アカデミー マイクロUZI 電動ガン ~ 唯一のモデルアップ
スペック
全長:249mm
高さ:283mm
重量:346g
装弾数:230発
初速:32m/s – 0.2g (0.10J)
・フルオートモードのみ
・推奨使用BB弾:0.12g〜0.15g
・標準は単4アルカリ電池6本使用(マンガン電池は動作不可)
メーカー希望小売価格:4,095円
実銃の紹介
マイクロUZI の登場は1985年頃で、治安部隊や特殊部隊向けに開発された「ミニUZI」のコンセプトを進めて、さらに小型化したサブマシンガンである。全長282mm、重量1.7Kg、9mmパラベラム、クローズドボルト仕様で、毎分1200発という高速連射が可能となっており、ショートレンジでは MAC10 を上回る制圧力をもっていた。アメリカ一般市場向けに、拳銃としてセミオートのみで仕立て上げたものがUZIピストル(9mm/.45ACP)である。
現在唯一手に入れられる マイクロUZI のトイガン
マイクロUZI (またはUZIピストル) のトイガンはかつて、実にさまざまなメーカーから発売されていた。マルゼン (タイプU / GBB)、マルゼン(ガスセミオート)、JAC(ガスフルオート)、マルコシ(ガスセミオート)、 ポイント(カート式エアー) などである。80〜90年代当時は多くの映画にも登場していた為、このように各社から発売されていたのだろう。私もチャックノリス主演「地獄のコマンド」の マイクロUZI ニ挺使い のインパクトが非常に強い。
エアソフトガンでは、全てが低価格のエントリー向けモデルとして位置づけられていた。唯一ガスブローバックだったマルゼン・タイプUも既に絶版となり、現在はアカデミー製しかない。アカデミーにはストック付きのエアーコッキングモデルも存在したが、現在は見当たらず、絶版のようだ。
コンパクト × 多弾数 のローパワー電動ウェポン
アカデミーの マイクロUZI は、非常にコンパクトなボディでありながら、230発の装弾数を持っているのが特長である。また、低価格も魅力だ。東京マルイ他から同等の製品は発売されておらず、オリジナリティのあるエアガンといえる。
実射インプレ
発射音はけたたましく響き、回転はやや遅めになっている。固定ホップアップが装備されているので、20mくらいは飛ばすことが出来る。
UZI譲りの無骨なデザインを再現
側面に入ったリブは UZI系 に共通した特徴だ。実銃のプレス・スチールゆえの造形であり、現代のあっさりしたプラスチックのフレームとは全く異なる趣がある。UZIファミリーに共通する、機械や機関車を感じさせるデザインは、古いと言われようが力強くて良いと思う。
10歳以上用ながらもリアルサイズ
マルイの電動ガンBOYSはデフォルメされているが、アカデミーの電動ガン(M4A1/ K2ライフル/ TMP/ マイクロUZI)は全てリアルサイズとなっている。
細かい部分も再現
アカデミー マイクロUZI は重量こそ軽いものの、しっかりと マイクロUZI のデザインを再現している。
・ミニUZI と同様のスリット・マズルブレーキ
・コッキングノブ、エジェクションポートは無可動
・グリップセーフティはオミットされているが、グリップサイズは小さめで非常に握りやすい。マルイ UZI とほぼ同様のサイズ。
・セーフティレバーは2段切替で、左が撃発、右が安全。
動作させた後にセーフティをかけると、メインスプリングが開放されるというギミックが備わっている。
・トリガーはプラスチック製だが肉厚があり、強度にもさほど心配はない。
230連マガジン標準装備
マガジンは230連のゼンマイ巻上げ式で、東京マルイの UZI と似たような仕様だ。こちらはオールプラスチック製で、ケースがシースルーのスモークカラーとなっていて、残弾が容易に確認できる。マルイの0.12g弾を使ってサイティングして撃つと、15mくらいで浮き上がって広範囲にばらまく感じになる。SIISの0.15g弾を使うと、約15m先でドロップし始めるが集弾性は高い、という結果だった。ちなみに写真の右端に置いてある マルイ 電動UZI用マガジンとの互換性は無い。
リポバッテリーを内蔵する
さて、アカデミーの電動サブマシンガンシリーズ(といっても マイクロUZI と TMP しかないが…)は、単4アルカリ電池6本使用の、10歳以上向けモデルとなっている。この設定が曲者で、電池の消耗が早くて撃てる弾数が異常に少ないという問題がある。これでは思う存分遊べないので、リポバッテリー化をお勧めしたい。7.4Vリポバッテリーに換装すれば、約600rpmで1000発以上は撃てるようになり、結果的にリーズナブルだ。11.1Vでさらに回転数を上げてみたいところだが、内蔵できるのはET1-7.4V 700mAhがギリギリの為、今後の研究課題としておきたい。
耐久性に関して
半年ほど前に購入したアカデミー TMPは、ゲームでかなり酷使している部類に入ると思うが、本体/メカに関しては現在でも異常は無い。しかしマガジンのゼンマイ巻上げがいっぱいになると空回りしてしまうなど、少々ヘタリが生じ始めている。TMP についてはスペアマガジンの販売もあるので必要な方はGUN道場PRODUCTSまで問い合わせてみて欲しい。
遊び方を考える
サバイバルゲーム定例会などをメインに遊んでいる方には、使いどころに困ってしまうかもしれないが、色々と遊び方もあるので紹介しておきたい。10歳以上用のエアガンはパワーが低いぶん、直接肌に当たってもケガには至らないため、至近距離でも危険度が低い点が特長である。
・18歳未満の少年たちのメインウェポンとして
マルイ電動ガンBOYSに比べて価格が安くてリアルサイズ、マルイミニ電動ガン(または電動ブローバック)よりも多弾装填が可能。もちろん大人が使っても良い。10禁ワンメイク戦なら銀ダン以上にスリリングで楽しいウェポンになるだろう。
・フィールド貸切のネタゲーム等で
ターミネーター戦などでターミネーターに持たせるには丁度良い。レジスタンス(人間)側は持ち弾3発程度でターミネーターに着けた風船を割るなどのゲーム例がある。(ほぼ無敵のターミネーターが通常のフルパワー電動ガンで暴れると痛い事この上ないので、やめたほうが良い)
・インドアゲーム
手狭なフィールドなら、ハンドガンやローパワーウェポンのほうが楽しめる。
・U18ウェポン ワンメイクゲーム
どんなフィールドでも、10歳以上用エアガンに限定してゲームをすると非常に面白い展開になる。とにかく走り回ることにはなるが、子供に返ったかのようにワイワイと遊べるので、是非試してみていただきたい。
・スナイパーのバックアップウェポン
ともかく軽量なので、緊急脱出時のウェポンとして。
・UZIファンならコレクションと割り切っても良い
マイクロUZI は価格も安く面白い一挺なので、是非お遊び用にでも試してみていただきたい。
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