GUN道場レビュー

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マルゼン M1100 ライアットショーティ (vol.3)

2006/11/06 By: maxi カテゴリー: ショットガン


マルゼン レミントン M1100 ライアットショーティ
ケースレス・ブローバックガスショットガン

スペック
全長:約770mm
重量:約2000g
装弾数:18発 6ショット(BB弾3発発射)
参考初速:88.2m/s(0.78J / BB弾1発発射時)

←マルゼン M1100ライアットショーティ 前回のレビュー記事 (vol.2)

トリガーの引けないトラブル発生と修理調整
次回ゲームまでの間、室内テストを繰り返しているが、M1100にトラブルが発生した。何回か撃っていて、トリガーが引けなくなってしまったのである。M1100のクリック型のトリガーは、力をためて一気にバルブをプッシュする構造のため、もともと重いうえ外側からグリースアップなどのメンテが出来ない。
トリガーが引けなくなってしまっては、M1100も何の役にもたたないので、意を決して分解を行った。

マルゼン M1100 ライアットショーティ(ケースレス)

第一関門のコッキングノブはずし(ピン抜き)は1時間以上かけて丁寧に行った。ここだけが大関門だからである。ピンが抜ければ、あとは難しくない。ノブそのものは布をはさんでプライマーで引き抜くと意外にカンタンに取れ、その他はネジを外していくだけだ。他に、ややこしいのはマガジンチューブ外しで、チューブとスチールのプレートは溶接で一体となっているので、スチールプレートをマイナスドライバーで起こして引っかかりを外すとスッと抜ける。

このような長丁場の格闘の末、ようやく原因の部品まで到着。
原因はグリスの欠如と、トリガークリック用のスプリングが硬すぎることにあるようなので、まずスプリングは1.5巻きカット。あまり柔らかくすると、発射に影響がでるため(トリガーがゆっくり引けてしまい、ガスが穏やかに漏れつつ発射など)、カットはわずかにしておいたほうが良いだろう。グリスをつけるだけでも効果はあるので、安全パイをとってスプリングはそのまま、という手もある。またフレーム側の、クリックピンの頭が出入りする穴は少し削れてきており、使用を繰り返すと磨り減っていきそうであるが、グリースアップ以外の対処法はとくに思いつかない。

マルゼン M1100 ライアットショーティ(ケースレス)

そして、各部のクリーニングとグリースアップを終え、組み上げて作業は終了。
思惑どおりトリガープルは少し軽くなり、ロックされるようなことは無くなった。ただ、圧の低い冬場は意識して、一気にトリガーを引かないとシュッとガスが出始めてしまうことがある。これは健全なノーマル状態でも同じで、やや慣れが必要かもしれない。M1100はこのトリガークリック部分と、ガス気化室の漏れやすさに設計上の問題があると思われるので、もし再販する場合はもう一歩煮詰めて欲しい所である。

→マルゼン M1100ライアットショーティ 次のレビュー記事 (vol.4)

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マルゼン M1100 ライアットショーティ (vol.2)

2006/11/05 By: maxi カテゴリー: ショットガン


マルゼン M1100ライアットショーティ (ケースレス)
マルゼン レミントン M1100 ライアットショーティ
ケースレス・ブローバックガスショットガン

スペック
全長:約770mm
重量:約2000g
装弾数:18発 6ショット(BB弾3発発射)
参考初速:88.2m/s(0.78J / BB弾1発発射時)

←マルゼン M1100ライアットショーティ 前回のレビュー記事 (vol.1)

チューニングの悦
マルゼンM1100のブローバックにハマった私は、室内シューティング用にシェルタイプ、サバゲー用にケースレスタイプの2種類をそろえた。ケースレスタイプは現在では非常にレアで、メーカーの再生産を熱望している。
さて、ケースレスタイプは一見、BB弾用チャンバーとシェルを入れ替えれば、一挺でまかなえるのでは?と思うかも知れないが、シェル式にはシェルのローディングシステムと本当のマガジンチューブが存在し、簡単に相互互換はできない。ドカドカと舞い散るシェルはやはりシューティングかプリンキング用であり、集弾性に優れるケースレスはゲーム用として分けたほうが良い。

▼ケースレス用のチャンバーユニット。マガジンから、3発ずつ給弾するシステムになっている。
マルゼン M1100ライアットショーティ ケースレス

さて、中古で手に入れたケースレスタイプ M1100のチューニングメニューは以下の通りである。

【1】デフォルトでガス漏れが発生していたが、トリガーガードを外して現れる気化室のパッキンをグリースアップすることで漏れを封印。
【2】照準の定まらない、リブ付きのアウターバレルがどうにも気に入らないので、リブを「もぎ取って」ヤスリ掛けの後、パーカーシールで塗装。フロントサイトはお気に入り?のRC用ピロボールでシンプルな仕様に。
【3】中古ゆえ、3発装填用のインナースリーブしか付属していなかったので(スリーブ内には2発のBB弾が入る)、6mmの耐圧ホースをカットしてインナースリーブとして入れる事で1発仕様が可能に。(マルゼンも2種類のスリーブをつけておく必要は全く無いのではないだろうか…) 他の情報によれば、逆に弾の入る穴を深くすることで5発発射も可能のようだ。
【4】バレル内の清掃。(本体は美品だったが、相当汚れがついていた)
【5】スリングスイベルのオイルアップ(スチール製のため最も先に錆が出る)
【6】トリガーにワイドトリガーシューを装着
【7】ボディー+アウターバレルをパーカーシールで塗装。イジェクトポートやメカ部はマスキングで対処。パーカーはムラが出ないので塗りやすいが、しっかりマスキングすることが美しく塗るポイントだろう。

至って特別なことはしていないが、これで 6mで2~3cmの集弾性能が出ているのでゲーム用としても期待できる。あとは飛距離がどう出るかだ。
対して、シェルタイプの集弾はさすがにバラツキが出るのが現状である。時々それる弾があり、シェルのパッキンの差が出てしまう。

▼シェルはもちろん飾りだが、シェルタイプはすぐにジャムったりしてゲームでは心配事が絶えない。やはりケースレスのほうが戦いに集中できて良い。
マルゼン M1100ライアットショーティ ケースレス

ライアットショーティは発売から5年以上経っており、ほとんど忘れられている頃ではないかと思うが、その面白さは全く色あせていない。現に、フルサイズのM1100や、M870が再販されるところを見ると、いつ復活してもおかしくないモデルのはずである。

→マルゼン M1100ライアットショーティ 次のレビュー記事 (vol.3)

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マルゼン M1100 ライアットショーティ

2006/11/04 By: maxi カテゴリー: ショットガン


マルゼン M1100 ライアットショーティ
マルゼン レミントン M1100 ライアットショーティ
ライブシェル・ブローバックガスショットガン

スペック
全長:約770mm
重量:約2000g
装弾数:3+1シェル(BB弾1~9発)
参考初速:88.2m/s(0.78J / BB弾1発装填時)
・コンバージョン カスタム品

M1100リヴィジョンをコンバージョン
最近、マルゼンM1100のフルサイズモデルが再販となったが、このライアットショーティは店頭から無くなって久しい。ゲームで使うならライアットショーティのケースレスモデルがもってこいだが、室内で遊ぶにはシェル仕様が楽しい。このモデルも是非再販してほしいものである。

新品で購入したシェルタイプの”リヴィジョン3″を、ライアットショーティのジャンク品と掛け合わせて、室内シューティング用ライフルバージョンとしてコンバート。まず、ピストルグリップはフルサイズ・ストックにチェンジ。ノーマルの短いガスホースをストック仕様にあわせて延長するべく分解しようとしたが、まず出だしのコッキングノブ分解でつまづき、メカの分解[参考サイト]も面倒で中断し、代用方法でコンバージョンを実行。ホースは接続のカプラさえあれば延長できたので、結局分解の必要は無かった…。

・フォアエンドは染めQ ライトブラウンで染色。革やラバーに適しているというだけあってよく染み込み、自然に仕上がる。もう少し色味を暗くしたかった所ではあるが、ラバー素材の感触を損なわないのが良い。
・ガスホースは切断してワンタッチカプラに変更

マルゼン M1100 ライアットショーティー

リヴィジョン3のトリガーにはワイドトリガーシューが付属しており、比較的軽く楽に引くことができるが、それはこの後レビューしているゲーム用の「ケースレス・ライアットショーティ」に移植した。(なおジャンクで手に入れた部品取り用ライアットショーティは恐ろしく硬いトリガープルだった)

迫力の発射音とリコイルショック、舞い散るシェルの醍醐味
さて、早速実射してみた。11月の寒い時期でも、室内なら鋭いブローバックをしてくれる。ピストルグリップではどうしてもリコイルが逃げてしまっていたが、ストックを肩に当てて撃つとガツッとくる。命中精度も6mでほぼ4cm以内に収まるが、シェルパッキンの具合でたまに外れる。カート仕様のブローバックライフルは、実は今回が初めてだったりするが、この面白さは病み付きになる。

マルゼン M1100 ライアットショーティー

▼リブサイトなしアウターバレルバージョン。フロントサイトはRC用ピロボールに変更。リブサイト付のアウターバレルより、照準としては見やすくなるので実用的だ。
マルゼン M1100 ライアットショーティー

M1100ライアットショーティーシリーズは、シェルタイプが稀に再生産されるので、欲しい場合は見かけたらすぐに入手しておいたほうが良い。ゲーマーとしてはケースレス仕様が欲しいところなのだが、メーカーは全く再生産してくれないので、中古で探すより他無いだろう。

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マルゼン M1100のヤフオク出品状況

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