く。嘘、とも言えるが、虚構、つまり「事実ではないことを事実らしくつくり上げる」ことである。いわゆる演出を行うことで、敵に正確な情報を与えないことが目的である。

* 戦術例
・ 一撃離脱(ヒットアンドアウェイ)を必ず心得て、自分の所在を不確かにする。同じ位置から射撃を続けていれば、確実に自分の所在位置がばれ、そう早くないうちに回り込まれてヒットされる危険性が高まる。撃ったら、スキを見て横や後方に移動して、出来る限り自分の所在を不確かにすることが重要。なお、後方への移動は死角を維持しやすい点を利用する。

・ 敵を欺く動きを展開して、思わぬ方向からの攻撃を行う。敵の攻撃部隊を後方から襲う、はぐれた敵ユニットをわざとおびき寄せ横から襲う、など。
・ 通常は防御と攻撃、陽動を均等に配置するところを、前半は全員で完全な防御に徹する、などして、あえて攻守のバランスを崩すことで、相手の裏をかける場合がある。そういった、極端な戦略方針を立てるのも面白い。
・ 敵を視界に入れながらも、顔を向けずに気づいていないフリをすることで、敵の視線の固着(凝視)、射撃姿勢への変更を誘発させる。チームプレイなら、別の位置にいる仲間から攻撃をしてもらい、揺さぶりをかける。またはその間に仲間に回りこんでもらい、死角から攻撃するチャンスを作る。

【利】 Advance

有利条件の追求。有利な立場を維持すること。サバイバルゲームにおいて、総合的な火力や機動力は、イコールコンディションであると考え、人数で言えば多いほう、地形で言えば高いほうが有利である。
* 戦術例
・個別で言えば、基本的に1人よりも、セル(2人や3人)で行動すること。動きが発見されやすい可能性はあるが、死角を封じやすくなることがメリットである。索敵状況や敵攻撃状況など、声をかけあって進軍すると良い。

【守】 Defend

守備優先。基本的にはバリケードなどの遮蔽物で、まず先に身の守りを固めてから攻撃するほうが安全性は高い。ただし局面によっては、攻撃が最大の防御という場合もある。
また、逆に相手の守りが固い場合は、欺くための奇策、共同展開(囮や犠牲攻撃による誘導)を検討する。一旦後ろに下がる、回りこむというのも攻略の方法だ。

【応】 Active

臨機応変。全体戦略は決めても、進撃ルートや個別戦略などは最初から決めず、敵の布陣に応じた戦術展開をすること。ゲーム開始前の予想ほどアテにならないものはない。
なお、通常のサバゲールールでは、ゲーム中、敵や味方の数がヒット退出によりどんどん減っていく性質があり、人数や戦力の把握はなかなか困難である。

小規模戦闘で勝つための条件

・先に敵を見つけて確実にヒットをとる(攻撃)
└ 基本は狙って撃つ…弾道修正をしながら撃つ、無駄弾戦闘は効率が悪い
└ 有利な場所の確保…敵は見えるが向こうからは見えない位置を考える
└ 隠密行動…物音を立てない移動に心がける
└ 一撃離脱…射撃後はすみやかに移動する。

・遮蔽物を利用して、自分の身を守る(防御)
└他の(次に移動する)遮蔽物も常にサーチしておく
└頭を動かさず索敵し、遮蔽物からは片目だけで前方確認する

・囲まれたら逃げること (撤退)
└無理をしないで下がる。そして再度、有利な位置・状況の確保に努める

・セル(2-3人)で行動する、索敵視野を拡大する
└ 出来る限り死角を封じ、また敵の索敵率を上げる。

サバゲー初心者にありがちな、危険な動き

戦術の不備により、ヒットされてしまう事例をいくつか掲載しておきたい。初心者にはありがちで、なかなか生き延びられない、勝てないと悩むことはあるかもしれないが、戦いを重ねることで学んで成長していければ、サバイバルゲームはこれ以上ないほど楽しいものになるはずだ。

▲ 一方向しか見ておらず隙がある、死角チェックを忘れている。
▲ 遮蔽物を有効に活用しておらず、はみ出ている。(露出面積を把握していない)
▲ 危険領域で、索敵射撃体勢をとらずに移動している。(反撃に時間がかかる)
▲ 行動パターンやルートがいつも同じ。
▲ 敵を発見できない (相手には見えている、撃たれてから初めて反撃)
▲ 不確かな状況で威嚇射撃を行いすぎる (敵に位置をばらしている)

ちなみに上達してくると、敵をおびき寄せるために上記の行動を「わざ」と使う方法もあるのが、サバゲーの奥深いところだ。


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