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マルゼン M1100 リヴィジョン ディフェンダーRIII

2006/6/12 By: maxi カテゴリー: ショットガン


マルゼン M1100 リヴィジョン
マルゼン M1100 リヴィジョン

スペック
全長:520mm
重量:1850g
装弾数:3+1シェル(1~9BB)
参考初速:88.2m/s(0.78J)

マルゼンのオートマチック・ブローバックショットガンM1100のフェイスリフトバージョンが「リヴィジョン」である。20mmレイルを4面に装備した一体型タクティカルフォアグリップが特長であり、今のところのエアガンとしては珍しい、現代風のショットガンといえよう。

ショットガンは、M870のようにジャキン!と毎回コッキングするのも気分的に楽しいのだが、ガスブローバックや電動の連射感になれてしまった今、マニュアルポンプアクションでゲームをすると、両手がふさがれるうえにかったるく感じてしまうこともある。その点このM1100シリーズは新鮮な面白さを提供してくれるだろう。

3シェルしか入らないからこその、再装填の楽しみ
M1100 リヴィジョン(ディフェンダー3)は、全長520mmと非常にコンパクトで、映画バイオハザード2のアリスさながらの片手撃ち(あれはモスバーグのようだが)も可能だ。ライブシェルは3+1発(BB弾は1~9発まで収納可能)しか装填できないが、実際に散る弾と、まめに要求される「装填」の醍醐味は、他にはない楽しみである。ゲームで勝てるかどうかはその戦術によるが、勝ち負けや弾の当たる当たらないよりも、ただ何でもいいから「シェルを込めて」「ぶっぱなしたい」衝動にかられるのがこのショットガンである。
完全にゲーム用なら、中古でケースレスタイプのM1100を選ぶという手もあるが、シェル装填~派手な発射音と強めのリコイル、見事にイジェクトされるシェルを目の当たりにすると、エアーガンとしての面白さではシェル式M1100が現在唯一の存在であり、最高の楽しさを提供してくれる。

さて、マルゼンの説明書はいろいろと丁寧に書かれている。グリップ内のガスタンクは50回程度まで撃てるとか、3発を装填するとベストなホップアップ効果が得られる、など製品の特性やユーザーが知りたいポイントをちゃんと説明している点は親切で良い。またリビジョン3においてはワイドトリガーシューが付属しており、重く硬いトリガープルの負担を少しでも減らすように工夫されている。

お試し旧式化カスタム
個人的にはヘビーデューティなオリジナルデザインの先台がいまいち馴染めなかったので、スマートなCA870の先台を装着してみた。せっかく現代風のリビジョンを崩してどうすると言われそうだが、すぐに戻すことも可能なので、お試しというところだ。シェルチューブ部分のサイズやバレルは全く同じものを使用していたので、入れ替えは難なく可能だった。
CA870の先台は、動作するボルトに繋がったバーと連結させるわけにもいかず、そのままではシャカシャカ動いてしまう。そのため、先台内部にある数本のレールをニッパーで切り、インナーフレームとかみ合わせる事で、引いた格好でガッチリ固定させてみた。フロント側に固定するならネジ止めで出来るし、CA870用コッキングバーの加工(切り取り)で、カンタンにオートマチック+マニュアルポンプアクションに出来そうなのも興味深い。グリップはソウドオフにしてみたいと思ったが、さすがにガスタンクの内蔵がきかないため見送った。

マルゼン m1100 リヴィジョン

こうすると見慣れたショットガンのカタチになる。これでシェルがドカドカと排莢される迫力とブローバックサウンドは、静かなポンプアクションとはまた違った楽しさがある。しかもシンプルで取り回しやすさが増し、片手撃ちが似合う(?)ところがポイントである。

マルゼン m1100 リヴィジョン

CA870と比べると、コッキングこそボルトノブ仕様になっているが、シェルをカポッと押し込んでいく感触はたまらない。また、撃ったときの迫力は当然エアコキよりもこちらのほうが上である。これこそショットガンの迫力や楽しさを具現化したモデルであろう。インドア戦に使うのも面白そうだ。

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マルゼン CA870 CQBストック ~ 連射が可能な狙撃銃的ショットガン

2006/3/23 By: maxi カテゴリー: ショットガン


マルゼン CA870 CQBストックモデル
マルゼン CA870 CQBストック
コッキングエアーショットガン

スペック
全長:777mm
重量:1620g
装弾数:40発
参考初速:89.4m/s (0.799J)
・オープンドットサイト付属

シンプルにまとまった、ショットガンらしいスタイル
レミントン M870 (ガス・ショットガン) をはじめ、 CA870 エアコキショットガン シリーズ はマルゼンのロングセラー商品のひとつであり、さまざまなバリエーション展開がされている。これは CA870 の フルサイズストック仕様 ドットサイト付 限定バージョン である。パッケージを見ると、コッキング・エアーと書いてあるが、まさかCAが単にその意味だったとは…なんともシンプルなネーミングだ。

さて、この「 CA870 CQBストック 」は何といっても、きれいにまとまったデザインが特長だ。映画などで見慣れた、ショットガンらしい格好で、眺めていても飽きがこない。形状は構えやすく、またある程度のパワーもあって狙撃・連射も可能ときている。ゲームでメインにするには厳しくとも、なぜか持っていって遊びたくなる銃だ。

マルゼン CA870 CQB パッケージ

この CA870 CQBストック バージョンには、レールとドットサイトがパッケージングされていることで、素早い射撃が可能になっている。
だが、いくつか残念な点もある。ひとつは、単発発射しかできないこと。一度コッキングするとコッキングハンドルがロックされるシステムで、数発をローディングすることは出来ない(正確にはロックする手前で止めれば2発まで装填可能)。つまりショットガン=散弾とは少し違っている。すなわち散弾という概念は捨てて考えたほうが良い。
それからスリングスイベルが付属していないこと。サブウェポンとして使うなら、特に欲しいところで、結局スイベルを買ってストックに穴を開けるなどして自作する必要があるため、やや面倒だったりする。あとはホップアップが固定で、効きが弱いこと(以降は可変ホップになっている)。構造は単純ながらも、テンションを強めてもイマイチ弱いので、アングスのホップスプリングなど、手を加えないとなかなか遠距離を飛ばすのは難しいという点がある。

ゲームでの使用感
一度、ゲームに投入してみたが、初速は高いもののノーマル状態で飛距離がガス・ハンドガンに劣る場合があり、圧倒的に不利となってしまった。コッキングガン・オンリーであれば優位かもしれないが、実際はなかなかそんなゲームをする機会もないのではないだろうか?(→しかしこれを覆す活躍をみせた CA870 ソードオフ のレビューもご覧頂きたい)
弾道自体はとても素直だが、ホップシステムは要調整と言えそうだ。固定ホップバージョンでも構造が単純で、カンタンに圧を調整できる点は良い。

室内戦であればノーマルでも充分な有効射程を得られるが、アウトドアに持ち出すと、スナイパーとしてもショットガンとしても今一歩足りない部分があり、帯に短しタスキに長しといったところだ。基本性能は優れているので、逆にその部分をうまくチューンすれば、侮れないゲームウェポンとなりうるのも確かであろう。
それから、標準的な身長の人や腕の短い人が構えると、ストックのエンド(ラバーパッド)が長いせいで、先台までかなり手を伸ばした格好になり、構えながらのコッキングはしにくい。ストックのラバーエンドを切るなどしてチューニングしたいポイントである。ちなみに私はノーマルの黒づくめが気に入らなかったので、写真のように木目調塗装を施している。

CA870 は、弾数ではなくテクニックでゲームプレーをしたいという玄人向けのエアソフトガンといえる。電動ガン、ガスブロほど連射は効かないが、パワーソースが不要で季節を問わず安定しており、シンプルがゆえに故障も無い。あとは、好きなようにカスタマイズして、納得の行く仕様にすれば相当に面白いモデルである。

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