CYMA AKMSU (vol.1) ~ ハイサイクル カスタム
スペック
全長:661mm/914mm
重量:3410g
初速:90m/s (0.8J)
フルメタルボディ
折りたたみ式メタルストック(AKM)
サムホール付き木製フォアグリップ
600連マガジン付属
コンバージョンキット代わりとして
先日のホビーショー(2010年10月開催)で発表された、東京マルイ AK47 ハイサイクル を見て、フルサイズのAKにメカの移植をしてみたくなった。ハイサイクルモデルは、レスポンスが非常に良く、瞬時に弾幕が張れるため、ゲームではスピーディな展開が期待できる。
さて、それでは何のボディに移植するかと考えたとき、以前から欲しいと思っていた AKM が思い当たった。しかし現在、国産電動ガンに AKM は無いため、中華モデルを使おうかとざっと探していたら、この AKMSU が目に留まったというわけである。AKMでなく、AK47Sでも良かったが、ストックを畳んだときのフォアグリップの握りにくさがどうも気になっていて、AKMSUならそれが見事に解決されていると考えたのだった。見た目も個性的で面白く、実際になかなかホールドしやすい。
CYMAは安物系の中華メーカーで、仕上がりは全体的に荒く、あまり人にお勧め出来るものでは無い。ただ、頑丈なフルメタルボディに、リアルな合板製グリップが装備されているのは魅力であり、カスタムベースあるいは外装のコンバージョンキットとして捉えるぶんには問題ないだろう。ショップにもよるが、CYMA製はマルイ電動ガンより安く手に入る。
部品点数の少なさが美点
マルイよりも優れていると思わせるのは、主要箇所の分解に至るまで、ネジがたった4コ(イモネジ含)しか無いことである。ホンモノのAKを彷彿とさせる、そのシンプルなパーツ構成には、好感が持てる。
▼メタルのフロントAssyやフレーム、ストックは文句の無い出来栄え。標準のインナーバレルは450mm。
▼セレクターの止めネジは、ペンチやプライヤーなどで回して外す。
メカボックスは手入れ必須
メカボックス はマルイ Ver.3互換となっている。今回入手したものは購入時、既に下記のチューニングがされていた。
・各部洗浄/ グリスアップ済み
・スプリング交換
・シム調整済み
・マルイ製チャンバーパッキンに換装済み
そのため、最初からちゃんと動作自体はしてくれることが確認できた。しかしながら・・・
・弾が出ない
・ギヤノイズがうるさい
・モーターマウントがガタついている
・フルオートの回転が遅い
といった問題が見受けられた。そもそも「弾が出ない」というところで電動ガンとして「不良品」であるが、その原因を解消するすべが自分に無ければ、やはり中華には手を出すべきではないだろう。
なお、この AKMSU に関しては、マガジン挿入時、チャンバー給弾口にリップ(弾の飛び出し防止パーツ)が当たって普通は引き下がる所が、つっかえて下がらずに弾も上がってこないという状態だった。これを手っ取り早く解決するなら、マルイ製マガジンを試してみるのが良いだろう。そうでなければ、リップを加工するか、周囲の問題点を洗い出して解決しなければならない。マガジンリップの形状、リップの組付け・動作精度、チャンバーの給弾口の状態など、怪しい点はいくつもある。
▼問題のマガジンリップ。左はCYMA製多弾マガジン、右はマルイ製ノーマルマガジン。各部のたてつけの悪さが中華だ。マルイ製マガジンなら、難なく発射できた。
▼メタル製チャンバーが標準だが、給弾口のすべりが悪くリップに引っかかる。リップ側の形状の悪さ、動作の渋さと、チャンバー側の滑りの悪さ…何も良い所が無い。また、内部の精度が悪かったら全く意味の無いものになってしまう。今後テストしてみて、場合によってはマルイの樹脂製に換装することも検討したい。
その他、外装については
・グリップの形状の問題で、人差し指の腹が当たって痛い
・グリップの合板の合わせ目に隙間(穴)がある
・マガジンのプラパーツがグラグラしている
といった点が気になったので、細かく修正したいと思う。
→CYMA AKMSU ハイサイクル 次のレビュー記事 (vol.2)
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