東京マルイ AK105 (vol.3) 〜射撃テスト グルーピング参考値
東京マルイ AK105
次世代電動ガン AK74MN ベースカスタム
スペック
全長:833mm
装弾数:74発/ オプション480発
実測初速:93m/s – 0.2gエクセル (0.87J)
※HOP解除/適正時とも同じ値、ノーマル比+4m/s
装着品
・ZEN AK105 フロントキット
・アングス 6.1mm アルティメイトテフロンバレル
←東京マルイ AK105 前回のレビュー記事 (vol.2)
東京マルイ 次世代電動ガン に アングス 6.1mm ルーズバレル を組み込んだので、射撃テストを行ってみた。
※テスト結果1【屋外30m】は前回の記事を参照
テスト結果2 【室内10m】 ━━━━━━━━━━━━━━━━
・仕様 前述の365mmルーズバレル+Hホップ(黒)仕様、他の機能部分はノーマル
・状況 室内10m無風 – ハンドガード部レスト状態
・照準 標準オープンサイト(至近距離設定/センターの丸に照準)
・ターゲット 手書きで申し訳ないが、円の直径は35mm程度
・BB弾 エクセルバイオ0.2g
このテストにおいては、グルーピングとしてはノーマルと同等に見受けられる。またセミオート時とフルオート時(最大5発までのバースト)の集弾性の違いもあまり見られないが、フルオートの場合はリコイルのため、やや上に着弾するようだ。これはフロントを柔軟にレスト(構えた状態でソファーの背に置く)した結果である。
テスト結果3 【屋外35m】 ━━━━━━━━━━━━━━━━
次に屋外でテストを実施。前回(テスト1)より安定した、微風の状態で行った。
その結果、飛距離に関しては通常の結果(40-45m程度)となり、前回はやはり強風の影響で遠くまで運ばれていたことが分かった。また今回フルオートが散る傾向にあったが、それはリコイルのみならず、Hホップの特性でもあるように思えた。Hホップ使用時はセミオートのほうが安定性を発揮するように見受けられる。
■ターゲット・・・25x15cmのスチールプレート
照準・・微風のため、オープンサイトで狙点を補正して射撃
BB弾・・エクセルバイオ0.2g
命中精度 35m・・セミオートでほぼ100%ヒット、フルオート(5バースト)は約20%
命中精度 40-45m・・周囲に散開し、今回使用したターゲットで測定できる精度ではなかった。飛距離についても限界がみえる。
※距離は歩測(約35m・・・70cmx50歩)
セミオート35mの精度は中々の結果と思われる。ただしフルオート時に20%まで低下している点が怪しい。ゲームの使用上では何ら不便は無いレベルであるが、撃った感じでは、どうにもリコイルのせいには思えず、Hホップが原因な気がしてならない。やはりノーマルのラバークッションのほうが安定しているかもしれない。 AK105 はゲームでフルオートメインの銃としたいため、ここは戻したほうが良さそうだ。
また、6.1mmルーズバレルに小径のエクセル弾では、何となくエアーのロスが大きいような、ホップの利きが甘いような印象があり、40m付近での失速感が気になった。フルサイズシリンダーに365mmのミドルバレル、という組み合わせも影響しているだろう。ただしマルイバイオ弾を使用した場合に結果が変わる可能性もある。さらに言えば、ピストンヘッドを交換すれば、着弾地点の集弾性はさらに向上するはずだが、ピストンのメンテナンスが容易ではない点から、AK105では実施しない予定である。
テスト結果4 【室内10m】 ━━━━━━━━━━━━━━━━
・仕様 365mmルーズバレル、他の機能部分はノーマル (Hホップ無し)
・状況 室内10m無風 – ハンドガード部レスト状態
・照準 標準オープンサイト(至近距離設定/センターの丸に照準)
・ターゲット 手書きで申し訳ないが、円の直径は35mm程度
・BB弾 エクセルバイオ0.2g
屋外のテストが微妙な結果であったため、再度バレルを分解して、Hホップを外し、ノーマルラバークッションに戻した状態とした。そして屋内で再テストを実施。しかし、やはり10mでは何とも分からない結果である。ただ、Hホップよりもフルオート時の弾の跳ね上がりが抑えられているような気がしなくもない。もしかすると、Hホップパーツの硬さが、リコイルと相まって悪影響を及ぼすのかもしれない。
時間があれば再度、マルイ弾も使用して屋外テストを行いたい所だ。いずれにせよ実戦には、ルーズバレルのみ適用の状態で投入することになるとは思う。
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テスト結果を楽しみにされている方には大変申し訳ないが、総じて、ゲーム用途においては、やはり 東京マルイ 電動ガン では インナーバレル交換 を行っても遠距離での命中精度は大して変わらない、もしくは交換の必要性を特に感じない、というのが私個人の結論である。
純正に無い「テフロンコート」などは、メンテンナンスフリーに近づけられるメリットがあるかもしれないが、内径サイズに関しては、BB弾との組み合わせ次第でもあり、ルーズすぎればパワーロスが発生するし、タイトすぎれば不要な初速アップや、不安定性、早期に汚れて性能が低下するなどの可能性がある。使用する弾一つで結果が変わることからも伺えるが、ようはBB弾と内径の「バランス」であり、しかもそれはノーマル時点で、既に充分な性能が達成されていると考えられる。さらに突っ込めば「バレルの長さ:シリンダー効率:シリンダー容量」の比率バランスも重要といえるだろう。
やはり、基本的にはノーマルを使いこなしてマメにメンテナンスすることと、銃の調子に気をとられずに、ゲームの戦術を磨きながら、そして何よりもゲームを楽しむことに力を注ぎたいと、あらためて思ったのであった。
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