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ライフル の記事一覧

KSC H&K HK33A2 (vol.3) ~ 実戦レポ&インドア向け減速化

2007/3/17 By: maxi カテゴリー: ライフル


KSC HK33A2 電動ガン
KSC H&K HK33A2
電動ガン

スペック
全長:860mm
重量:3150g(バイポッド無/バッテリー含)
装弾数:75発
参考初速:82.8m/s(0.69J) 実測
・エアコッキング機能内蔵
・バイポッド付属
・固定ストック仕様
・PDI 05インナーバレル(390) 装着データ
 平均初速 92.74m/s (=0.86J)

←KSC H&K HK33A2 前回のレビュー記事 (vol.2)

マルイ ソーコムMk23用サイレンサーで減速チューン
PDIの05バレルに換装したKSC HK33A2は、若干初速が上がって90m/s(0.8J)を超えている。これではインドア戦で使えないことが多いので、減速器を持っておきたい所だが、今ではあまり売っていないようだし、内容のわりは価格が高いので、自作してみることにした。マルイの減速アダプターの原理を参考に、今回は紙工作で薄めの厚紙の真ん中に十字を切っただけのものをサイレンサーの中に入れた。本当はクリアファイルのような軟質プラスチックか、薄いラバーシートを使用すると耐久性的に良いだろう。しかしたったこれだけにより、約92m/s→85m/s前後に落とすことができた。さらに前方向への消音効果も高まっている。

カスタムサイレンサー

マルイ サイレンサー(ソーコムタイプ×ショートタイプ)
マルイ ソーコムMk23用は径が16mmで、そのままではどの電動ガンに使えないので、内径M14のアダプターネジが必要である。なおかつ、KSC HK33はM14正ネジ仕様だ。また、これらのサイレンサーの筒部分は相互に入れ替えが可能となっている。

カスタム サイレンサー

0.89mmという極小サイズの六角レンチが必要
このレンチはHK33のフラッシュハイダーを外すのに必要で、純正パーツかホームセンターに行かないと手に入らないかもしれない。ホームセンターではこのセットで250円となっていた。

六角レンチセット

HK33A2 実戦レポ(2回目)
バレル(ホップ)チューンしたHK33をアウトドア戦に投入。
PDIの05バレルにより、弾道の安定度がだいぶアップしたようである。上目にサイティングすれば、かなりの高確率で40mヒットも可能になった。
ただし、ホップの強さには限度が見られる。強くしすぎるとドロップする現象が見られた。PDIバレルのホップ穴部分は結構タイトに出来ていて、ホップパッキンの圧力度合いが高くなってしまうのかもしれない。
また、前述の減速サイレンサーは非常に消音効果が高いことが分かった。VSR-10のエアブレーキに似た意味を持つのかもしれないが、ピストンの打撃音まで減音している。弾道にも影響がないので、これは使えそうだ。

バレル変更後 テストレポ
前回に比べ飛距離が落ち、弾が散るようになってしまった!時々ドロップ弾も発生。バレル周りを分解してみると、3点の問題を発見。1つはピストンからのシリコンオイルの吹き出しにより、チャンバー周りにオイルが付着。→シリンダーのメンテナンスは(塗るのが大変だが)グリスのほうがよさそうだ…
2つめはPDI-05バレルのホップ穴が純正より小さい点。パッキンの突き出し=ホップの効きを阻害していると思われたのでドリルで径を拡大。これなら充分効き目がでそうである。
3つめはホップアジャスト関連の、シーソー状のパーツを上下逆につけてしまっていた可能性。調整の位置バランスが崩れ、調整範囲が狭まっていたように見える。アジャスター(テンショナー) ←FR 誤 ̄○= → 正 _○=

性能ダウン!?と改善方法
改良部分とは同じくホップ部分で、PDIの05バレルを装着したあとホップの効きが悪くなったので、PDIバレルのホップ穴を拡大して、純正と同じ穴サイズにして組みなおした。これが驚いたことに、着弾目測で同時に比較したマルイM733よりもさらに数メートル遠くまで、安定して飛ぶようになった。弾道の安定感もこちらのほうがやや上のようだ。HK33A2はフロントヘビーで重く、1マガジン75発なので、一般的なゲームでの先鋒アタックには少々厳しいが、後方支援やスナイピングにはもってこいの電動アサルトライフルといえよう。リアルなトリガープルや動作感は健在で、今のところメカトラブルは皆無である。
※電池切れで一度だけギヤがロックしたが、電源を切ってトリガーを引きっぱなしでコッキングレバーを再度引いて戻したら直ったということがあった。

さてまもなくKSCから、「HK53」が発売されるようだが、また単なる?ショートバリエーションである。何度も言うようだがこのシステムでM16A2やM733、M14を作ってくれることを期待したい。

→KSC HK33A2 次のレビュー記事 (vol.4)

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東京マルイ AK47S ショーティーカスタム 〜バトルライフルの真骨頂〜

2007/3/08 By: maxi カテゴリー: ライフル


東京マルイ AK47s

東京マルイ AK47S
スタンダード電動ガン

スペック
全長:641 – 886mm
重量:2800g
装弾数:70発/ オプション250/600発
初速:93.5m/s(0.87J) 実測値

・PDIショートアウターバレルにより全長600mmに短縮

ゲームウェポンで行き着く?ところ
AK47S は、扱いやすさはもとより、頑丈なボディ、飛距離、パワー、電動ガン標準オプションとしては最大の装弾数をもつ600連マガジンなど、ゲームで撃ちまくるにもってこいのライフルに仕上がっている。また、電動ガンの得意とする、フルオートでの使用に適したモデルといえる。そして、折りたたんだときのコンパクトなカタマリ感は他のモデルとは異なった硬質感をもち、コレクションとしても手ごろである。
AK47S は、フォールディングストック仕様のため、バッテリーはトップカバー内にあり、射撃時には固定ストック版よりもフロントヘビーな感触となる。ゲームでの機動力を確保するためは、ガスチューブ内のオモリを外してしまっても良いのかもしれない。

東京マルイ AK47S

シンプルな外装
というのはまず、照準のことである。ハンドガンと同じオープンサイトはおおむね精密な射撃向きではない。しかし、とっさに狙うには中々使いやすい。ダストカバーを兼ねたセレクターは、指でも手のひらでも、とにかく下に下ろせば撃発可能となる。また元からボルトストップなどは無いため、露出しているパーツが少ないのも特徴といえるだろう。

AK47S ショーティー:外装チューニングポイント
・AKMタイプハイダー
・AKMタイプレシーバカバー
・PDIショートアウターバレル (インナーバレルはノーマル65mmカット)

東京マルイ AK47S

実戦レポ(1回目) 2007.03
AK47 はまさに弾幕の鬼?である。つい多弾(600連)マガジンに頼ってか、AKの性格なのか分からないが、1射撃につき30〜50発もの無駄弾を撃ってしまう。なぜかこれを持つと、撃ちまくりたくなってしまうのである。ただし反面、多弾マガジンはマメに地道な巻上げが必要で、怠るとすぐゼンマイがきれて給弾されない事態になるので注意が必要だ。
射撃性能は必要充分であり、集弾性能も安定している。ただし着弾地点では散る印象である。なお着弾地点の散りに関しては、例えばピストンヘッドを後方吸気ヘッドのような高効率/高気密タイプに交換してやるとあまり散らなくなるが、そうすると今度はこまめなオイルメンテが必要となる。AKはフィールドストリップできない点からも、そのチューンは、弾幕ウェポンの性格には向いていない気がする。オイルが切れるとピストンの停止→ギヤクラッシュとなりかねないので注意したほうが良いだろう。また、AKはセミオートのトリガータッチが今一歩なので、やはりフルオート専門ウェポンとして使いたいところである。

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KSC H&K HK33A2 (vol.2) ~ 実戦レポ&PDIインナーバレル換装

2007/2/18 By: maxi カテゴリー: ライフル


KSC H&K HK33A2 電動ガン
KSC H&K HK33A2
電動ガン

スペック
全長:860mm
重量:3150g(バイポッド無/バッテリー含)
装弾数:75発
参考初速:82.8m/s(0.69J) 実測
・バイポッド付属
・固定ストック仕様

←KSC H&K HK33A2 前回のレビュー記事 (vol.1)

実戦レポ 面白さで他の電動ガンを凌駕
ゲーム実戦レポート(1回目)
さて早速 HK33A2 をゲームフィールドに持ち出し、マルイ電動ガンを持つ他の参加メンバー7名にも試射してもらったが、率直な感想として、撃ち味が楽しい!反動があって面白い、欲しい!というおおむね良いインプレッションを得られたようである。それほどまでに、マルイ電動とは射撃感や体感度が異なっていて、楽しいということが分かった。撃ったあとにメカが作動しているので、自然な感触でもある。あとは耐久性が懸念されるというコメントも得た。確かにそんな気もする。

さてアウトドアゲーム実戦では..
まずは出撃前にコッキング。そのあとスイッチを入れる。ちょっとしたことだが、なぜか優越感を感じる。電動なのにリアルコッキングゆえだろうか。ターンが終了したら、スイッチを切って1発撃って終了。安全面でもこの流れは守ったほうが良さそうだ。
弾道はなかなか素直で、マルイの電動ガンとほぼ同等の命中性能を持っており、パワー・安定性ともほぼ問題ない。初速にややばらつきを感じたが、これはホップシステムのせいなのかメカのせいなのか不明ながらも、大きな問題とは感じなかった。ゲーム中、約20mの距離で缶フラッグを一発で倒せたターンもあり、命中精度は良いほうだといえる。ただしホップアップの安定性はマルイのほうが上で、有効射程ギリギリ地点ではやや散り気味である。

実戦では、やはりセミオートを多用した。何より75連発で弾幕を張るのが厳しいというだけの理由なので、他弾装マガジンがあれば思い切りフルオートで撃ちたいところである。ニッケル水素バッテリーはすこぶる回転も速く、マルイFA-MASに近いスピードが出ていた。
当日はマガジン20本ぶん…1500発くらいを撃った計算になるが、メカのトラブルは皆無。あえて言えば、時々弾が上がってこず、発射されないことがある。そんなときはマガジンを前後の「ガタ」がある分動かしてやると発射できる。弾幕を張る戦いでは、この装弾数はやや心もとないが、セミオート戦、スナイパー戦では手放せない魅力を持っている。

KSC H&K HK33A2 電動ガン

バトル後日…
おおむね良好な結果のでた HK33A2 だったが、あと一歩のところで遠距離の命中精度が足りないと感じたのも確かである。情報によれば、ホップアップシステムで上下からラバー突起を出していることが問題のようなので、少々値が張ったがPDIの05インナーバレルを搭載した。これによりマルイと同等のホップ性能になると期待したい。しかしこのコストは高すぎる…どうしてあんな構造にしているのか、KSCの設計が理解できない。

PDI 05インナーバレル(390) 装着時データ
平均初速:92.74m/s – 0.2g (=0.86J)
集弾:10m > 31mm (0.2g/屋内/セミ/バイポッド伏撃)

ノーマルから初速が上がったようなので、この6.05mmというバレル内径は純正よりもタイトだと思われるが、分解ついでに内部をオイルメンテしたせいもあるかもしれない。シリンダーの途中にある穴から覗くと、真ん中をノズルのパイプが貫通しており、ドライな状態になっていたので、その部分とシリンダー内壁にオイルアップしておいた。

→KSC H&K HK33A2 次のレビュー記事 (vol.3)

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