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KSC イングラム M11A1 (システム7)

2011/3/16 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


KSC イングラム M11A1 ガスブローバックSMG
KSC イングラムSMG M11A1 ガスブローバック
システム7 バージョン

スペック
全長:253mm – 450mm
重量:1360g
装弾数:47発
参考初速:72.2m/s(0.52J)
2009年10月28日発売

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待望のシステム7化!
人気の小型サブマシンガン「KSC MAC11」がグレードアップして再登場した。エンジンは、より高速で鋭い作動を実現したシステム7化がなされ、マグネシウムボルトを標準装備としたことで、以前よりさらに激しい撃ち味が堪能できる。焼結部品の使用により耐久性もUPしている。ガスブロサブマシンガンの決定版と言えるデキだ。

KSC イングラム M11A1 システム7

恐ろしいまでの高速連射
毎分1200発の連射、それがM11に与えられた最大のメリットだ。今では東京マルイのグロック18C等と同等の数値ではあるが、M11はボルトが軽量かつフレーム内部で作動するため、射撃安定性が高いのが特徴で、すなわちリコイルは小さめになるが、これほどの高速回転ではメリットのほうが大きい。システム7特有のやかましい発射音も大きく響き、心理的な制圧効果までも望める一挺となっている。

KSC イングラム M11A1 システム7

確実な作動性
旧タイプ(05ハードキック)では、フルオート時にエジェクションポートからもBB弾が排出されてしまうという面白い状態だったが、システム7では給弾システムが改良され、しっかりと弾が撃ちだされる。ホップアップは従来のKSCタイプであり、有効射程は15~20mといった所だろうか。しかしある程度の射撃精度も含め、その安定性ではマルイのグロック18Cを超えるものがある。

KSC イングラム M11A1 システム7

ネックはマガジンの弾上がり
最近のガスブローバック系のマガジンによく言えることだが、適正なサイズのBB弾を使わないと、しばしば弾詰まりを起こしてしまう。マガジン内の小さなスペースに出来る限り多くの装弾数を持たせようとした結果、ダブルカラムの積み上がり角度が低くなり、下からスプリングで持ち上がるはずの力が、横方向への圧力に変換してしまうのである。これを解消するには、下記の方法が挙げられる。

[1] マルイBB弾など大きめの弾を使用する
[2] マガジンのBB弾スリットの滑りを良くする
[3] マガジンのBB弾スリットに、プラ板などのスペーサーを貼り付ける

最も手軽なのは当然、[1]だが、困ったことに屋外で使用するとホコリなどを呼んでしまい、だんだん調子が悪くなる。かといってシリコンスプレーを使用すると、さらにホコリを呼ぶ原因になってしまうし、ホップアップも不安定になる。滑りを良くしたいなら、CRE ドライファストルブなどの潤滑剤を使うのが望ましいだろう。これは文字通りドライ(乾燥型)仕様のフッ素粉末スプレーであり、ホコリを寄せ付けにくい。

↓発射可能状態:実銃のオープンボルトシステムを再現しており、発射の瞬間以外、チャンバーは空になっている。これを「安全」といえるかどうかは別として、見た目に分かりやすいシステムだと思う。マルゼンのイングラムM11では、ボルトストップ機構やフィールドストリッピング構造がオミットされているが、KSCでは全て再現されており、モデルガン的にも楽しめる。
KSC イングラム M11A1 システム7

マルイ MAC10 と KSC M11A1(MAC11)のサイズ比較
MAC11は、45口径サイズのMAC10を70%ほどダウンサイジングした大きさになっている。そのグリップはハンドガン以上に細く、全体的にもおもちゃっぽさを感じさせるが、そこから吐き出される超高速連射と、プレイヤーの動きを一切阻害しない重量・サイズは、サバイバルゲームでは恐ろしい存在になるだろう。
ちなみにマルイMAC10のストラップは、MAC11のスイベルには5ミリほど幅が広いため、流用することはできない。しかしワンポイントスリングなどを装着すれば、携行や射撃に不自由することも無いはずである。
KSC イングラム M11A1 システム7

KSC イングラム M11A1 システム7

MAC11を戦闘(ゲーム)で活かすには?
実銃の例に漏れず、狭い空間や至近距離で最大の威力を発揮するのがイングラムM11である。機動力を活かしてアクティブに立ち回り、相手を瞬時に制圧する、そういった動きを心がければ、充分応えてくれるサブマシンガンといえよう。スナイパーのバックアップウェポンとしても非常に頼もしい存在となる。マガジンのサイズが小さく(細く)、重量が軽いこともメリットである。見通しの良い森林フィールドや、バリケードに隠れ続けなければならないゲームでは役に立たないが、市街地戦やインドア戦などで大いに活用してみてほしい。

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KSC イングラム M11A1 (05HK)

2006/3/14 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


KSC イングラム M11A1 GBB
KSC イングラムSMG M11A1 ガスブローバック
ハードキック05バージョン

全長:253mm – 450mm
重量:1360g
装弾数:47発
参考初速:83.8m/s(0.702J)
・アルミレシーバーに換装
・マルゼン製ハンドストラップを着用

夏到来!インドア最強のサブマシンガン
イングラムM11(MAC11)は、相当古くから様々なメーカーでモデルアップされ、現在にも至っている、息の長い人気モデルである。ハンドガン並のサイズから繰り出される怒涛の弾幕は、撃っていて楽しい以外の何者でもない。

現在は、マルゼンとKSCの2社のみがイングラムM11(ガスフルオート)を販売している。KSCのイングラムM11は、メカニズムや回転数にこだわって作られており、実銃どおりの分解工程や、弾切れでボルトストップがかかるなど、非常に良く出来ている。ホップアップ性能も秀逸で、比較的安定しており、セミオートなら狙撃も可能なレベル(といっても15m程度だが)、フルオートならうまい具合に散ってくれるので、特にサマーシーズンのインドア戦では脅威となるだろう。

KSC イングラム M11A1 GBB

ガスブローバックならではの立ち上がりの鋭さと、高速な回転(約1200rpm)は、他のどんなエアガンをも凌駕しており、そうなると47発の装弾数が少なく感じるほどである。何しろ超高速ブローバックで、約2~3秒で全弾がなくなってしまうわけだが、とにかくその撃ち味は頼もしく、非常に面白いエアーガンである。ハンドガン並みの機動力と相まって、接近戦では非常に高い戦闘力を持っている。
激しくブローバックしながら、生ガスも噴きつつ、多少のBB弾を「エジェクションポート」からも排出しつつ・・・と、仕事が追いついていないのがちょっとお茶目でもある。

KSC イングラム M11A1 GBB

さて、そのお茶目な欠点・・・高速回転による弊害がいくつかある。
それはフルオート時に高い確率で給弾不良が発生する点で、撃っているとBB弾がエジェクションポートから薬きょうさながらに散ったり、弾がノズルとボルトの隙間に詰まったりする。前者の場合は最悪、実際の発射弾数が1/2程度に落ちてしまう。これは構造上、弾がマガジンからチャンバーに移動する部分に空間があるので、そこから飛び出してしまうのであろう。マガジンスプリングが強すぎるのか、リップの形状的な問題(ダブルフィード)、もしくはBB弾の種類が原因かもしれないが、まだ解明はしていない。

マルゼン M11とよく比較されるが、KSC M11のほうが動作がリアルで、ホップアップ性能も良いので、個人的にはKSCをお薦めしたい。ただし、マルゼン製のガスフルオートも侮れない。激しいサウンドや撃った感触という点では、おそらく撃ってテンションが上がるのはマルゼンのほうではないかという気もするのだ。
残念ながら、まだその直接対決をしていないので、機会があればまたレポートしてみたい。KSCも充分に、撃って楽しく、出来が良い分飽きもこないので、是非コレクションに加えたい一挺である。

KSC イングラム M11A1 GBB

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