KSC CZ75 2ndモデル
ブローバックガスガン
システム7
スペック
全長:206mm
重量:715g
装弾数:23発
実測初速 70m/s – 0.2g (0.49J)
1チャージ燃費:約65発
・システム7 エンジン
・可変ホップアップ
2010年4月26日発売
2011年12月25日再販(HOPバージョンアップ)
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期待の CZ75 システム7 箱出しインプレ
期待していたKSC CZ75 システム7を早速レビューといきたい。
外観は至って普通のマットブラック仕上げだが、パーティングラインが見あたらないところはさすがKSCだ。また、トリガーやハンマーなどの金属部品の仕上がりは非常に美しく、トイガンの最高水準といっても過言ではないだろう。なお、個人的にはスライドとフレームを、ガンスミスのブルースチールカラーなどで色直しをしたいところではある。
さて、手にとって早速スライドを引いてみたりすると、今までのモデルどおり、スライドの動きが渋い。 CZ75 はそのデザイン上、スライドとフレームのレール接触面が長いため、どうしても抵抗が発生してしまう。しかし、とりあえずそのまま撃ってみると、そのスライド動作の素早さとシャープさに驚いた。こんなにシャープな撃ち味のハンドガンでサバゲーが出来たら何と楽しいことか!この際、システム7は一番撃ち味の良いガスブローバックだと言っておこう。
手首に鋭く響くリコイル
やはり、KSC システム7 エンジンのブローバックの切れ味とサウンドは最高だ。 CZ75 も例に漏れず、ブローバック作動には全くモタツキがなく実にスピーディで、その工程は一瞬で完了し、動作音も1つに聞こえる。軽そうなスライドなのに、手首に一瞬ガツッとくるリコイルまでも得られるのがすごい。
これは同社システム7の他モデル、M9 や USPコンパクト とも似た印象で、タイムラグなく完璧な動作をしてくれるため、射撃に安心感がある。発射サウンドも大きめに響き、撃っている感があって楽しい。カラ撃ちでも前方にガスが放出されるシステムのため、カラ撃ちのほうが音は大きく、さらにマガジンのフォロアーもロックできるため、モデルガン代わりに楽しめるようにもなっている。
なお、スライドの抵抗に関しては、一度フィールドストリップしてレール部分にシリコンオイルを塗布すると、さらに動作が良くなる。ヘタに磨いたり削ったりするより、使い慣らしてアタリをつけたほうが良いだろう。
ジャミング皆無の信頼性
何マガジンか撃ってみたが、前バージョンでみられた、ジャミングやニ重装填といった問題は全くおきず、全弾をきれいに撃ちつくせた。これはシステム7の、とくにローディング部分の無理の無い設計のおかげであろう。トリガープルも軽くものすごい速射が可能だ。ようやく、サバゲーでも安心してガンガン撃ちまくれる CZ75 が登場したといえるかもしれない。ちなみに耐久性テストも兼ねて、2010年6月のGUN道場PROJECTラリー@マルサバに投入してみる予定だ。GUN道場PROJECTでは、私自身も今まで体験したことがないようなハードバトルが繰り広げられるため、エアガンの耐久性や信頼性が真に問われる。
燃費について
CZ75 は9ミリサイズのマガジンのため、ハイキャパガバなど45口径サイズに比べるとガス充填量は少ない。しかし、テスト結果によれば間を空けて65発ぐらいまで(約3回リロード)は撃てるようだ。※5月・気温約25度
1チャージでそれだけ撃てれば充分であろう。
なお、これは説明書に書かれていることだが、快調な動作を望むならガス満タンにつき2マガジン分、つまり46発ほど撃ったら再注入するほうが良いようだ。
小さめの弾がベター
標準で付属しているKSCの弾でも、ローディングの際に、マガジンリップ部分への入りがキツイものがあった。多少きつくても動作には影響ないが、射撃の安定性を考えると、EXCELなどの小径弾を使うのが調子は良いと思われる。
ホップシステムは進化なし
唯一マルイにかなわないのがホップアップシステムで、どうしても遠距離でのばらつきは発生しがちだ。しかし至近距離やインドア戦では全く問題ないレベルといえる。なお、どうしてもバラツキがひどい場合は、チャンバー付近やマガジンの弾収納部分にオイルが付着していないかを確認したほうが良いだろう。
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