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マルシン S&W M36 チーフスペシャル 6mm ~ リアルさを増した Xカートリッジ

2012/1/26 By: maxi カテゴリー: リボルバー


マルシン S&W M36 チーフスペシャル
マルシン S&W M36 チーフスペシャル 2インチ
Xカートリッジ
6mm ガスリボルバー

スペック
全長:163mm
重量:390g (カートリッジ装填時)
装弾数:5発 6mmBB弾
参考初速1:39.5m/s – 0.2g (0.15J 1月計測)
参考初速2:45.9m/s – 0.2g (0.21J 1月/タンクを直接手で加温)
・ABS仕様 (マットブラック仕上げ)
・シングル / ダブルアクション
・固定ホップアップ
発売日:2012年1月20日

←マルシン S&W M36 チーフスペシャル 8mm のレビュー記事

6mm Xカートリッジ版が登場!
マルシン S&W M36 チーフスペシャル に 待望の 6mmバージョンが追加となった。しばらく 8mmモデルが販売されていたが、8mmは口径がリアルな反面、BB弾が高かったり、ゲームで使うにはイマイチな面があったのは否めない。また、Xカートリッジの仕様も、決して満足いくものではなかった。6mm仕様になって、劇的に変わったのは、やはり Xカートリッジ で、重量が1個あたり 17g(8mm版の約2倍) となり、BB弾を先端に手で込められる仕様となった。これは、他の Xカートリッジ と同様で、非常に扱いやすい。(→ Xカートリッジ比較表[GUN道場])
そして、ABSフレームながらも、全体の重量が以前のヘビーウエイト版と同じになり、手にズッシリとくるようになった。

▼ .38スペシャルサイズ の 6mm Xカートリッジ
6mm Xカートリッジ 38SP

▼最近のマルシン製品に共通する、極限までシンプルなパッケージ。個人的には、以前のカラフルでオモチャっぽい化粧箱よりも、銃らしくて良い気がする。
マルシン S&W M36 パッケージ

▼取扱説明書は8mm版が付属し、捕足の説明書が付いている。
マルシン S&W M36 取扱説明書

▼カートリッジ後端には気密のためのOリングがはまっている。まれに、落ちることがあるので注意が必要だ。
マルシン S&W M36 チーフスペシャル

トリガープルの感触は 8mm版と同様である。シングルアクションはかなり軽いが、ダブルアクションは、何かを乗り越えるような重さがあり、一気に引ききらなくてはいけない。タナカ M36 チーフ の珠玉のトリガープルとは雲泥の差があるが、フォーシングコーンが作動するための抵抗というよりかは、単にメカが渋いだけのようにも感じる。使い込んでいって、だんだん馴染んでアタリが付いていく過程もまた楽しいことだ。

マルシン M36 チーフスペシャル 6mm Xカートリッジ

▼ハンマーノーズが可動式のダミーながらも再現されている。やはりS&Wリボルバーにはこのトンガリが欲しい。全体的に、造りは8mm版と同じだ。
マルシン S&W M36 チーフスペシャル

HKS スピードローダー は、8mmカートの時と同様、そのままではカートリッジのロックが固い。底にあるロック用のツメの頭を少し削ると、スムースにセットできるようになる。
マルシン S&W M36 チーフスペシャル スピードローダー

▼是か非か、Xカートリッジシリーズは、38スペシャルの ダミーカートリッジ、または モデルガン用カートリッジ がそのまま入り、前方に弾頭が覗く。何だかドキドキしてしまうショットである。
マルシン M36 ダミーカート装填

マルシン M36 ダミーカート装填

初速は8mm版と同等だが、6mmのほうが断然弾が軽いので、8mmに比べてガス放出量のチューニングがされているのであろう。それほどパワーはないが、銃の性格からして、完全なバックアップ用と考えたほうが良い。そういえば ゴルゴ13 もこの銃をバックアップに持ち、電光石火の早撃ちで敵を倒していた。
今回、BB弾の保持位置がカートリッジの先端になったことで、命中精度にどう影響しているか、近々、実射性能もテストしてみたい。また、次回のリボルバー戦でも活用してみる予定だ。

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マルシン S&W M36 チーフスペシャル 8mm Xカートリッジ ~ キットモデルに挑戦!

2010/6/25 By: maxi カテゴリー: リボルバー


マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ
マルシン S&W M36 チーフスペシャル 2インチ
Xカートリッジ
8mm ガスリボルバー

スペック
全長:163mm
重量:315g (HW版390g)
装弾数:5発 8mmBB弾
参考初速:39.5m/s – 0.34g (0.265J 6月計測)
・ABS仕様 (光沢ブラック素地)
・シングル / ダブルアクション
・固定ホップアップ

懐かしのキットタイプ・エアガンに挑戦!
どんどん刷新の進んでいる、マルシンの Xカートリッジ リボルバー シリーズだが、その中の二機種だけ、キット形態でも販売されているものがある。
それが、S&W M36 チーフスペシャルと、ポリスリボルバー だ。キット形態のエアガンというのは、プラモ全盛期の少年時代を過ごしたアラフォーには懐かしい限りだ。箱を開けたときの、部品が配置された様子は、子供のころのワクワク感を思い出させてくれる。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

さて、このキットモデルは、パーティングラインがしっかりと残っていたり、フレームの表面がABSプラまるだしだったりして、きれいに磨いて仕上げたいなあと思いながら、そのまま放置しがちになるのが難点である。完成の夢を見つつ、危うく放置しそうだったので、もう仕上げは何でもいいから、とにかく素組みだ!と製作を優先した。

▼組み立てられるのを待っているかのようなパッケージ。ワクワクする眺めである。
マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

思ったより難易度が高い…
マルシン の モデルガンキット は、リボルバーからライフルまで色々と作ったことがあるが、特に S&Wリボルバー は部品点数も少なく、それほど難しいものではないと思っていた。しかし、今回の M36 チーフスペシャル は他の大型リボルバーに比べて部品が細かく、けっこう難しかった。これは慣れた人でないと苦戦するに違いない。

・小さいスプリングの区別がつかない
説明書に実寸図がついているが、小さいスプリングはどれが何だか分からない。 過去のリボルバー組み立ての経験から、半分、勘で選ぶという始末・・・組みあがった感じでは特に問題なさそうだが、初めてこういったものを組むという方にはあまりお勧めはできない。

・メカニズム構造が特殊
M36 チーフスペシャル の シリンダーストップ や アクションレバー などは、他の大型リボルバーに比べて構造や組み付けがややこしい。説明書には頻繁に、「より慎重に作業してください。」と記載されている箇所があり、そこではトライ&エラーを繰り返さないと、完了にはたどり着かない。それをやっているうちに、構造や造りを覚えられるという副産物はあるが、久々に悪戦苦闘した気がした。

完成 制作時間は約1時間 
細かいパーツで悪戦苦闘をしたものの、ようやく完成。特に削りや磨きなどの加工をしていない、本当の素組みだが、メカにシリコンオイルスプレーを拭いて何度か動作させると、非常に調子よく動いた。BB弾の発射にもまったく問題なく、さすがは MADE IN JAPAN だ。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

38口径 Xカートリッジの仕様
チーフ用Xカートリッジの重量は9gと、Xカートリッジの中では最も軽い。参考までに、M29クラシック の 44マグナムXカート(6mmバージョン) は1本27gある。それもそのはず、38口径サイズのカートから8mm弾を打ち出すため、極限まで素材が薄くなっているのである。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

一つ気になったところとしては、カートリッジの真ん中あたりにBB弾が保持される点がある。これはツールか何かの棒でつつかないと、弾がセットできない仕様だ。他のXカートでは、ツール無しで前方から手で込められる利便性があったので、すこし不便に思った。さすがに2インチのバレル長では初速が出なさすぎるのだろうか。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

HKS スピードローダーとの相性
M36 チーフスペシャルには、5発装填用のスピードローダーが使用できる。
しかし、Xカートを差し込むと、そのままではきつくてロックがかからなかった。これは、Xカートの径がわずかに大きいことを意味しており、下記の写真で、底のほうに見えているツメの先を少し削ることで、きれいにロックできるようになる。リューターがあればかなりカンタンだし、小さな平やすりでも削れる。

マルシン M36チーフスペシャル Xカートリッジ

Xカート化により、シリンダー内のインサートが無くなったため、スピードローダーからの装填はスムーズそのもので、カートリッジがストンと落ちてくれるようになった。こうなると、リロードがとても楽しい。
Xカートリッジ・リボルバーは、超お気に入りアイテムとなり、結局ほとんどのモデルを揃えてしまったため、近々特集ページを組んで詳しく紹介したいと思う。

→ マルシン M36 チーフスペシャル 次のレビュー記事 (6mmバージョン)
→ タナカ S&W M36 ジュピターフィニッシュ のレビュー記事も読む

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