東京マルイ M9A1 ~ ベレッタM92F系の最高傑作モデル
スペック
全長:216mm
重量:916g
銃身長:115 mm
装弾数:26発
初速:79.6m/s~80.99m/s – 0.2g (0.65J)
※可変ホップアップシステム
発売日:2012年8月24日
メーカー希望小売価格:¥16,800(税抜)
M92Fの正統進化
東京マルイ初のガスブローバック・ハンドガンとして1999年に発売され、実に13年もの間ロングセラーを続けたM92F。2012年8月、ついに世代交代に時がきた。
ベレッタM92F系は、操作性も良くて扱いやすく、その合理的で美しいスタイルに根強いファンが多いのは言うまでもない。しかし長らくの間、サバイバルゲーム用ウェポンとして100%満足できるものは無かった。最近では KSCの M9 (システム7)がその理想にかなり近かったが、いざ価格や命中精度ということになると、どうしても東京マルイに期待をしてしまうのがサバイバルゲーマーではないだろうか。
▼M9A1は重量約900gと前92Fの740gから比べて、随分重くなった。グリップ内のウエイトがその役を買っているだけなので、外せば軽くすることも出来る。
好みの分かれる拡張レイル
M9A1は、拡張性とタフネスさを身に着けたのかもしれないが、このレイルのおかげでベレッタM92Fの美しさは損なわれてしまったと私は思うほうだ。どうしてもライトを装着したいゲームシチュエーションというのもあまり無いので、私にとっての実用性はあまり無い。そこはロマンといったところか。
太鼓判を押せるハンドガン
M9A1 の撃ち味や、発射音は、KSC M9(SYSTEM7)とほぼ同等の感触だったので、正直あらためてコメントできることが無い。強いて言えば、KSCのM9のほうが、トリガーの切れに若干硬質感がある。使っている金属素材の違いであろう。しかし、マルイの M9A1 は多くの M92F系ベレッタ・シリーズの中でようやく、最高の命中精度を得たモデルであるということは言えるだろう。動作の切れ味も鋭く、撃って楽しいハンドガンだ。ゲームで使うにも、コレクションに加えるにしても、お勧めであることは間違いない。
▼旧M92Fでは省略されていたサイトのホワイトドットや、各部パーツの金属化など、現行モデルの標準的なパーツ構成になり、満足度は大幅にアップした。
ブローバックのリコイルについては同社の PX4 と比較すると、PX4のほうがあきらかに重くガツンとくる。大きく肉抜きされたスライドの形状からくる M9A1 のリコイルの軽さは否めない。しかし、民間向けのPx4と、軍用の M9A1 ではデザインや開発の背景、歴史が全く異なり、それぞれに魅力がある。私は両方所有しておきたいと思う。
出来れば、この性能で M92F-INOX ステンレスメッキモデルが欲しかったが、軍用である M9A1 には設定されていないのが残念なところだ。
→東京マルイ M9A1 次のレビュー記事 (vol.2)
東京マルイ M9A1 の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルイ M9A1′ sort_type=’6′ category=’101164′]
東京マルイ M9A1 のヤフオク出品状況