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ハンドガン の記事一覧

タナカ ブローニングハイパワー Mk.III ステンレス HW ~ 最高のコレクションアイテム

2008/11/18 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


タナカ ブローニングハイパワー MkIII
タナカ ブローニングハイパワー Mk.III
ブローバックガスガン

スペック
全長:197mm
重量:692g
装弾数:20発
参考初速:72.8m/s(0.53J)
・ヘビーウエイト / シルバーモデル
・可変ホップアップ

近代オートマチックハンドガンの礎
今更言うまでもないが、ハイキャパシティ・オートマチックハンドガンの元祖がこの ブローニングハイパワー である。昨今の、ポリマーフレームで膨れ上がってしまったハンドガンのボディに比べると、実に細身で引き締まった筋肉質な印象がある。そして私は他のどのハンドガン、例えばガバメントや USP 、CZ75 等よりも美しく、機能美に溢れたデザインだと思う。

▼メッキされたアウターバレルが何とも魅力に映る。ただし使用を繰返すと、バレルブッシングと擦れた跡がついていく。
タナカ ブローニングハイパワー MkIII

秀逸なデザインを再現、リアルなトリガーメカ
タナカの ブローニングハイパワー は、まず外観のプロポーションは見事に再現されていると思う。そして、他に例を見ないスライドの細さ、握りやすいグリップなど、見て触る毎に惚れ惚れする。
実射においては、マガジンの温度を充分に確保すれば、マグナシステム(WA)+ヘビーウエイトスライドのおかげで、重みのあるリコイルが楽しめる。ヘビーウエイトかつフレームとの噛み合わせがタイトなためか、ブローバックスピードはやや遅いほうだ。

タナカ ブローニングハイパワー MkIII

そして、実銃由来のシーソー型トリガーシステムを再現している。テコの原理を逆方向に利用して、「ストロークが短く」「重い」トリガータッチを実現しているのである。この構造は、キレが良いという特徴があり、安全に配慮した実銃のコンセプトや構造を踏襲している点は興味深い。スライド側のシーソーのようなパーツを介してフレーム側のシアを切るという、一見無駄な工程にみえるが、これによりトリガーバーを無くしてグリップの細さを実現し、マガジンを抜けばハンマーが落とせない安全構造ともなっているのである。

タナカ ブローニングハイパワー は随分以前に発売されて、設計が古いせいか、色々と細かな問題点もみられるので、以下に記しておく。

・マガジンの固定が甘い
マガジンは叩き込まないとキャッチがかからずその場合、撃った瞬間にマガジンがぶっ飛んでしまう。キャッチ側を削るなりして調整したほうが良いかも知れない。

・リコイルスプリングがHWスライドに対して弱すぎる
スプリングの弱さが、ブローバックスピードの遅さになっている。ためしにマルシンのモデルガンの(多少カット済みの)リコイルスプリングを付けてみると、実用的なスピードになった。ただし径が完全一致ではなく、スムースとは言いがたい上、テンションが強すぎてスライドストップがかからない。ノーマルのスプリングにあと若干のテンションをかけるだけで、動作は良くなりそうである。

・謎のHOPシステム
かなり無理やりな設計で、「一応効く」というレベル。遠距離での精度を求めるには程遠い。インナーバレルは特殊な形状であり、マグナBLKシステムの制約もあるため、他のインナーバレルに置き換えるのも難しそうである。有効射程は10〜15mが良い所で、近距離向けと割り切って付き合うしかなさそうだ。

・マガジンのリップにバリ
個体によってリップにバリが残っていることがあり、その場合はルーターでわずかに削って平面を出すなどしたほうが良い。BB弾はマルイ製が適合しており、大き目のものでないと必ずマガジン内でジャムるので、注意が必要だ。ダブルカラムの装填角度が浅いため、エクセル弾では詰まってしまう。この点さえ注意すれば、ローディング不良等も起こらず快調のはずである。

タナカ ブローニングハイパワー MkIII

サバイバルゲームでの活用
実射性能は、率直にいうと遠距離は期待できないが、インドアの超近接戦戦なら力を発揮できるだろう。速射性能がそれほど高いわけでもないので、銃に頼った戦い方は禁物だ。
余談になるが最近、ハンドガン限定ゲームを実施してみて自分自身、何故か昔よりヒットがとれなくなった印象を持った。単純に自分の射撃が下手になったのかと思ったが、考えてみると最近は高性能な銃(とくにマルイ)に頼りすぎて、相手に近づくことを忘れ、20〜30m先を撃っているのが原因かもしれないと考えた。マルイのハンドガン自体に命中性能は備わっているが、さすがにその距離では相当な練習が必要だろう。しかもおそらくバトル中に、ガッシリと構えて体を固定して撃つ事は難しいため、とかくハンドガンは出来る限りうまく相手に近づいて撃つ、という大原則を思い出さねばならない。

願わくば、いつか東京マルイやKSCから「 完全版 ブローニングハイパワー 」が発売されることを期待したい。もしそうなれば個人的には、今愛用のガバやMEU、USPを差し置いて、 ブローニングハイパワー こそがマイ・ハンドガンのトップに君臨することは間違いない。

→タナカ ブローニングハイパワー MkIII 次のレビュー記事 (vol.2)

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東京マルイ デザートイーグル .50AE 〜 威力と音と反動と。

2008/11/05 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


東京マルイ デザートイーグル レビュー
東京マルイ デザートイーグル .50AE
ガスブローバック・ハードキック

スペック
全長:270mm
重量:1110g
装弾数:27発
参考初速:79m/s(0.624J)

DE50 総括レビュー!
購入してから、ずいぶんレビューを寝かせてしまったが東京マルイの傑作ハンドガン、 デザートイーグル .50AE を紹介しておきたい。
デザートイーグル は、実用よりも趣味性が高すぎて、あまりゲームで使う人は見かけないのだが、結論からいえば、おそらく日本のガスブローバックハンドガンの中で色々な意味で最高峰を誇る、傑作と言えるだろう。その内訳を順に見ていくことにしよう。

■ビッグサイズ
バカでかいのはもはや言うまでもなく、ゲームでサブウェポンとして常に腰にさすような人も見たことはない。いざと言うときに使用するハンドガン、という意味での実用性は無いに等しい。ゲームに出すなら、その場は是非これ1挺で赴きたい。

■ビッグパワー
夏場に92m/s(0.2g)という初速が出た。電動ガンと同じ、いやわずかに上回る。
ハンドガンにそんなパワーは要らない、そこが妙にリアルだったりする。ホンモノのDE50AEが一体何に使われるのか分からないのと同じである。なお、マガジンはシングルカラムのくせに容量が大きいため、冬場でも案外いけたりする。

■ビッグリコイル
次にリコイルショックが強すぎて無駄である。逆に言えば、激しすぎて面白い。オモチャだからと、気軽に片手で使い倒そうとしてもそうはいかず、ヒットをとるにはかなりの訓練が必要である。そこもまた面白く、使いこなす楽しみがあるともいえるだろう。

■痛快サウンド
金属噛み合いのレールでスムーズな動作を実現していることもあり、発射や動作のサウンドはやかましい。しかし実に「撃っている」感じがして、爽快きわまりない。夏場のゲームで、これで連射を浴びせるのは痛快以外の何者でもない。

東京マルイ デザートイーグル 50AE

総じて「使いにくいが、異常に楽しいハンドガン」であると私は位置づけている。
高い初速や反動の強さは、ゲームでは何ら勝因につながらないが、遠距離での安定性や信頼性は、ハンドガン戦やセミオート戦なら相当な戦力を発揮できるし、派手な撃ち味は気分的に満足がいく。是非、訓練して、使いこなしてみてほしいハンドガンといえる。

 東京マルイ デザートイーグル 50AE

私は UZI や AK などと組み合わせた中東ゲリラ風?装備にあわせて デザートイーグル を購入してみたという理由もあり、その場合ハンドガンの選択肢が他に思い当たらなかった部分もある。実際に厳ついデザインは充分絵になると思うし、過去に自分も体感したが、DE50 を片手に襲ってこられると敵は恐怖心を抱くに違いない。その割にはあっという間にやられたりする個人的なオチはあるが、こういった個性的なアイテムで色々と楽しめれば良いのではないだろうか。あとはRPG-7を揃えれば、戦力度外視で、恐怖演出だけは完璧になるに違いない。

→東京マルイ デザートイーグル 次のレビュー記事 (vol.2)

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KSC USP45 System7 (vol.3) 〜弾ける!ブローバック

2008/10/07 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC USP45 System7 レビュー
KSC USP45
ブローバックガスガン
システム7

スペック
全長:201mm
重量:825g
装弾数:25発
参考初速:82m/s – 0.2g (0.67J)
・ABSスライド
・可変ホップアップ

← KSC USP45 前回のレビュー記事 (vol.2)

近代的なポリマーフレーム+ガバメントライクな操作性
10月..ずいぶんと気温も下がり、肌寒さを感じるようになった。言うまでも無くガスガンの元気は下がる一方で、残念な季節ではある。さてそんな中で、USPコンパクトに続いてリプレイスしてしまったUSP45のレビューをしておきたい。USPはガバメントに近い操作性を与えられており、ガバ好みな私としても非常に使いやすい近代的なハンドガンに思う。
さて、システム7 においては前回、USPコンパクトのレビューで、旧バージョンに比べて「さほど撃ち味が変わりない」とインプレを残していた。事実、今撃ってもその印象は変わっていない。そのため、期待せずにこのUSP45を撃ってみたのだが、同じシステム7でも何故かこれはキックが違った!

題目のとおりまさに一瞬で弾けるようにブローバックし、タイムラグを感じさせず、一瞬で動作が完了する。USP45特有のリコイルスプリング共振の余韻のほうが長くて気になるほどで、その鋭さは感動的であり、素晴らしく気持ち良い撃ち味と言える。おそらくUSPコンパクトと違った理由は、リコイルスプリングが二重構造になっており、跳ね返しのバッファが効いているせいではないかと思われる。
KSC G19あたりも似たような鋭さはあったが、USPはそのサイズ(45ACP)のガンとしては異例なブローバックスピードであり、「全体の質感」と「鋭さ」「サウンド」でマルイハンドガンの上をいっている。WAとも撃ち味は異なるが、発射音はKSCのほうが低く調律がとれており、私は好みである。(WAはブローバック動作音よりも、発射音が甲高い)
ホップアップ機構も、USP45ではマルイハンドガンの約8〜9割程度の性能(つまり比較的遠距離でも、安定した弾道を描ける)を発揮しており、ゲームでの有用性も高い。また冬にも強い大型のダブルカラムマガジンと、高品質でタフなメカで構成されており、満足度は非常に高い。

ちなみに、現在の20度程度の気温ではマガジンにガス注入後、そのまま使用するのは不十分である。そこで手で暖めてみるのだが、2〜3分も暖めるとマガジン全体に熱が行きわたって暖かくなる。KSCブローバックハンドガンのマガジンは質感のよさもさることながら、何となく熱伝導性が良い気がする。亜鉛合金の密度なども関係があるのだろうか。

なお「各パーツのすり合わせや動作感」は箱出しでは必ずしもよろしくは無いため、一度フィールドストリッピングしてオイルをさし直すと良い。何かを磨くとか削るなど、余計なことは全く不要である。全ての動作部にオイルをさしつつ何度か動かしていれば、概ねスムースになるはずである。また、インナーバレルの内部もまず最初にクリーニングしたほうが良いだろう。
その他、まれにマガジンのリップ部分にバリがあり、BB弾の通りが良くないものがあるので、その場合はヤスリで軽く削るなどしておいたほうが良い。

さて・・・コレを撃ったことでテンションが上がってきてしまったので、明日にでも飛び込みでインドアゲームに参加したいところだ。
KSC USP45 System7

▼同じ45口径モデルの、SOCOM Mk23 (東京マルイ)と並べてみる。USP45も迫力では決して負けていないし、撃った感触が双璧をなすのが面白い。
KSC USP45 System7

インドア戦投入インプレ
USP45 システム7を、早速インドア戦に投入。結論から言って、マルイのハンドガンとほぼ同等の、充分な戦力をもっており、戦い方如何で十分ヒットが取れるものである。
20〜30mの遠距離集弾性ではマルイハンドガンに一歩譲るが、ハンドガンの有効射程範囲である10〜15m程度ではほぼ狙ったところに当たり、インドア戦においては全く不満はなかった。
むしろ、非常にキレの良いトリガー&ブローバックアクション、発射サウンドの心地よさのおかげで、撃つことそのものや、戦闘がとても楽しかった。撃ち味や発射音に関しては、マルイのHICAPA4.3 や GLOCK17 等よりも迫力があって楽しい。これはUSPファンならずとも是非一度、撃って楽しんでいただきたいモデルである。
ちなみに、インドアで20〜30m先の敵をハンドガンで当てようとしても、大概ムダ弾が増えるだけなので、そんなときは戦術を見直すべきではないかと思う。より攻撃的に、接近して戦ったほうが、スリリングで面白い展開が楽しめるに違いない。

KSC USP45 のヤフオク出品状況

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