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東京マルイ ベレッタ M92F INOX クロームステンレス (vol.3) ~ リコイルに重みが加わった進化版

2012/11/09 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス
東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス(INOX) GBB

スペック
全長:217mm
重量:740g
装弾数:26発
参考初速:78.5m/s(0.61J)
・固定ホップアップ
・写真はエアコキM92Fのグリップに換装
※標準はフィンガーチャンネル付きラバー調グリップ

← 前回のレビュー記事 東京マルイ M92F クロームステンレス (vol.2) ~ サバゲー実戦 インプレッション

M9A1発売後…
M92系ガスブローバックモデルの傑作ともいえるM9A1が先日発売されたばかりだが、その後に再販されたM92Fが気になり、期待も込めてM92Fクロームステンレスモデルを再度購入してみた。個人的にM92Fはどうしてもステンレスバージョンが好みで、コレクションとしても捨てがたいものだった。とにかく「カッコよく美しい」そのひと言に尽きる。以前より、M92Fは内部がリファインされ、より良くなったという情報は得ていたし、実際に所有している方に試し撃ちさせていただく機会もあり、確かに撃ち味の印象は変わっていたのを覚えている。

東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス

さて今回は、2012年10月31日に再販されたM92Fクロームステンレスになるが、試しに撃ってみると、明らかに初期の同モデルとはブローバックの感触が違う。キックの鋭さや重さなど、感覚的には最新モデルであるM9A1とほとんど変わらない。初速もM9A1と同等で、以前より若干高めになっている。
参考までにスライドアッセンブリーの重さを測ってみると、M92Fは197g、M9A1は228gだった。マガジン温度が高くなるにつれ、M9A1のほうがキックに重みが加わると思うが、M92Fも全く不満のない、非常にキレの良い撃ち味を得ている。M92F初期モデルおよびM9A1と3挺ならべて、同じマガジンでテストしたが、特に初期型との差は明らかだった。

東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス

初期モデルはピストンカップやスプリングなどをカスタマイズしてあるが、リコイルのキック感が無く、ただスライドが動いているだけの印象だったのに対し、現行モデルはちゃんと手にガツンとくる、重みのあるリコイル感が備わっている。クロームステンレスモデルのファンとして、非常に嬉しく思った。
固定ホップアップのため、弾の飛び方に若干クセはあるが、BB弾の選択とパッキン圧の微調整でチューニングできるので、これは良しとしたい。シューティングレンジでも実射してみたが、非常に良く当たることに変わりはない。
古いM92Fをお持ちで、M9A1ではイヤだという方は是非、この最新版を試してみてほしい。

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東京マルイ ベレッタ M92F INOX クロームステンレス (vol.2) ~ サバゲー実戦 インプレッション

2009/9/20 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


マルイ M92F クロームステンレス ガスブローバック
東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス(INOX) GBB

スペック
全長:217mm
重量:740g
装弾数:26発
参考初速 72.5m/s(0.526J)
・固定ホップアップ
・フィンガーチャンネル付きラバー調グリップ

← 東京マルイ M92F クロームステンレス 前回のレビュー記事 (vol.1)

長年愛用できるハンドガン
東京マルイ の M92F シリーズ は、ガスブローバックガンとしての出来栄えは、旧世代レベルであるものの、ベレッタのデザインが美しく飽きがこないため、手放せない一挺となっている。何より、硬質で綺麗なメッキのおかげで、古臭くならず、魅力が色あせないのがポイントだ。手軽にステンレスモデルを楽しむなら、しっかりとメッキがかけられて、雰囲気を充分に再現しているこのモデルは充分お勧めできるものだ。

サバゲー実戦インプレ
このハンドガンは年に数回、ゲームで使うペースになっている。ブローバックこそ軽いものの、ともかく命中性能が高いため、現行の他のハンドガンと交えても戦力に遜色はない。握りやすいグリップデザイン、感触の良いトリガーなど意外にも美点が多く、完成度の高さを感じる。なお、最新のロットでは、エンジン部分など細かい部分に改修が加えられているようで、キックパワーも高くなっていると見られる。

スライドの擦り合わせに金属レールを使うなど、動作を軽くする工夫が見られる所は、さすがマルイで、ブローバックのリコイルはそれほど強くないものの、安定した射撃が出来る。固定のホップアップは0.2gでは箱出し当初こそ強めに効くが、使っていくと当たりがついて(弱くなって)いく。あるいはエクセルやSIISなど、小さめの弾を使うと丁度良い弾道を得られる。

マルイ M92F クロームステンレス ガスブローバック

M92F のブラックモデルは 現行 米軍装備 のお供に、クロームステンレス モデル は 映画バリの派手さが備わっているので、インドアフィールド で POLICEチック に戦いたい場合や、鑑賞、コスプレ撮影など広く楽しみたい方にお勧めできる。
なお、2011年時点の生産品は、ブローバックエンジン が改良されており、以前よりも強い リコイルキック を楽しめるようになっている。

東京マルイ M92F クロームステンレス 次のレビュー記事 (vol.3)

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東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス ~ 才色兼備のベーシックハンドガン

2006/4/01 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス
東京マルイ ベレッタM92F クロームステンレス(INOX) GBB

スペック
全長:217mm
重量:740g
装弾数:26発
参考初速 72.5m/s(0.526J)
・固定ホップアップ
・フィンガーチャンネル付きラバー調グリップ

美しく力強い M92F アイノックス
東京マルイ が ブローバックガスガン 第一弾 として 1999年に発売したのが ベレッタ M92F である。本当の第一弾は、1986年の S&W M59 と ブローニングハイパワー だったが、 ブローバック と呼ぶには 機構的にもデフォルメの強い製品だったので、思い出としてしまっておこう。
さて、東京マルイ ベレッタ M92F は、2002年にシルバーモデルである クロームステンレス が加わった。硬質の クロームシルバーメッキ が施されたことで、ベレッタデザイン の美しさが引き立ち、魅力が倍増している。実銃は「inox」と呼ばれるが、イタリア語で ステンレス のことで、イノックス あるいは アイノックス と読む。映画にも多く採用され、映画「 バイオハザード 」でもミラ・ジョヴォヴィッチ が、倒れている警官から抜いて ゾンビ犬に向けて連射し、その最後にアップで映されて その迫力を醸し出していた。あのカッコいいスロー描写に痺れたファンも多いのではないだろうか。他にもドーンオブザデッド、ランドオブザデッドなど、ゾンビ映画に ベレッタ M92F – INOX いうのは、もはや定番の感もある。

ブローバックガスガン の ベレッタ M92F 系モデル は、WA や KSC からも発売されているが、実射性能の高さはこのマルイ製には及ばない。WA が初めてマグナブローバックの INOX を出したとき、これはカッコいい!とすぐに購入してみたものの、ホップアップが全く役に立たず、ブローバックとメッキの美しさを楽しむだけのハンドガンになっていた。最近も WA から M9A1 のステンレスモデルなどが発売されたが、相変わらずホップアップは改良されていないようである。またシルバーが塗装では、あまり意味が感じられず、メッキでないと耐久性の面で不安が残る。

東京マルイ M92F のブラックモデルも過去に所有していたが、ノーマルバージョンでは今一歩、表面仕上げ や 質感 が足りなかった。マガジンキャッチ が プラスチック製であったりして、随所に コストダウン のあとがみられるのである。しかし、 クロームステンレス モデル は、硬質メッキにより一定の質感が維持され、マガジンキャッチ なども メタル化されており、格段に出来が良くなっている。

ブローバック・テイストは今一歩のところ
ブローバックの感触は WA や KSC に及ばず”軽い”印象で、手ごたえ、反動があるほどではない。あくまで次弾装填を目的にしているだけのような軽さだ。冬季はより一層頼りなくなってしまう。だがゲームで信頼できるベレッタは唯一これしかないのが現状である。願わくば WA のマグナブローバックシステム に マルイ の ホップシステム が載ってほしいところだ。(※東京マルイ M92F はその後、エンジン部分が改良され、2011年現在では初期モデルよりハードなキックを楽しめるようになっている。)

東京マルイ ベレッタ M92F クロームステンレス

多数のカスタムパーツと、楽しいチューンナップ
いまいち至らない点があるものの、カスタム魂をくすぐる細かなパーツが、幸いにして用意されている。
まず1つ目は、アングス の メタルアウターバレル。重さや作動音にあまり変化は見られないが、触ったときの冷たさと表面的な丈夫さが気に入っている。
2つ目は作動性向上に定評のある、PDIピストンカップ。ブローバックエンジンのプラスチックカップをOリングタイプに置き替えるもので、摩擦が少なく冬季でも作動性が向上する。マガジン温度を維持するのが基本条件だが、実際これを装着するとキック力が増し、ABSスライド の WAマグナと同程度の感触を得られ、非常に楽しい ブローバックガスガン となる。
3つ目、グリップ はノーマルの フィンガーチャンネル よりもシンプルな、スタンダードタイプ が好みなので、東京マルイ エアーコッキング M92F のものを流用してみた。実際はフィンガーチャンネルがあったほうが握りやすく、射撃も安定するのだが、見た目の好みで変えている。
これだけチューンしても、他社の M92F を単体で買うのとほぼ同じ値段なのが嬉しい。マルイ製品全般に言えることかもしれないが、買った後も楽しむ余地があるのは良い。

ホップアップを改良してみる
M92F のホップアップシステムには個体差があるようで、最初から適性ホップアップのものもあれば、若干かかりが弱いものもあるようだ。(逆に強すぎるというのはあまり聞いたことがない)
固定ホップなので単純な構造であり、調整も容易にできる。本来ここは可変ホップであって欲しいが、それは次期バージョンアップに期待することにしよう。
とりあえず現行M92Fに対しては、ホップパッキン上部のテープ貼り付けによる加圧が可能である。少し弱いと感じたなら、2x4mm程度のビニールテープなり、グラステープをパッキンに1~2枚貼ってかませば、適正な状態になってくれるだろう。20mだった有効射程が30mに延びるに違いない。

もうひとつの、ブローバック改善方法
ノーマルのリコイルスプリングは結構弱めで、どんなに条件の良い(気温の高い)コンディションでもリコイルスピードが遅い。スライドが下がりきった時と戻ったときで2回、やや間隔のあいた音が聞こえる。これを短い間隔、つまり1回の音に近づけるには、リコイルスプリングの交換が効果的である。これもまた幸いなことに、リコイルスプリングは色々なバリエーションが販売されており、不等ピッチでほぼ同じテンションのものから、やや強めのテンションまで出揃っている。価格も1000円前後と安く、交換も非常に簡単なので、一度交換してみるとよいだろう。私は「不等ピッチでほぼ同じテンションのもの」を装着してみたが、ノーマルよりも戻りが早くなって調子が良い。スピードだけで言えば KSC の M9 (07ハードキック) と同等といえるかもしれない。東京マルイ M92F のスライドの軽さは何ともしがたいが、実用面を捉えれば決して不満ではない。

M92F クロームステンレス は、眺めて良し、ゲームにも良しと、まさに才色兼備なガスブローバックハンドガンに仕上がっており、買っておいて損は無いと思う。女性にも似合うのではないだろうか。インドア戦、アウトドア戦 どちらにおいても是非、カッコよく使いこなしてみてほしい。

→東京マルイ M92F クロームステンレス 次のレビュー記事 (vol.2)

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