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ハピネット ケイドレーダー (vol.2) 〜 接近センサーとしての活用と弱点
ハピネット ケイドレーダー
2010年11月発売
←ハピネット ケイドレーダー 前回のレビュー記事 (vol.1)
ケイドレーダーを使ったサバゲールールを研究する
前回のテストでは、ケイドレーダーに備わっている「ケイドロ」の機能は、サバゲーには使えないということだった。しかし「接近センサー」としての使いどころはあり、今回「逃げる」「探す」のゲームをやってみたところ、結構面白かったので、紹介しておきたい。
エスケープ・フロム・ターミネーター戦
敵の脅威から「逃げる」ために ケイドレーダー を使う ゲーム。
レーダーの向きによって反応が異なるため、最も強い反応を示す方向から逃げ続ける。ただし、距離30mでの反応は期待できない為、エアガンで撃ちあう場合、気づいたときには遅いという可能性がある。またターミネーターが撃てばその発射音で、すぐ居場所が分かってしまうため、レーダーのフル活用まではならない印象ではあった。
なお、今回はGUN道場PROJECT 16戦ラリー2010 の「カウンター式復活無制限ルール」を応用しているため、通常のゲームを行う場合は、ターミネーターを風船ライフにするなど、もう少しアレンジが必要になるだろう。
アイテム捜索戦
キーアイテムの「捜索・発見」のために ケイドレーダー を使うという ゲーム。
攻防戦のアレンジになるが、アイテムを隠匿されてもレーダーで探し出せるというのが新しい。今回は敵チームを殲滅させても、アイテムが見つからなければミッション失敗というルールでやってみたが、これは結構面白かった。
今回はアウトドアでのゲームプレーだったが、ケイドレーダーはその反応距離感からも、インドアフィールドのほうが活かせるような気がする。他にも「大将戦」への利用なども考えられるが、BOSSが動いてしまうとセンサー反応も弱まり、より一層曖昧さが増すはずなので、果たしてどこまで有用かテストしてみないと分からない。
致命的な問題 〜通信チェック時のエラー(ID番号の打ち間違い)が痛い!〜
それぞれのIDを設定して、いざ通信チェックを行ったあと、一人でもエラーが出てしまった場合は、設定がやり直しになってしまう。説明書では、エラーが出た場合「IDを再設定して4〜7の操作を全員で再度行ってください。」となっており、結局お互いにIDを取得するところから始めなければならない。それは非常に時間の無駄となる。
人数が増えると、失敗のリスクも高まることが懸念される。
通信エラーは、ID番号の設定が間違っている可能性があるということなので、ID入力は慎重に、正確にセットする必要がある。
今回、ケイドレーダーがたった5台でも、このエラーのおかげで使うのを途中で辞めたぐらいなので、台数が10台なり揃ってきた場合の、ID番号の周知徹底方法を考えたほうが良い。
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ケイドレーダー の ヤフオク出品状況
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ハピネット ケイドレーダー (vol.1) 〜アイデア次第で遊びが広がる新アイテム
ケイドロ専用電子レーダーが登場
ケイドレーダーは、2010年5月のホビーショーで発表後、サバイバルゲーマーの間でも話題になったケイドロ専用電子ツールである。どのように楽しく使えるかはこれから考えていくことになるが、とりあえず購入して使ってみたのでレビューしておきたい。
腕時計サイズの探知機
大きさは全長67mmと、少し大きな腕時計サイズになっている。タテに長いが、特にジャマには感じなかった。
標準では液晶保護のためのアクリルカバーが被っているが、早々に落として紛失しまった。その状態で使っていたら、スナイパーに狙撃されて液晶画面が割れてしまうという事態もあったので、カバーは無くさないようにしたほうが良いだろう。
問題点・・・設定が面倒で準備に時間がかかる
ゲーム前には3つのボタンを使って設定をしなければならないが、これが結構面倒な手順を踏まなければならない。設定だけでも5分以上かかり、回転の速いサバイバルゲームではいちいち毎回設定している時間が無いかもしれない。
1 チームを設定
2 各チームでボスを設定
3 味方のIDナンバーを手入力
4 味方の通信チェック
5 相手のIDナンバーを手入力
6 時間設定(最大2時間)
7 ゲーム開始
8 結果入力。 捕まえた、または捕まえられたら、勝ち負けを手で入力
ラスト5分シグナルという機能がついていて、ケイドロをしたときには緊張感が高まるに違いない。しかし、牢屋に入ったときや、最後の勝敗結果が手入力というのは超アナログで、贅沢かもしれないがここは自動にしてほしかった所だ。
障害物があると認識範囲は10m程度に
相手が見える見通しのところで30mが範囲となるため、壁などがあれば反応距離は縮まる。また、センサーの向きも関係あるため、一概に「距離」ではないところが微妙といえる。
あいまいな距離感
相手が近づくと5段階のランプまたは音で知らせてくれるが、その距離感は曖昧で、情報としても少なすぎるため、残念ながらケイドレーダーの正しい使い方をしていては、エアガンでの撃ちあいには使えない。
ケイドレーダーはエアガンの射程でなく、相手を捕まえる距離感のセッティングであり、街でケイドロをするには良いが、サバゲーでは使用シチュエーションがかなり限られるだろう。
総括レビュー
玩具とはいえ、レーダー探知機能を持った ユニークなアイテムだが、本来のケイドロ機能はサバゲーでは活用できないと思われるため、活用するにはアイデアが必要といえる。しかしアイデア次第で、今までにないゲームも出来るので、ぜひ考えてみて欲しい。
サバゲーでの使い方アイデア
サバゲーるSNSでアイデアを募ったところ、使い方についていくつかのアイデアを伺ったので紹介しておきたい。使いこなすポイントは、接近すると反応する「センサー機能」だけを使うことにありそうだ。
[1]フラッグ捜索戦
対戦ではなく、片方チームの1コ(BOSS設定)を「キーアイテム」に取りつけて隠しておき、宝(あるいは爆弾)探しをチーム対抗で行う。これにより、捜索と奪い合いというゲームが成立し、センサーの曖昧さが活きる。単なるセンサーとしての利用なら、いちいち毎回設定する必要も無い。
[2]人質捜索戦
人質を設定し、捜索および奪還して脱出。救出チームはケイドレーダーを頼りに捜索。拘束チームはダミーの囮を使って救出チームを欺く。殲滅戦になることを防ぐため、救出チームは復活あり、拘束チームは1ヒットか、一定時間フィールドアウトして復活。
[3]ターミネーターからの逃亡
撃ってくるターミネーターを倒すのでなく、積極的に逃げる為にケイドレーダーを用いて、制限時間を生き抜く。ターミネーターはフルオートでしかも不死、人間側は1ヒット制など。
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