マルゼン M1100 ライアットショーティ (vol.3)
マルゼン レミントン M1100 ライアットショーティ
ケースレス・ブローバックガスショットガン
スペック
全長:約770mm
重量:約2000g
装弾数:18発 6ショット(BB弾3発発射)
参考初速:88.2m/s(0.78J / BB弾1発発射時)
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トリガーの引けないトラブル発生と修理調整
次回ゲームまでの間、室内テストを繰り返しているが、M1100にトラブルが発生した。何回か撃っていて、トリガーが引けなくなってしまったのである。M1100のクリック型のトリガーは、力をためて一気にバルブをプッシュする構造のため、もともと重いうえ外側からグリースアップなどのメンテが出来ない。
トリガーが引けなくなってしまっては、M1100も何の役にもたたないので、意を決して分解を行った。
第一関門のコッキングノブはずし(ピン抜き)は1時間以上かけて丁寧に行った。ここだけが大関門だからである。ピンが抜ければ、あとは難しくない。ノブそのものは布をはさんでプライマーで引き抜くと意外にカンタンに取れ、その他はネジを外していくだけだ。他に、ややこしいのはマガジンチューブ外しで、チューブとスチールのプレートは溶接で一体となっているので、スチールプレートをマイナスドライバーで起こして引っかかりを外すとスッと抜ける。
このような長丁場の格闘の末、ようやく原因の部品まで到着。
原因はグリスの欠如と、トリガークリック用のスプリングが硬すぎることにあるようなので、まずスプリングは1.5巻きカット。あまり柔らかくすると、発射に影響がでるため(トリガーがゆっくり引けてしまい、ガスが穏やかに漏れつつ発射など)、カットはわずかにしておいたほうが良いだろう。グリスをつけるだけでも効果はあるので、安全パイをとってスプリングはそのまま、という手もある。またフレーム側の、クリックピンの頭が出入りする穴は少し削れてきており、使用を繰り返すと磨り減っていきそうであるが、グリースアップ以外の対処法はとくに思いつかない。
そして、各部のクリーニングとグリースアップを終え、組み上げて作業は終了。
思惑どおりトリガープルは少し軽くなり、ロックされるようなことは無くなった。ただ、圧の低い冬場は意識して、一気にトリガーを引かないとシュッとガスが出始めてしまうことがある。これは健全なノーマル状態でも同じで、やや慣れが必要かもしれない。M1100はこのトリガークリック部分と、ガス気化室の漏れやすさに設計上の問題があると思われるので、もし再販する場合はもう一歩煮詰めて欲しい所である。
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