東京マルイ Px4
ブローバックガスガン
スペック
全長:193mm
重量:833g (空マガジン装着時)
銃身長:90.5mm
装弾数:25発
初速:70.6m/s – 0.2g (0.498J)
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待望の新作モデル!第一印象はズッシリ重い&側面が妙に平ら
東京マルイ PX4 をまずハコから出して持ち上げた第一印象は「重い」ということだった。コンパクトなのにかなりの密度感がある。重みに偏りがなく、前後・上下全体が重い感じだ。実銃が空マガジンで785g、マルイ Px4 は833gと、リアルな設定で作られている。
そして、近代的なポリマーフレームオートらしい、そっけなく微妙に捉えどころのないデザイン。側面は、スライドストップとデコッキングレバーが飛び出している以外はまったくの平面で、のっぺりしている。マガジンキャッチも側面に飛び出していない上、押し込みがやや固めになっているので、不意にマガジンを落とすことは少なそうだ。
グリップは、側面の平坦さのおかげで細身になって握りやすく USPコンパクト に似た感触になっている。普通の日本人の手のサイズでも余裕があり、女性にも扱いやすいのではないだろうか。片手でも両手でもしっかりと構えることができ、射撃の安定性に貢献することだろう。この、手と一体化しそうな握り心地は非常に気に入った。
▼前後サイトは、最も照準を付けやすい3ポイント・ホワイトドット
進化しているブローバックエンジン
Px4 の見どころは、ブローバックのキックパワーにもある。KSCのシステム7のキレとスピード感に、重みを足したような感触で、小柄ながらも強烈な反動を再現している。ガスブローバックハンドガンの中でもトップクラスの撃ちごたえだ。マルイのハンドガンのキックパワーは、5-7 (ファイブセブン) や グロック18C あたりから明らかに変わってきている。後方へ強烈に叩きつけられるスライドは、撃っていて実に気持ちが良い。なお、季節が季節なので、マガジンを人肌燗程度に温めてから撃ってみてほしい。
フィールドストリッピング
通常分解は、グロックと同じようにトリガー前の小さなレバーを左右同時に下げることで行う。分解してみると、高級モデルとも呼べる素晴らしい構成になっていることに驚いた。まさに「最新モデル」に恥じない出来だ。
▲スライドストップノッチに見える溝はダミーで、実際には内側の金属製ノッチによりストップがかかる。
重量感を生み出しているパーツ「セントラルブロック」
リコイルスプリングガイドの土台として、セントラルブロックという見慣れない、重い合金パーツが設定されている。ロテイティングバレルのレールにも噛み合うようになっている。これが重量バランスを取り、ズッシリ感を生み出しているようだ。
スライドのスピードUPに貢献、リコイルバッファー
Px4にはリコイルバッファーが実装されている。スライドが下がりきった時の衝撃を抑え、跳ね返しをアシストするパーツだ。これはマルイのハンドガンでは初設定ではないだろうか?細かいパーツにすぎないが、強烈なリコイルの再現への情熱を感じてとれる。
作動性、強度、潤滑性が期待できるメッキトリガーバー
トリガーバーというと、グロック17のパーツがヤワで、曲がって動作不良を起こしてしまう事態を何度も見てきた。グロックと比較するべきものではないが、Px4では、厚めのトリガーバーにわざわざメッキがかかっている。見えない部分で、重要な仕事をするパーツだけに、何だかコダワリを感じた。
動作関連メモ
スライドをひいて戻す操作時に、ハンマーとシリンダーブリーチが引っかかる感じがあるため、引いたらパッと手を離して、一気に戻してやる必要がある。もっとも、アタリが付いてくればもう少しスムーズになるのかもしれない。
Px4 総括レビュー
一言でいえば、この Px4 は相当に気合が入っている。射撃時も銃口が跳ね上がってしまうほどのリコイルショックを得ており、質実ともにマルイ史上最高の出来栄えだ。買って損はないモデルだと太鼓判を押してお勧めできる。
これから、ゲームでどんどん使ってみたいと思う。
ブラックホーク CQCホルスター
CQCホルスターは、下側からプラスチックのバネでテンションをかけているせいか、若干出し入れが渋いようだ。とはいえベストフィットすることには間違い無い。→実銃よりも僅かにスライドが大きいという情報もあり。
★おまけショット
KSC USPコンパクト と東京マルイ Px4
この2挺は、外観の雰囲気はまるで違うが、サイズやグリップ角が似ていて、使い勝手に近いものがある。
ベレッタ Cx4 と Px4 ストーム兄弟
CX4 (S-M6) は中華エアーコッキングだが、調整チューニングにより、40mでヒットをとるポテンシャルを持っている。デザインがユニークで扱いやすいうえ、電動ハンドガンを仕込んでみるなど、カスタムベースとしても面白いのだが、現在、国内流通が無いのが残念だ。
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