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マルシン コルト シングルアクションアーミー SAA 〜 Xカートリッジ版が登場!

2009/10/27 By: maxi カテゴリー: リボルバー

マルシン コルト SAA ピースメーカー Xカートリッジ
マルシン コルト SAA ピースメーカー シビリアン
Xカートリッジ ガスリボルバー

スペック
全長:255mm
重量:480g
装弾数:6発
参考初速:49m/s -0.2g (0.24J 7月実測)
・ABS仕様

カートリッジのリアリティを得た唯一のガスリボルバーモデル
リアルな Xカートリッジ +安全構造+驚きの低価格ということでリニューアルが進んでいる、マルシン の ガスリボルバー シリーズ。気になっている方も多いのではないだろうか。さっそく、S.A.Aを入手してみたのでレビューといきたい。

マルシン コルト SAA ピースメーカー Xカートリッジ

ガス・リボルバー「黎明期」の再来?・・・
いきなりで申し訳ないが、このピースメーカーは…「パワーが無い、ホップも無い、軽い」
一言でいうと、そんなところが目立ってしまうガスガンであった。しばらく前に発売していたモデルのプチリニューアル版という所が見てとれる。個人的には、上記の題目どおり、20数年前に同じくマルシンから登場したS&W M29を思い出してしまったくらいである。

真夏で 49m/sという 初速 からみて当然、maxiシステムでもない。一体、これでどうやって遊べば良いのか迷ってしまったぐらい、現在のエアーガン水準から考えると、性能は低いと言わざるを得ない。それを残念ととるか、これもアリととるかは皆様次第である。

マルシン コルト SAA ピースメーカー Xカートリッジ

しかし少なくとも、リアルなカート式でBB弾が撃てる ピーメ、という切り口では、現在唯一の存在であることは確かだ。シングルアクションの動作は確実で信頼性は高いため、あとは表面の仕上げ直し、ホップアップ実装など手の加えどころが多分にある、という考え方もできる。もしヘビーウエイトモデルが出れば、さらに格はあがるに違いない。(・・が過去モデルのリニューアル版となると、あまり期待はできない?→追記 2010年2月にヘビーウエイト版発売!)
ちなみに、Xカートリッジの外径は11mmで、実際の45COLT弾のサイズよりも若干小ぶりになっている。

マルシン コルト SAA ピースメーカー Xカートリッジ

昨今稀に見る「低性能」だが、不思議なことに購入後、残念!もう要らない!とも思わなかった。家でいじって遊ぶにはそれほど悪くないし、銀ダンクラスのゲームになら投入できる。ローパワーでも工夫によって楽しく遊べることを再認識させられた「銀ダン」の、精神的な効果が意外に効いている?!気がした。この マルシン COLT S.A.A には多分、夢が詰まっている。何だか憎めない存在であり、綺麗に仕上げ直して、気軽に手元に置いておきたい、そんな気になった。

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タナカ S&W M629クラシック 4インチ 〜お宝リボルバー

2008/3/27 By: maxi カテゴリー: リボルバー

タナカ M629クラシック 4インチ ステンレス
タナカ S&W M629クラシック 4インチ
ガスリボルバー (ペガサスシステム)

スペック
全長:239mm
重量:735g
装弾数:14発 (6発装填にカスタム)
参考初速:58.5m/s(0.34J/実測)
・デラックス ステンレスモデル
・ABS×メッキ仕様

ベストバランス・デザイン
タナカワークス M629クラシック ペガサス・ガスリボルバー は価格もさながら、お宝感満載の高級な リボルバー である。クオリティとしては、タナカ リボルバー の、しかも同じ S&W M29系 の中でも異様に高い完成度を持っている気がする。

お宝ポイントのまず1点目は、バレルシュラウドを備えたその骨太なデザイン。写真のようにキャロムショットの木製グリップをつけると、高級感と硬質感が一段と上がり、バランスも S&W M586 あるいは M686 のようにガッシリ感が備わる。これが文句ナシに一番カッコいいデザインではないかと、一人勝手に悦に入っている。
2点目は、トリガー(ダブルアクション)の「S&Wアクション」が箱だしで完全に再現できている。これまで手にした、マルシン M29 や、東京マルイ M19 とは違うのである。どんなにゆっくりトリガーを引いても、シリンダーストップのリリース音とロック音がしっかり2回聞こえたあとに発射されるので、安心して撃てる。また、ノーマルバレルタイプはワイドトリガー/セレーション付きだったのに対し、クラシックはセミワイド/スムーストリガー仕様となっている。これがまた、格段に連射しやすい仕様である。シングルアクションもしかりで、ただ最初のうちはハンマーリリース時のキレが異常に固く、何度も撃ってアタリがつくと丁度よくなってきた、ということも記しておきたい。
3点目はチューニングの楽しみが幅広いこと。
とはいえ、チューニングパーツが出ているわけではない。削ったり磨いたり、という本来のチューニングという意味である。タナカリボルバーが正直エアガンとして不満なのは、箱だしでの命中精度が「無い」に等しい点である。原因を探ると下記の2つが考えられる。

1: パッキンの抜弾抵抗が大きすぎる
2: ホップ圧が0.25gレベル

1 については、装弾数を犠牲にしてでも(13発→6発)、パッキンを削ってゆるめたほうがよい。
2 は、まず小径弾(エクセル)を使ってみる、次にホップラバーの中心部分などを削ってVパッキン化することで微調整するか、マルイ パイソンのホップラバーに交換することで安定性が増す。
実際にパッキン切削+エクセル弾+ホップラバー加工をして、8m – 約6cm(12発中6発=確立50%)の集弾結果を得られたので、充分ではないが単純に、撃つのがより面白くなったといえる。

その他、トリガープルの調整やメカの研磨など色々出来ることがあって、本当に長らく楽しめる。これは昔ながらのエアーガンやモデルガンを髣髴とさせる醍醐味なのではないだろうか。

分解方法&小技集
アウターバレルの分解は意外に簡単で、フロントサイトを外して、イモネジを外すだけで引っ張れば外れる。インナーバレルはウエイトを左に回して外し、Cリングを取り、一度シリンダー側からパッキンを抜いた上で、バレルを戻して前に引き出す、という手順である。

小技としては、細かいところに手を入れて、妥協パーツの「妥協具合」を極力目立たなくするという例があげられる。
・ダミーカートリムの中心部と、つながりの部分の塗装。
・シリンダーの後ろ部分、ダミーカートリムの収まっている「カバー」の研磨。

このような細かい仕上げを少ししてやるだけで細部の美しさも増し、愛着感も沸く。それから、キャロムのココボログリップ(木製)は高価なだけに外観の出来が最高で、今まで触れた中で最も薄く(同型プラグリップの幅よりマイナス8mm!)、非常に握りやすいことも記しておきたい。

タナカ M629クラシック 4インチ ステンレス

タナカ ペガサス ガスリボルバー の弱点 覚え書き
命中精度に関するチューンを行うにあたっては、下記の弱点を考慮する必要がある。

・気化スペースが少なく、加温の効かないガスタンク
 シリンダーは、回転するただのガワ+BB弾送り装置になっていて、ガスタンクはその中に固定されているため、手などによる加熱の「努力」はまったく伝わらない構造となっている。そのため安定性はどうしても気温次第となる。またタンクの下半分をリキッドスペース、上部にバルブユニットを収納しているため、気化スペースには余裕がない。ガスを入れすぎればすぐ生ガスを噴いてしまい、思ったような安定性が得られない。使う季節や環境に注意する必要がある。

・保持力の強すぎるパッキン
多弾装填を実現するために(しまってある弾が飛び出さないように)、抜弾抵抗をわざと高めている。これが安定性にあたえる悪影響は大きく、相当に命中精度を落としている。装填数の多さはあえて捨てて、保持力を弱めれば数段、命中精度が上がる。エクセルなど小径のBB弾を使うというやり方もある。

・テーパードバレルと、つまずきホップ
BB弾保持位置からホップパッキンまでに距離があり、さらにその間に空間が存在する。弾が暴れた上でつまずきホップがかかるわけで、命中精度が良いわけがない。

× シリンダー前面の空間スペース
→ シリンダー前面には過去の「可動フォーシングコーン時代の産物」か、はたまた「わずかながらのリアル追及」のためかテーパーが彫ってあり、バレルまでの距離を離してしまっている。このスペースにより、弾がパッキンから飛び出た瞬間、進む方向が定まっていないことが想像される。

× 固定フォーシングコーン
→ トリガーフィーリングの向上には大きな貢献をしているが、弾保持位置からバレルまでの距離を離している一因でもある。命中精度追求のためには、シリンダー前面を変えられないのであれば可動フォーシングコーンのほうが良いということにはなる。

× バレル後端内側のテーパー
→ 一見効果的に見えるが、パッキンから飛び出て暴れたBB弾を「削らずに」なんとか無事に取り込むための苦肉?の策であり、命中精度にはまったく貢献していないと考えられる。

× ホップアップラバー
→ M29の場合はBB弾保持位置に近づけてあるが弾力性には乏しい上、0.25弾固定、M19は調整はきくものの、やはり弾力性には乏しい上、つまづきホップ傾向が強い。

× ペガサス病
→ 内部のバルブパッキンに貼り付きが起こってバルブを充分に叩けず、初弾のガス放出量が少なくなってしまう現象。コンスタントに撃っていればこの問題は出ないので、使用頻度を上げることがとりあえずの対応か。

上記の原因から、下記のように運用、あるいは改良すれば、相当に高い命中精度を得られるのではないかと考えられる。

改良案
1. シリンダー/タンクについては構造上、改善策が難しいため、適正なガス量と充分な気温を確保した環境で使用することを心がける。
2. シリンダー前面を平坦にし、ぎりぎり前面で、弾を軽く保持するよう仕様変更する。
3. フォーシングコーンは固定だとしても、テーパーをキャンセルし(面取りのレベルに変更)、バレルの最後端に柔軟なホップラバーを設定する。

→タナカ S&W M29 のレビュー記事もよむ

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タナカ S&W M19 2.5インチ 〜新発見!M15 (M56) スタイルの美しさ

2008/3/09 By: maxi カテゴリー: リボルバー

タナカ S&W M19 2.5インチ コンバットマグナム
タナカワークス S&W M19 2.5インチ コンバットマグナム
ペガサス ガスリボルバー
ABS ミッドナイトゴールド メッキ

スペック
全長:188mm
重量:560g
装弾数:13発
参考初速:65.9m/s – 0.2g (0.43J)

スクエアバットフレーム × グリップアダプター がハマる M19
まもなく ハートフォード から S&W M15 2.5インチ コンバットマスターピース (M56) のモデルガンが発売されるようだが、今更ながら、そのデザインバランスに感銘を受けた。スナブノーズ に スクエアバット の フレーム、グリップアダプター、そして M10 でおなじみの スクエアタイプ サービスグリップ の組み合わせが めちゃくちゃカッコいい!とほれ込んでしまった。
M15 や M56 というモデル自体、エアガンでは未だモデルアップされておらず、今回初めて知ったようなもので、今までまったく気にかけることもなかったが、改めて S&W リボルバー の魅力に取り付かれた次第である。

タナカ S&W M19 2.5インチ コンバットマグナム

さて、モデルガンでは当然、弾も出ず、カラ撃ちすることもはばかれるため、満足いかないことは分かりきったことであり、私がその M15モデルガン を買うようには思えない。そこで、手っ取り早く、タナカ の ガスガン でそのデザインを再現してみることにした。

M15 の 再現は何ら難しいことではなく、タナカ ペガサスリボルバー S&W M19 の 2.5インチ バレル と 4インチ フレーム を組み合わせればよい。グリップアダプターやスクエアのサービスグリップが別途必要にはなるが、作ってみた結果、かなり近しいデザインになった気がする。

タナカ S&W M19 2.5インチ コンバットマグナム

これまで「 コンシールドキャリー リボルバー 」としては、 M66 の 2.5インチ ラウンドフレーム + 木製グリップ が「美の極地」かと思い込んでいたが、今回の M56 、いやこの M19 は自分の中で簡単にそれを超えてしまったようだ。リヤエンドにエッジが立ったデザインは、パイソン の 3インチ (コンバットパイソン) にも通ずるかもしれないが、確実な S&W アクションと相まって、非常に満足感の高いものになった。
シリンダーには、定番チューン(パッキン加工)を施してあるため、ノーマルよりも命中精度は高まっている。是非、インドアバトルに持ち込みたい逸品である。

ゲーム実践記
無謀にも、アウトドアフィールド で ハンドガン戦 の サブウェポン として、投入してみた。さすがにこれでヒットを取ることは出来なかったが、パッキンの抜弾抵抗を削減加工しているおかげで、ほぼ狙ったところに弾が飛んでいく。意外にも20mなら当たるかもしれない距離で、30mぐらいの着弾までも期待できるレベルだ。もう少し暖かくなればガス圧も安定し、命中精度も上がりそうな気がする。
しかし、パッキン加工によって装弾数6発となっていて、いかんせん外で使うには弾数が少なすぎる。やはりリボルバーは、インドアで「リアル装弾制限」をして遊ぶときに面白いと思う。

▼こちらは M19 2.5インチ ブラックABSモデル。 M66 に付いていた アンクルマイクス の ラバーグリップ を装着。隠し持つなら ラウンドフレーム のほうが、引っかかりが無くて良い。

タナカ S&W M19 2.5インチ コンバットマグナム

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タナカ M19 のヤフオク出品状況

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