東京マルイ ステアー AUG スペシャルレシーバー ~ ショートバレルで戦闘力アップ!
スペック
全長:805mm
重量:3400g
装弾数:64発/330発(オプション)
参考初速:83m/s (0.69J)
パーツ換装
・東京マルイ AUG ミリタリータイプ レシ-バー(1.5倍スコープ/生産終了品)
・KM ステアーAUG用 スチール ショートアウターバレル
・KM 363mm インナーバレル(6.04mm)
実銃の背景
オーストリアSteyr Mannlicher社が1978年頃に開発した軍用アサルトライフル。トリガーよりも後方に機関部を置くブルパップ型を採用し、銃身長を確保したまま全長を短くしている。銃全体が7個のモジュールパーツで構成されており、モジュールを交換することにより、様々な用途に応じた火器となることも特長である。
ブルパップのアドバンテージ
東京マルイ ステアー AUG は安定した性能やバランス感の良さで、今でも充分にゲームで通用するモデルである。何よりもその独特のスタイルは洗練されていてカッコ良い。発売当初は、アウターバレルやレシーバーがガッチリ金属製であることが珍しく、その剛性感や重量感に驚いたものであった。ワンタッチで分解できる構造も非常に便利である。また、ストック内にメカを収める構造上、静音性にも優れており、さらにメカノイズを減らすチューンなどもしやすい。
ブルパップは実際のゲームにおいても下記のようなアドバンテージがある。実銃がそうであるように、全長短縮による取り回しと、射撃安定性の双方を両立しているデザインである。
・片手運用がしやすい
アタッカーにとっては、いざというときに片手で振り回しやすい点は、機動力において有利になる。
・狙撃が安定するデザイン
日本人の体系にも合った適度なサイズのストックと、フロントのフォアグリップにより、射撃の安定感は非常に高い。また、グリップの細さも射撃時の安定に一役買っているように思われる。
同じく ブルパップで、同等の取り回しの良さがある FA-MAS は、フレーム強度面(=遠距離安定性)で現在の基準からはやや離れてしまっているが、 AUG は現在でも通用する安定性を誇る。また、P90との比較においては、ライフルサイズの AUG の構えやすさにアドバンテージがあるといえるだろう。
特徴的なトリガーシステム
AUG は、トリガーの引きしろでセミ・フルが切り替えられるが、プラ製のクリックパーツで制御しているのみなので、セミオート戦ではやや気を使うかもしれない。なお、構造上、トリガーを戻すリターンスプリング(バネ)が長く、ギターの弦のようになっているため、共振の音が気になる場合は、ストローなどをスプリングに通しておくと静かになる。(ストローの場合、径4mm、長さ2cmくらいにカットして使用)
▼ノーマルのレイルタイプ・スペシャルレシーバーに、シュアヒットのACOGドットサイトを装着。
気になったところ
330連射マガジンの給弾不良
エクセルバイオBB弾を使用したときに、弾の送り込み回転部分に弾3コが噛んでロックし、ゼンマイが巻けなくなるケースがあった。その場合は一度分解して挟まった弾を取り出してやるしかないが、幸い、内部ユニットがプラスネジ1コで底に固定されているだけのため、分解は容易にできる。マルイのバイオ弾など、少し大きめを使ったほうが良いかもしれない。
テイクダウンラッチの紛失
慣れないうちは、不用意に押してしまったりするが、このボタン一つでフロントの重いレシ-バーがごっそり抜け落ちるため、操作には注意する必要がある。
また、ラッチを押しすぎて板バネを紛失してしまう場合もあるだろう。板バネは単品では販売されておらず、パーツアッセンブリーで700円(+送料190円)かかってしまう。
レビュー総括
ステアー AUG はショートバレルにすると体感重量も軽くなり、取り回しが大きく向上する。個性的なアサルトライフルの選択肢として、またカスタムベースとしても面白いので、お勧めできる一挺である。
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