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ハンドガン の記事一覧

WA パラオーディナンス HRT (CB)

2008/5/06 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


WA パラオード HRTスペシャル
WA パラオーディナンス HRT (カーボンブラック)
ブローバックガスガン

スペック
全長:220mm
重量:1040g
装弾数:25発
参考初速:78.7m/s – 0.2g(0.62J)
・SCW3
・カーボンブラックHW
・実物グリップパネル標準装備

実銃の背景
パラ・オーディナンス社(現パラUSA)は、カスタムガバメントを手がけるメーカーであり、シングルガバをはじめ、マガジンのダブルカラム化や、ダブルアクショントリガー(LDA)など、ユニークなカスタムガンを製作している。
HRTスペシャルはFBIのホステージレスキューチーム(人質救出チーム)向けモデルの略で、パラのP14-45をベースにレスベアーがカスタムしたもの。トライアルで好成績を収めたもの実際には採用されなかった。ベースのP14-45は映画 バイオハザード2 でミラ・ジョヴォビッチが使用したことで有名である。

強烈な撃ち味と扱いやすさ
ガスブローバックハンドガンを「遠距離命中性能」で選ぶとマルイ製が最も抜きん出ているのは周知の事柄である。また最近のモデルは相当にスピーディなブローバック動作をするため、非常に心地よいのも確かだ。しかしどうしても「痛快な撃ち味」を主に求めようとすると、マルイ製では満足のいかない部分がある。マルイはABSスライドで、リコイルを速くて軽いものに仕上げているためだ。

気温が上がってブローバックが快調になってくると、特にインドアでは「より手ごたえのある」WAのマグナブローバックを使いたくなる。そして、そんなWAマグナシリーズの中でも、極めて痛快な撃ち味を備えているのがこのパラオーディナンスシリーズといえる。手首が痛いほど強烈なリコイルを楽しむことができ、やみつきになるに違いない。

WA パラオード HRTスペシャル

最初にパラオーディナンス(パラオード)のフレームデザインを見たとき、グリップ部分のテーパーラインがブローニングハイパワーに似ていると思った。マルイのハイキャパ(ストレイヤーヴォイド系)と違い、ムダの無いスマートな印象である。そしてグリップは極限の細さを追求し、フレームに食い込ませる形になっているため、45ダブルカラムとは思えない握りやすさが備わっている。
そしてこのパラオードの外観の出来と性能をはじめ、とくに「撃ち味」は他のハンドガンよりも抜きん出ている。WAパラオード最終生産モデルと謳われる、このHWカーボンブラック版は、使い込むと味が出てくる渋い外観、削れないスライドストップ溝、安定した固定ホップアップを装備し、ゲームでも安心して使える完全版となっている。さらに何といってもダブルカラムマガジンの恩恵で、手首が痛いほど強烈なリコイルを得ていることである。

▼ホールドオープン状態。スライドストップノッチには磨耗防止の金属板が埋め込まれ、安心できる。
WA パラオード HRTスペシャル

そのリコイルを文面でどう表現すべきかは難しいが、「ABSスライド」のマグナテック・シングルガバと同等のスピードを確保しつつ、シャープかつ重く、撃つたびに手首にドシンと衝撃がある、というのが一つの言い方であろうか。そのリコイルには「痛みがある」と表現できる。45口径のイメージを存分に楽しませてくれる。
しかしこれはマルイのデザートイーグルのように反動が強すぎて撃ちにくいものではなく、ちゃんとコントロールできるものになっている。スライドの重さやストロークの違いによるものだろうか、そこはやはり「ガバメント」由来の優れたデザインなのだろう。実銃も同様に撃ちやすいと評されているようである。そういえば映画バイオハザードにも登場していた。
このWAパラの重量はマルイDEと同様に1Kgを超えてしまっているが、インドア戦でメインハンドガンとして使うならその重さは特に問題ではないはずだ。

固定ホップの調整について
標準では0.25〜0.3g弾が適合しており、ゲームで使うなら0.2g弾への対応が必須と考えるが、前例に漏れなく、HOPラバーチューニングを実施している。パッキンの余分なゴム厚を削って逃げの空間を作ることで、抜弾抵抗を下げる手法である。
なお、発射機構への影響を避けるため、削るのは最小限に抑え、最終的な微調整はエクセルなど小径BB弾の使用によるものとしたほうが良いだろう。

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東京マルイ ハイキャパ 4.3 デュアルステンレス

2008/1/30 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


東京マルイ ハイキャパ 4.3 デュアルステンレス
東京マルイ ハイキャパ 4.3 デュアルステンレス
ブローバックガスガン

スペック
全長:199mm
装弾数:28発
参考初速:72m/s 0.51J
メーカー希望小売価格:16800円
2007年12月発売

ハイキャパ デュアルステンレスは、ハイキャパ4.3 をベースに、随所がカスタムアップされた高級版モデルの位置づけと言っても良い。確かな造りと、持ち前の性能の高さにより、サバイバルゲームでも大活躍するに違いない。メッキが目立つのではないかと、敬遠されることもあるかもしれないが、エッジの立ったナイフのような仕上がりには惹かれるものがある。

カスタムアップポイント (スタンダードのハイキャパ4.3から変更されている点)
・トリガーを金属化(ダイキャスト製), 初のブロックタイプデザインを採用
・ハイキャパ5.1と同型のスクエアホールハンマーを設定
・下記のパーツをクロームステンレス仕上げ
 コーンアウターバレル、ビーバーテールグリップセフティ、アンビサムセフティ
 スライドストップレバー、ショートタイプマガジンキャッチ、マガジン

以上が変更され、シルバーとブラックのコントラストも精悍に仕上がっている。ただし、グリップはスタンダードのハイキャパと変わりなく、特に高級感があるわけではない。

ハイキャパ 4.3 デュアルステンレス

トップクラスの信頼性
ハイキャパシリーズは、そのマガジン容量の大きさから、一年中もっとも安心して使えるブローバックガスガンである。ブローバックも強烈で、存分な撃ち応えを楽しめる。なお、随所のメッキ処理のおかげで、スタンダードよりもスムーズな作動を実現している。リヤサイトにはマーキングこそ入っていないものの、狙いやすく当てやすい。

ハードな使い心地
ハイキャパ デュアルステンレスはトリガーとグリップ側面のエッジが手に触れる感覚があるため、握った時に「硬い」印象をうける。シグザウエルやグロックなどとは対照的な部分であり、好みの分かれるところかもしれない。言ってみればデュアルステンレスのほうがワイルドで戦闘的な印象だ。

グリップとトリガーリーチに注意
グリップの太さと、トリガーまでの距離があるため、手の小さい人は操作にやや慣れがいる。ベースがガバメントだけあって、確実で無駄の無い操作が可能だ。

ハイキャパ4.3 デュアルステンレス

総評
ガバメントらしい質実剛健さに、美しさが与えられ、同時に実用性も向上しているという、優れたカスタムガンだと思う。ハイキャパの中では一番好みのモデルで、見た目のインパクトや丈夫なメッキ仕様という所に惹かれた。デュアルステンレスカスタムは、シューティングやコレクションにはもちろん、冬でもサバゲーで使えるコンパクトなガスブローバックハンドガンとして、お勧めできる。

→東京マルイ ハイキャパ 5.1 マッチカスタム のレビュー記事を読む

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WA コルト ガバメント マークIV シリーズ70 カーボンブラック ~ 金属感溢れる仕上がり

2007/10/15 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


WA コルトガバメント カーボンブラック
WA コルトガバメント マークIV シリーズ70 カーボンブラック
ブローバックガスガン

スペック
全長:216mm
重量:870g
装弾数:21+1発
参考初速:72.5m/s (0.52J)
・S.C.W-3
・ヘビーウエイト樹脂製
・固定ホップアップ
・強化スライドストップノッチ

←WA コルト ガバメント マークIV シリーズ70 前回のレビュー記事 (vol.1)

モデルガンに近づいた!?新仕上げ
カーボンブラックHW(ヘビーウエイト)樹脂を素材とし、スライド側面にポリッシュをかけられたWAの最新ガバメントシリーズ。
コマーシャルタイプ・ガバメントのガスガンの中では最高峰の出来とみている。スライドとフレームとの色の差異(ポリッシュ有無)がいまいち納得いかないが、質感、重量感は非常に高く、コレクションの価値はおおいにあるだろう。

WA コルトガバメント カーボンブラック

ゲーム実戦でつかうなら、安価なマグナテックで十分だとは思うが、このカーボンブラック(以下CB)とは撃ち味が大きく異なるためどちらが良いとは言い切れない。猛暑の夏なら、CBでドカドカ撃つのが楽しいに違いない。
マグナテックの撃ち味は、軽くハイスピードで「速射向き」なのに対し、CB(HWスライドモデル)はスピードは遅いがリコイルに重みがあり手ごたえがある。どんなにガッシリ構えても手首がグワンと揺さぶられるような反動を得られるのである。この撃ち味は独特で、本物感が備わっている気がする。

WA コルトガバメント カーボンブラック

じっくり見てみるといろいろな部分でマグナテック・シリーズとは素材が異なり、質感が高い。標準で装備されたメタルアウターバレルの質感は、いつ見ても素晴らしい。カーボンブラックは仕上げにこだわったという所で、モデルガン寄りになるが、性能はマグナテックと同等に高いレベルにある。箱出し時には動作がやや渋いが、一度簡易分解して各部にオイルアップするだけで数段快調になるはずだ。
固定のホップアップに関しては、マグナテックやオフィサーズより抜弾抵抗が低いように感じるが、まだゲーム投入していないため、投入後に再度レビューしたい。

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