東京マルイのガスリボルバーシリーズは、発射システムにアイデアを盛り込み、ガスリボルバーとしては過去最大の24発という装弾数を実現しつつ、命中精度を極限まで追求した実戦向けモデルとなっている。工夫されたホップアップシステムにより高い命中精度と安定性を実現しており、充分な気温があれば40mヒットも狙っていける。これはオートマチックに充分対抗できるレベルで、特に6インチモデルは全ガスリボルバーの中でも性能的に最強と言っても良いだろう。
カスタムの定番としてリアルなカートリッジ式に変更出来るパーツがキャロムショット、マルベリーフィールド等から販売されているが、本気でゲームに使うなら「ノーマル仕様」が断然お勧めである。リボルバーのくせにバシバシ24連射して積極的に当てていけるというのは、他に無い魅力であることを理解して使ったほうが良い。
基本スペック
・シングル/ダブルアクション
・装弾数 24発(シリンダー1ホール4発装填)
・参考初速:0.2gBB弾 46m/s~53m/s(0.21J~0.28J) M19-4インチ
マルイのガスリボルバーはシングル・ダブルアクション共、トリガープル(引き金の重さ)がさほど変わらない。ハンマーを解放する時点で、フレーム側の放出ノズルが前に突き出てダミーカート・リムを押し出し、BB弾をバレルに押し込むという連携ギミックがあるからだ。引き心地はタナカ・ペガサスに遠く及ばないが、その工程のおかげで高い命中精度をキープすることができている。なおダブルアクションはどうしても銃がブレやすいので、正確に狙うにはやはり両手保持で、かつシングルアクションというのがお勧めではある。
オートマチック並みの戦闘力, 但し..
パイソンの4インチ、パイソンとM19の6インチは、30mのマンターゲットにほぼ100%当てていける性能がある。何ならヘッドショット可能なレベルだ。これはオートマチックの水準に迫るものだ。しかし機構上、下記の弱点が存在する。
・リロードの手間にオートの6倍以上かかってしまう
ゲーム中にBBローダー使用で6ホールに回しながら4発ずつ装填というのは、リボルバーそのものやローダーの扱いにある程度の慣れが要る。
・ガスをタンク1本で賄っているため連射に限界がある
十分な飛距離を維持できるのはせいぜい2ラウンド(48発)までである。
・個体差やメンテナンスの難しさ
個体によってホップアップパッキンやシリンダーの調子が異なる為、若干調整が必要なこともある。
シリンダー内にオイルを吹くと、動作は滑らかになるがホップが効かなくなる。吹きすぎに注意。
2.5インチモデルはどうしてもパワーが低いため10m以内でないと当てにくい。インドアやCQBフィールドのあくまでバックアップ向けと考えたほうが良い。
イメージ/SHOPリンク | 機種名 | バリエーション | 備考 |
コルト パイソン (ブラック) | 2.5インチ 4インチ 6インチ |
スチールブルー仕上げ ラバーグリップ標準 ※厳密にはプラグリップにラバーコーティング |
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コルト パイソン (シルバー) | 2.5インチ 4インチ 6インチ |
ラバーグリップ標準 ※厳密にはプラグリップにラバーコーティング |
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S&W M19 (ブラック) S&W M66 (シルバー) →詳細レビュー |
2.5インチ 4インチ 6インチ |
ラバーグリップ標準 ※厳密にはプラグリップにラバーコーティング |
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マルイ パイソン用 木製グリップ | キャロムショット製 | – | |
マルイ M19/パイソン用 カートリッジ | マルベリーフィールド製 ※キャロムショット製も存在 |
24発装填をオミットして6発装填に変更。 エジェクターロッド(排莢ロッド)は元々機能しない |
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