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パワーソース の記事一覧

ユニオンLIPOバッテリーのマイクロEX化 (コンパクト電動ガン用)

2011/7/22 By: maxi カテゴリー: パワーソース


ユニオン リポバッテリー
UNION リポバッテリー 7.4V900mAh (15C) が登場
国内の電動ガンパワーソースは、ET1 リポバッテリーの出現を皮切りに、電動ガンはどんどんリポ化が進んでいるように思われる。
リポは扱いやすいうえ、バッテリーを変えるだけで 電動ガン の性能を最大限に引き出せるともなれば、使うユーザーが増えるのも当然であろう。それに伴って、色々なメーカーからリポバッテリーが発売されるようになった。最近新しく目にしたのは、「サバイバルゲームフィールド・ユニオン」ブランドのリポバッテリーだ。これは、完全オリジナルではなく、RCショップのオプションNo.1で販売されているものと同等品のようだ。実際に手に取ってみたところ、電動ガンでは重要なポイントとなる配線処理(コードの引き出し方向)なども、ET1リポと同様にちゃんと考えられているようで、不便もなさそうだ。

早速だが、その中でも最小タイプの7.4V900mAhについて、マイクロEXバッテリー化を行ってみたので紹介しておきたい。
・サイズはET1-800mAh(25C)とほぼ同等 102×19×11.8mm
・放電許容量は15Cで、ET1に比べると出力は下がるが、コンパクト電動ガンに使用する分には25Cや30Cとあまり変わり無い

なお、このバッテリーは、ET1レッドラインの構造に似通っており、内部配線の取り回しが複雑になるため、マイクロEX化はあまりお勧めできないタイプである。
ユニオン リポバッテリー

ユニオン リポバッテリー ラインナップ
UNION LiPo7.4V900mAh 102×19×11.8mm メーカー希望小売価格3,360円
UNION LiPo7.4V1300mAh 120×20.5×11mm メーカー希望小売価格3,675円
UNION LiPo7.4V2200mAh 90.5×30×16mm メーカー希望小売価格4,095円
UNION LiPo11.1V1300mAh(セパレート) 119×20.5×5.5mm(バラセル3本) メーカー希望小売価格4,410円

et1 リポバッテリー GUN道場PRODUCTS

ET1 7.4V800mAhのEXバッテリー化 〜 電動コンパクトマシンガンの本領を発揮!

2011/1/13 By: maxi カテゴリー: パワーソース


ET1-EX800 リポバッテリー 改造方法

ご注意

◆バッテリーの分解や改造は、基本的にメーカーが禁止しています。もし製作される場合は、分解によりメーカー保証が得られなくなる点をご理解いただき、自己責任でお願いします。
◆ここに掲載している改造方法は、2011年8月までに生産された ET1 7.4V800mAh(25C) イエローライン をベースにしています。2011年9月以降に生産・発売されている 同 ET1 リポバッテリー は、構造が大きく違い、製作には全く異なるテクニックを要しますので、ご注意ください。
◆最新バージョンは、GUN道場PRODUCTSで製作・販売していますので、極力そちらをご利用ください。

全ての電動ガンへの解答は リポバッテリー !
電動コンパクトマシンガン のパワーソースには悩まされている方も多いと思うが、レスポンスやスタミナの解決策は何といっても リポバッテリー つまり リチウムポリマーバッテリーへの換装だ。セミオートのレスポンス向上はもちろん、フルオートでも軽快な回転を見せてくれるため、電動コンパクトマシンガンを使いこなす幅がグッと広がる。

今回は、ET1-7.4V800mAh リポバッテリー を、純正EXバッテリーに互換する加工例をあげておきたいと思う。バッテリーを直接加工するので、もちろん推奨などされていないし、くれぐれもショート等には気をつけていただきたい。自信のない方は出来る方に依頼したほうが良い。

ET1-EX800 リポバッテリー 改造方法 ツール

【用意するもの】
・ハンダごて(+こて先クリーナー)
・ハンダ
・ヒートシンククリップ
・ラジオペンチ
・金切りバサミ(銅板のカット用)
・ハサミ(アウターフィルムのカット用)
銅板(0.3mm厚)
ニトムズ サドルシート補修テープ
ET1 リポバッテリー 7.4V800mAh(25C)
・東京マルイ純正 マイクロバッテリーEX (ニッカド500mAh)

【工程一覧】
[1]純正EXニッカドバッテリーからコネクターを取り出す
[2]上記コネクターの追加工
[3]ET1バッテリーのカバーはずし
[4]ET1バッテリーのコード外しと加工
[5]ET1バッテリーとコネクターの結合
[6]バッテリーの接続テストと、パッキング
[7]完成

ET1-EX800 リポバッテリー 改造方法

▼[1]純正マイクロバッテリーEXからコネクターを取り出す
まず純正EXの黒い収縮チューブ(パック)をカッターナイフで切り、中身だけにする。
ショート防止のため、コネクターと反対側の結線(導電板)を切っておくと良い。
コネクターは、薄い板(導電板)がバッテリーにパンチングされて、強固に止められているため、コネクター側に出来る限り多く導電板を残すようにして、注意深くカッターナイフやニッパー等で切り外す。このとき、プラスマイナスの導電板の折り曲げられている向きが異なるので注意する。また、コネクターのプラスチック部分中央にあるバッテリー位置決めの山もカッターやニッパーで切り取る。

ET1-EX800 リポバッテリー 改造方法

▼[2]マイクロバッテリーEXコネクターの追加工
取り外したコネクターに銅板をハンダ付けする。コネクター側が極端に短くなってしまった場合は、小さな銅板で一旦延長させておくと、サイドに出す分も付けやすくなる。写真では汎用的なヒューズの端子パーツを使用しているが、金属疲労で折れやすいので注意。ただの銅板を切り出したほうが良い。切り出しのサイズは20〜30mm×5〜10mm程度もあればOK。
↓コネクターの白い矢印が右を向いているとき、手前の接点がプラスになる。写真では、分かるように+の文字を書いておいた。

ET1-EX800 リポバッテリー 改造方法

▼側面から見た状態。ハンダ付けがうまくいっていないと、少し力を入れただけでポロッと取れてしまうので、しっかり固定しておく必要がある。延長板を使ったほうが安定する。

ET1-EX800 リポバッテリー 改造方法

▼[3]ET1 リポバッテリー のカバーはずし
これはカッターナイフではなく、ハサミでカットしたほうが安全だ。全部むいて、コネクター側を延ばすとこのような状態になる。あくまで2011年8月までに生産されたET1バッテリー(イエローライン)だけが この構造となっているので、ご注意いただきたい。

ET1-EX800 リポバッテリー 改造方法

▼ET1-800mAhは、両端に5mmほどの隙間があり、スポンジで埋め合わされているので、それを抜いて、内側に折り込まれているプラス接点を、外にひっぱり出す。

ET1-EX800 リポバッテリー 接続方法

▼[4]ET1バッテリーのコード外しと加工
導電板の長いほうがプラス、短いほうがマイナス。基盤でコードとハンダ付けされているので、注意してハンダを溶かし、すべて分離させる。ショートの危険性が一番高い箇所だ。

ET1-EX800 リポバッテリー 接続方法

▼[5]ET1バッテリーとコネクターの結合
バッテリーの導電板は外側にきれいに折り曲げる。そこへ先のEXコネクターを被せてハンダ付けする。EXコネクターは中央に配置すること。また、ハンダ時は必ずアルミヒートシンク・クリップを電池側に挟み、熱を逃がしてやること。このバージョンでは、たまたまヒューズ端子を使ったが、バランス充電端子のコード結線位置はどこでも良い。

ET1-EX800 リポバッテリー 接続方法

▼[6]バッテリーの接続テストと、パッキング
EXコネクターを接続して、ちゃんとバッテリーが収まるかを確認する。MAC10はトップカバーが外せるので下図のように確認しやすい。なお、この状態のバッテリーでも、少し全長が長いため、やや力をいれて押し込んでやる必要がある。コネクターと反対側のエンド部分のスポンジと、端子側にも若干遊びがあるので、問題ないはずだ。

ET1-EX800 リポバッテリー MAC10 搭載

最後に、出来ればグラステープで端子部を保護し、その上から収縮チューブや、補修テープでパックする。補修テープでも充分のようだ。ET1のシールは切り取って透明テープで貼っただけである。

以上で作業完了となる。
なお、電動コンパクトマシンガン を リポバッテリー 化したときの 問題点は、回転向上のせいでフルオート発射時に 多弾マガジンの給弾が追いつかなくなる点である。まばらに発射されたりしてストレスが溜まるので、私は最近、ノーマルマガジンを多用するようになった。

あなたの電動ガンに「喝」が入る!ET1 リポバッテリー & 充電器 が出荷開始 (vol.3)

2010/8/08 By: maxi カテゴリー: パワーソース


et1 リポバッテリー

←前回のレビュー記事 ET1リポが2010年6月に登場!驚く瞬発力(vol.2)

2010年8月8日..電動ガン専用の新世代リチウムポリマーバッテリー「ET1シリーズ」がようやく入荷!2本同時充電可能なLIPO4充電器も発売となった。

ET1 対応機種一覧表
販売店 GUN道場PRODUCTS (オンラインショップ)

レッドラインとイエローラインの違い
この2種は「放電能力」が異なっている。 リポバッテリー には「25C」「30C」などの、放電能力を表す数値が表示されているが、「1C」は瞬間最大でバッテリーの容量(mAh)と同じ電流を流すという意味になる。例えばイエローライン「25C」は、バッテリー容量の25倍の瞬間電流ということになり、 7.4v 800mAhの場合 800mAh(0.8A)×25C=「20A」 という計算ができる。レッドライン「30C」は30倍であり、同じ容量でもさらに大きな瞬間電流を流すことが可能ということになる。

しかしこれらは、あくまでポテンシャルであって、ノーマル電動ガンでは、そこまでの電力をモーターは要求しない。現に、標準の15Aヒューズが切れないので、15Aも流れていないということになる。

レッドライン30Cは、ラージバッテリーやミニバッテリーからの移行にオススメの、ET1主力商品。モーターが大きな力を要するカスタムを施した電動ガンでも、余裕で回せるパワーがある。
イエローライン25Cは、スティックタイプを取り揃え、AKバッテリーからの移行や各種外装カスタムへのご利用にオススメ。バッテリーの収納がタイト、あるいはコンパクトな電動ガンに向いている。

ノーマルやライトチューンの電動ガンにおいては、それほど電力を要しないため、25Cでも30Cでも差は感じられない。そのため、「サイズ」や「容量」だけで選んで良いだろう。いずれにしても、これまでのニッケル水素電池とは一線を画す「扱いやすさ」と、ハイ・レスポンスな射撃を楽むことができるはずだ。