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KSC M9 システム7 (vol.2) ~ シャープなキレ味と激しい撃ち応え!

2010/9/30 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC U.S. M9 システム7
KSC U.S. M9
ブローバックガスガン
システム7

スペック
全長:216mm
重量:810g
装弾数:24発
参考初速:85m/s – 0.2g (0.72J 9月測定)
・ABSモデル
メーカー希望小売価格:19,425円

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ベレッタ M92F系の一つの到達点
ベレッタ M92F , US- M9 といえば、トイガンの中でもベーシック中のベーシックモデルのはずだが、ベーシックゆえにブローバックガスガンの発展途上期に作られたため、しっかりハードにブローバックして、しっかり当たる、という両方を満たすモデルが無い。そんな中でハイレベルに仕上がっているのが、この KSC システム7 搭載モデルである。
システム7はデビュー当初、スライドの大きなソードカトラスを快調に動かすために作られたエンジンということだったが、いまや KSC のほとんどのモデルに搭載されるようになり、その激しい撃ち味には定評がある。また、カトラス譲りの驚異的な初速を発揮する。さらに夏場は、流速効果によって弾のエネルギーが長く保たれるため、サバゲーでは相手へのダメージに留意したほうが良い。

表面仕上げは控えめのマットブラック
KSC のモデルはまず、造形が非常にシャープにできているのが特徴となっている。
目を凝らしてまじまじと見ても、アラが無く素晴らしいデキだと思わせるもので、コレクションアイテムとしても最高の製品といえる。

ロットによる仕上がりの違い
システム7 モデルにおいては、デビュー当初の仕上げと現行モデルの仕上がりが異なっている。結論から言えば、現行モデルは、一層リアルに進化した。2008年12月頃の初期モデルは、塗装らしき粒がやや気になるマットブラック仕上げで、刻印はただの溝。箱の色が薄いブルーグリーン。2010年夏時点のモデルは、表面に粒子はみられず美しく仕上がっており、かつ刻印がレーザー刻印を模したように、グレーで墨入れされている。箱の色は濃いブルーグリーンとなっている。大人気を誇るソードカトラスも、ロットナンバーにより仕上がりが異なるなどの話もあり、面白くもあるが、極力は均一化してほしいところだ。もっともそれは、改良を重ねて進化しているものとは思われるが…

KSC U.S. M9 システム7

シャキッとした操作感の心地よさ
KSC 製品は、基本的にシア・ハンマー周りが、硬度の高い焼結金属で製作されており、スライドやトリガー、ハンマーなど全体の動作は非常にスムーズで確実だ。中でもトリガーのキレの良さは、他のどのハンドガンに比べても秀逸といえる。
ABSモデルは、スライドが軽いため、キックはそれほど強くないものの、ブローバックスピードは相当に速く、スライドが後ろに叩きつけられるような反動が味わえる。発射サウンドは低音質の大きな破裂音で、非常に激しい音がする。 システム7 をサバゲーで使うと、初速が高いことも相まって、発射音だけでも怖いと言われる。

若干バラつきのある命中精度
サバイバルゲームにおける有効射程は約20〜25mといったところで、もちろん40m先にも到達はさせられるが、ヒットを取るだけの精度は無いようだ。ラバー・チャンバーがタイトで、BB弾を保持する仕様のため、乱回転がかかっているものと思われる。BB弾は小さめのものを使ったほうが良い。ただしノーマルのままでも、インドアやCQB戦なら十分にメインを務められるだろう。

どうしても変えたくなるノーマルグリップ
ノーマルグリップの KSC刻印 だけは、どうにも目だって気になってしまう。幸い、多数のカスタムグリップが販売されているため、気に入らない場合は、好みで換えることを前提に考えたほうが良い。パックマイヤーなどのラバーグリップ、木製グリップ、または ベレッタ のレプリカグリップなど、色々販売されている。

KSC U.S. M9 システム7

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KSC US M9 (vol.1) 〜 07ハードキック .. 満足度高い質感

2008/12/07 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC M9 システム7
KSC US M9
ブローバックガスガン
システム7 (07HK)

スペック
全長:216mm
重量:810g
装弾数:24発
参考初速:85m/s – 0.2g (0.72J 9月測定)
・ABSモデル

装備品
アルタモント 木製グリップ

シャープな撃ち味、キレの良さNo.1の M9
ベレッタ M92F , US-M9 といえば、トイガンの中でもベーシック中のベーシックモデルのはずであるが、意外なことに「完全版」といえそうなものが存在しない。「完全版」とは、造りの質感が高く、リコイルもハードで、弾道(有効射程)が30-35mまできれいに伸びるというようなイメージだが、現状ではこの最新版の KSC システム7 エンジン搭載モデルが理想に近いのかもしれない。

KSC M9 システム7

動作は非常にスムーズ&確実で、トリガーのキレの良さはどのハンドガンに比べても秀逸である。シア・ハンマー周りが焼結金属製で作られていることのメリットであろう。また、各部の造形や質感も上々といえる。キックはそれほど強くないが、ブローバックスピードは相当に速く、一瞬で動作が完了する。発射サウンドは低音質の破裂音で、非常に良い音である。そのため、速射を浴びせかけるのが非常に楽しいハンドガンといえる。

KSC M9 システム7

アルタモント 木製グリップ装着
ベレッタには木製グリップも良く似合う。せっかく変えるならと、木製グリップを装着してみた。アルタモントのグリップはそのまま付けようとすると、少し後ろにずれて、グリップ自体も1ミリ程度浮いた感じで留まってしまう。製品誤差なのかもしれなが、最後の写真のマーカー部分が干渉するようなので、この斜めのラインを0.5〜1ミリほど平ヤスリで削り、ネジ穴も丸ヤスリでわずかに拡張しておくとジャストフィットする。このようなフィッティングチューンは、やっていて気持ち良いというか、楽しい。なお、この木グリはノーマルのプラグリップよりも若干太くなってしまうが、元のデザインのおかげかハンドリングはしやすい。個人的にはパックマイヤー・グリップよりもフィット感が良く、扱いやすく感じる。

KSC M9 システム7

他社ガスブローバック ベレッタM92F, US-M9 の比較

WA M92F
刻印や質感の高さははこれ以上ない程だが、旧態依然の可変ホップシステムでは射程が短く、弾道も不安定なのが難点。狙って当てられるのは10-15mが良い所である。どちらかというと、モデルガン的な楽しみ方やシューティングのほうが向いているようにも感じる。

東京マルイ M92F
価格が安く抑えられているのが一番のポイントで、その分ブローバックの軽さや質感の低さは否めない。持った瞬間、そしてスライドを引いた音からして、いかにもプラスチックだ。WA や KSC との大きな違いは、使われている素材の格差にあるともいえるだろう。なお、足りない「質感」を高めようと、カスタムパーツをつぎ込むと、とんでもない総額になるので注意したほうがよい。動作的には、シリンダーカップとリコイルスプリングを交換するだけで、ブローバックのスピードと確実性を、若干向上させることが可能である。
しかしながら、命中精度や有効射程には絶対的な安心感がある。固定ホップが弾とジャストマッチすれば、25-30m程度の有効射程が得られる。ホップが弱い場合は、パッキンとアウターの間にテープを貼ってテンションを上げてやれば効きは向上する。個人的には、夏のアウトドアゲームならマルイ M92F に軍配があがると考える。

KSC M9 の総括
KSC M9 は、ノーマルグリップのKSC刻印だけは頂けないが、総じて、何も手を加えなくともかなり満足できるデキとなっている。特に造形のシャープさはダントツであろう。
有効射程は約20-25m、弾はやや散るように見受けられる。しかしインドアやCQB戦なら十分メインを務められるだろう。是非このモデルで、乱れ撃ちを楽しみたい所である。

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