JLS ベレッタ CX-4 ストーム (S-M6) vol.2 ~ サバイバルゲーム実戦投入!
JLS ベレッタ CX-4 ストーム (S-M6)
コッキングエアーライフル
スペック
全長:740mm
重量:1500g
装弾数:45発
実測初速:87m/s(0.75J)
←JLS ベレッタ CX-4ストーム 前回のレビュー記事 (vol.1)
サバイバルゲーム実戦投入!
早速、JLS ベレッタ CX4 をアウトドアの「ガス&エアコキ ワンメイク戦」に使用してみた。飛距離はホップ最大で35m程度だろうか、ノーマルの マルイ M733 と同じような、少し物足りない弾道を描き、40m手前でストンと落ちる印象。しかも撃つ度に着弾がずれ、正味の射程は20m程度であった。明らかに、ホップの精度が低いのを感じた。
またトリガープルは劣悪で、粘る上に手が震えるほどに固い。ただしコツはあって、一気に引ききればそれほど問題ではなく、弾道自体はある程度素直なので、ヒットを取るのにさほど苦労するわけでもなかった。あとは、ボディ全体が滑りやすい印象で、特にバットプレートを肩に留め置く(肩当て)のが難しかった。その他、コッキングが固いことを除けば、取り回しは良好で扱いやすい部類に入ると思う。
▼マガジンにはBBローダーを使って装填。ウエイトが入っていてある程度の重量感がある。
▼CX4ストームの独特なストックデザインを再現している。ブルパップのようでいて異なる。
▼右側面にはスライド式の雑なホップ調整レバーがある。触るとすぐに動いてしまって実用的ではない。
分解してみて驚愕
さてゲーム終了後、帰宅して、早速分解してみる。
14本のタッピングを外して、モナカを空けた瞬間、これはヒドイ!と思ってしまった。内容は以下のとおりである。
・今どき考えられない全身モナカ構造。
・異常に重いスチールのオモリが4本も入っており、全身サビている。
・ピストン周りに無駄にべっとり付いた低品質な気がするグリス。
・接合部の品質(精度)のガタ、キズ入りバレルの品質はかつてのLSの組み立てエアーガン以下。
という散々な出来栄えであった。
しかし!こういう「低品質なエアーガン」は手の加えがいがあるというものである。そこで今回、インナーバレルとホップシステムにチューニングポイントを置いてチューンナップしてみた。
インナーバレル
あろうことか最初から内部にキズが入っていたので、コンパウンドで研磨。キズは取れないが均一性は出せた気がするので弾がバラける一因を多少は排除できたと思う。またプラスチックのチャンバーとのハメコミ接合部がスカスカだったため、テープを巻いてクリアランスを埋める。
ホップチャンバー
せっかくセンターに切れ目の入ったV型パッキンだが、パーツの精度が甘く、ホップの効きが悪い。さらにV型パッキンが後ろから見て左に傾いて押し付けられてしまう構造だったため、パッキンとテンショナーの間(とくに右側)に厚紙を挟んでホップの効きを向上。
以上のチューンナップの結果、とりあえずは室内10m→約20~40mmの集弾精度を得ることができた。トリガーが重いのが難点だが、成績からみればVSR10に匹敵する精度ではないだろうか。
▼20mmサイズのトップレイルおよび3面レイルが設定され、プラスチック製ながらも色々取り付けできて便利。ガスブロや電動ガンだったらもの凄く使いやすいウェポンになる気がする。
次回、インドア戦に持ち込んでみる予定である。
なんといっても、サイズがコンパクトで携行が楽な上、簡単に軽量化も可能、そしてスコープがたやすく装着できるので、命中精度さえ出せればガスブロ&コッキング戦においての遠距離向け狙撃ライフルとして活躍できる。精度の高いコンパクトな狙撃ライフルが一挺あると、ハンドガンに遠距離狙撃精度を求める必要性が無くなるため、マルイ以外の好みのハンドガンもメインで戦えるというメリットがある。例えば マルシン や KSC 、WA のハンドガン+この CX4 や VSR10 、CA870 といった組み合わせである。ハンドガンでカバー出来ないシチュエーションでは、きっと役に立つであろう。
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