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A&K SVD ドラグノフ エアーコッキング (vol.2) ~ 分解編

2011/8/26 By: maxi カテゴリー: ライフル

A&K SVD ドラグノフ スプリングエアー
A&K SVD ドラグノフ(Dragunov)
エアーコッキングライフル

スペック
全長:1200mm
重量:2600g
装弾数:60発
初速:95m/s (0.2g)
・可変ホップアップ搭載
・金属製マガジン
・インナーバレル長 580mm

←A&K SVD ドラグノフ 前回のレビュー記事(vol.1)

分解手順編

1.グリップの右サイド上にあるレバーを下に回転させてトップカバーを外す。
A&K SVD ドラグノフ スプリングエアー

A&K SVD ドラグノフ スプリングエアー

2.アウターバレル部のイモネジ(2mm/1.5mm)合計3本を緩めて、ハンドガードを取り外す。
3.リアサイトの下側(左右)にあるイモネジ2本を外す。
4.インナーバレル+チャンバーを引き抜く。

A&K SVD ドラグノフ スプリングエアー

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A&K SVD ドラグノフ (vol.1) ~ リーズナブルだがタフネスなエアーコッキングモデル

2011/8/25 By: maxi カテゴリー: ライフル

A&K SVD ドラグノフ スプリングエアー
A&K SVD ドラグノフ(Dragunov)
エアーコッキングライフル

スペック
全長:1200mm
重量:2600g
装弾数:60発
初速:95m/s (0.2g)
・可変ホップアップ搭載
・金属製マガジン
・インナーバレル長 580mm

実銃の背景
SVDは1963年頃(旧ソ連時代)に開発された中距離狙撃銃である。サブマシンガンやアサルトライフルの射程外から、連続射撃で先制攻撃を仕掛ける、いわば小隊制圧を視野にいれたライフルとも言われる。AK47を参考に設計されたため、部品点数が少なく頑丈で、信頼性が高いのが特長。7.62mmモシンナガン弾を使用し、有効射程 は600m、発射モードはセミオートのみ。通常は4倍のPSO-1型スコープを装着して使用された。PSO-1型スコープはT字型のレティクルに、簡易なレンジファインダー(距離計測器)と敵の赤外線装置の探知機能、イルミネーションを備えている。

A&K SVD ドラグノフ スプリングエアー

迫力ある厳つい外観、何よりタフネス
細身で長いフレームがしっかり再現され、全てメタル仕様となっているため、耐久性にも期待が持てる。実銃同様に「部品点数が少なく、頑丈で信頼性が高い」という面が再現されているようで、道具として何だか愛着のわくライフルである。この厳つさは見た目に際立ち、フィールドでも視線を集めるだろう。個性的なライフルを求めるなら、選択肢のひとつとして面白いと思う。

グリップは若干角ばっていて慣れが必要だが、このスケルトンストックは日本人にも非常に構えやすいサイズだ。スコープを載せて狙うと、チークピースの位置もピタリと決まっており、構えたときに安定感がある。是非ドラグノフを使いこなして、恐れられるスナイパーを目指してみたいものだ。

A&K SVD ドラグノフ スプリングエアー

ノーマルの実射性能は水準より低い
結論から言って、弾道の安定性、ホップアップの効き具合など、総合的にみると現在の水準よりやや低いと言わざるを得ない。ただ、随所に細かな問題は見受けられるが、チューニングしがいのあるスナイパーライフルという見かたも出来る。弾がちゃんとローディングされ、確実に撃てる、という点で、中華製品にしては上出来ではないだろうか。
パワーに関しては、この個体は最新ロットのもので、箱出し95m/sとなっていたが、入手先によってはオーバーパワー、アンダーパワーという事もありうるので、必ずチェックする必要がある。中華エアガンを買うなら、初速計測器は購入しておいたほうが良い。
ホップアップはトップカバーを外してイモネジで可変する方式となっており、パッキンはV字型でBB弾の3点保持による安定性を狙っている。

まず、箱出しでインナーバレルはオイルで汚れているため、クリーニングが必須である。かなり長いクリーニングロッドが必要になる(付属していない)のでM14用などを用意しなければならない。ノーマルの状態で射撃テストを行ったところでは、ホップアップの調整レスポンスが鈍く、0.25gエクセル弾でいまいちホップの効かない状態、マルイ0.2gで弱めのホップがかかる状態だった。そこから強めると今度はドロップしてしまった為、パッキンにまだオイルが付着していたかもしれない。テストでは微妙に35m届かないうえ、着弾も若干散る様子だった。これは一度分解クリーニングして徹底的に掃除してからチェックしてみないと分からない。

ちなみに、出来るだけ素早くコッキングするには、銃を右肩に構えたままで左手を下方からまわしてボルトを引くのが一番早くて楽だった。その次に、銃を左に傾けてボルトレバーを上向きにして引く方法だろうか。他の銃ではありえない操作方法かもしれないが、是非カッコ良い操作方法を研究してみてほしい。

A&K SVD ドラグノフ スプリングエアー

スコープ選びの難しさ
ドラグノフ なら、やっぱりスコープを取り付けたい。それも配線やらスイッチがついた物々しい「PSO-1スコープ」に限る。ヤフオクをのぞくと数種類が販売されているが、正直どれが良いのかはわからず、とりあえず9800円のモノを購入してみた。→PSO-1スコープ ヤフオクCHECK!

レプリカスコープは雰囲気重視?
PSO-1レプリカスコープは、ラバー製アイシェード、ラバー製フロントキャップ、可動式のフロントサンシェード、赤く光るT型レティクルなど一通りの機能・モノは揃っていた。しかし、たまたま選んだそのスコープは色々問題があった。まずレールの「角度」が違っていて、そのまま装着は出来ない。スコープ側マウント(メス)の一箇所をヤスリで削って修正して何とか装着。そんな削り調整をしたのは久々だ。装着時にも、トップカバーのリブにやや干渉するので、極力当てないように浮かせながらスライドさせなければならない。
その他、レンズの中央(レティクル部分)には問題ないが周りにゆがみがある、上下左右の調整があまり効かないという感じで、一応は使えるが、雰囲気重視のスコープと言わざるをえない。ここは、せめて1万円以上のスコープにしておいたほうが良いのかもしれない。

A&K SVD ドラグノフ スプリングエアー

▼黄色のサークル部分を小さな平ヤスリでがんばって削る必要がある。素材が比較的硬いので、本体側のサイドレイルにうまくはまるまで、やや根気の要る作業になる。
A&K SVD ドラグノフ スプリングエアー

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アカデミー マイクロUZI 電動ガン ~ 唯一のモデルアップ

2011/8/18 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW

アカデミー マイクロUZI 電動ガン
アカデミー マイクロUZI
10歳以上用 電動ガン

スペック
全長:249mm
高さ:283mm
重量:346g
装弾数:230発
初速:32m/s – 0.2g (0.10J)
・フルオートモードのみ
・推奨使用BB弾:0.12g〜0.15g
・標準は単4アルカリ電池6本使用(マンガン電池は動作不可)
メーカー希望小売価格:4,095円

実銃の紹介
マイクロUZI の登場は1985年頃で、治安部隊や特殊部隊向けに開発された「ミニUZI」のコンセプトを進めて、さらに小型化したサブマシンガンである。全長282mm、重量1.7Kg、9mmパラベラム、クローズドボルト仕様で、毎分1200発という高速連射が可能となっており、ショートレンジでは MAC10 を上回る制圧力をもっていた。アメリカ一般市場向けに、拳銃としてセミオートのみで仕立て上げたものがUZIピストル(9mm/.45ACP)である。

現在唯一手に入れられる マイクロUZI のトイガン
マイクロUZI (またはUZIピストル) のトイガンはかつて、実にさまざまなメーカーから発売されていた。マルゼン (タイプU / GBB)、マルゼン(ガスセミオート)、JAC(ガスフルオート)、マルコシ(ガスセミオート)、 ポイント(カート式エアー) などである。80〜90年代当時は多くの映画にも登場していた為、このように各社から発売されていたのだろう。私もチャックノリス主演「地獄のコマンド」の マイクロUZI ニ挺使い のインパクトが非常に強い。
エアソフトガンでは、全てが低価格のエントリー向けモデルとして位置づけられていた。唯一ガスブローバックだったマルゼン・タイプUも既に絶版となり、現在はアカデミー製しかない。アカデミーにはストック付きのエアーコッキングモデルも存在したが、現在は見当たらず、絶版のようだ。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

コンパクト × 多弾数 のローパワー電動ウェポン
アカデミーの マイクロUZI は、非常にコンパクトなボディでありながら、230発の装弾数を持っているのが特長である。また、低価格も魅力だ。東京マルイ他から同等の製品は発売されておらず、オリジナリティのあるエアガンといえる。

実射インプレ
発射音はけたたましく響き、回転はやや遅めになっている。固定ホップアップが装備されているので、20mくらいは飛ばすことが出来る。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

UZI譲りの無骨なデザインを再現
側面に入ったリブは UZI系 に共通した特徴だ。実銃のプレス・スチールゆえの造形であり、現代のあっさりしたプラスチックのフレームとは全く異なる趣がある。UZIファミリーに共通する、機械や機関車を感じさせるデザインは、古いと言われようが力強くて良いと思う。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

10歳以上用ながらもリアルサイズ
マルイの電動ガンBOYSはデフォルメされているが、アカデミーの電動ガン(M4A1/ K2ライフル/ TMP/ マイクロUZI)は全てリアルサイズとなっている。

細かい部分も再現
アカデミー マイクロUZI は重量こそ軽いものの、しっかりと マイクロUZI のデザインを再現している。

・ミニUZI と同様のスリット・マズルブレーキ
コッキングノブ、エジェクションポートは無可動
グリップセーフティはオミットされているが、グリップサイズは小さめで非常に握りやすい。マルイ UZI とほぼ同様のサイズ。
セーフティレバーは2段切替で、左が撃発、右が安全。
 動作させた後にセーフティをかけると、メインスプリングが開放されるというギミックが備わっている。
トリガーはプラスチック製だが肉厚があり、強度にもさほど心配はない。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

230連マガジン標準装備
マガジンは230連のゼンマイ巻上げ式で、東京マルイの UZI と似たような仕様だ。こちらはオールプラスチック製で、ケースがシースルーのスモークカラーとなっていて、残弾が容易に確認できる。マルイの0.12g弾を使ってサイティングして撃つと、15mくらいで浮き上がって広範囲にばらまく感じになる。SIISの0.15g弾を使うと、約15m先でドロップし始めるが集弾性は高い、という結果だった。ちなみに写真の右端に置いてある マルイ 電動UZI用マガジンとの互換性は無い。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

リポバッテリーを内蔵する
さて、アカデミーの電動サブマシンガンシリーズ(といっても マイクロUZI と TMP しかないが…)は、単4アルカリ電池6本使用の、10歳以上向けモデルとなっている。この設定が曲者で、電池の消耗が早くて撃てる弾数が異常に少ないという問題がある。これでは思う存分遊べないので、リポバッテリー化をお勧めしたい。7.4Vリポバッテリーに換装すれば、約600rpmで1000発以上は撃てるようになり、結果的にリーズナブルだ。11.1Vでさらに回転数を上げてみたいところだが、内蔵できるのはET1-7.4V 700mAhがギリギリの為、今後の研究課題としておきたい。

アカデミー マイクロUZI 電動ガン

耐久性に関して
半年ほど前に購入したアカデミー TMPは、ゲームでかなり酷使している部類に入ると思うが、本体/メカに関しては現在でも異常は無い。しかしマガジンのゼンマイ巻上げがいっぱいになると空回りしてしまうなど、少々ヘタリが生じ始めている。TMP についてはスペアマガジンの販売もあるので必要な方はGUN道場PRODUCTSまで問い合わせてみて欲しい。

遊び方を考える
サバイバルゲーム定例会などをメインに遊んでいる方には、使いどころに困ってしまうかもしれないが、色々と遊び方もあるので紹介しておきたい。10歳以上用のエアガンはパワーが低いぶん、直接肌に当たってもケガには至らないため、至近距離でも危険度が低い点が特長である。

・18歳未満の少年たちのメインウェポンとして
 マルイ電動ガンBOYSに比べて価格が安くてリアルサイズ、マルイミニ電動ガン(または電動ブローバック)よりも多弾装填が可能。もちろん大人が使っても良い。10禁ワンメイク戦なら銀ダン以上にスリリングで楽しいウェポンになるだろう。

・フィールド貸切のネタゲーム等で
 ターミネーター戦などでターミネーターに持たせるには丁度良い。レジスタンス(人間)側は持ち弾3発程度でターミネーターに着けた風船を割るなどのゲーム例がある。(ほぼ無敵のターミネーターが通常のフルパワー電動ガンで暴れると痛い事この上ないので、やめたほうが良い)

・インドアゲーム
 手狭なフィールドなら、ハンドガンやローパワーウェポンのほうが楽しめる。

・U18ウェポン ワンメイクゲーム
 どんなフィールドでも、10歳以上用エアガンに限定してゲームをすると非常に面白い展開になる。とにかく走り回ることにはなるが、子供に返ったかのようにワイワイと遊べるので、是非試してみていただきたい。

・スナイパーのバックアップウェポン
 ともかく軽量なので、緊急脱出時のウェポンとして。

・UZIファンならコレクションと割り切っても良い

マイクロUZI は価格も安く面白い一挺なので、是非お遊び用にでも試してみていただきたい。

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