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東京マルイ H&K G36C (vol.2) 〜 スナイパーカスタムver.

2009/4/27 By: maxi カテゴリー: ライフル


東京マルイ G36C スナイパー カスタム
東京マルイ H&K G36C
スタンダード電動ガン

スペック
全長:500mm – 718mm
重量:2850g
装弾数:50発/ オプション470発
参考初速:89m/s – 0.2g(0.79J)

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狙撃用カスタマイズ
マルイ H&K G36C は、前回、「オールマイティ・ゲームウェポン」として期待したものの、やはり現実は厳しく、247mmのショートバレル(インナー)では 30m以内の CQB は得意でも、40m付近での狙撃には厳しいものがある。20〜30mのCQB戦ならば、G18C や MAC10、 UZI などの、より小さなSMGで充分渡り合えると思うため、アサルトライフルには何となくそれ以上の精度や、違う戦い方を求めてしまったりする。その答えを求めて、G36Cをカスタムしてみた。軽量で扱いやすいインターフェースの G36C に、M14 並みの遠距離安定性を付与するのが目的である。

【東京マルイ G36C チューンナップメニュー】 ━━━━━━━━━━━━━
「エア吐出の安定(ロス排除)+インナーバレルの延長+HOPシステムの1ランクアップ」 の3点により遠距離安定性を高めるチューニングメニューの一例である。

・駆動(ギヤ、モーター)=ノーマル
・電装(スイッチ、コード)=ノーマル
・剛性(フレーム、バレル保持)=ノーマル
・バッテリー=イーグル(インテレクト)ニッケル水素8.4V1600mAh-ZAPPED

●ピストンヘッド換装:システマ エリア1000 ジュラコンピストンヘッド
− エア吐出安定のための基本。コレだけでも遠距離集弾性は向上するが、粘度が低めのグリスを使う必要があり、シリンダーのメンテナンスは必須となる。システマ製はKM製トップヘッドよりもOリングの外径が大きいようで、グリスアップしてもわずかに抵抗があるように感じた。

●インナーバレル換装:マッドブル ブラックパイソン ver.2 バレル 内径6.03mm 全長363mm
− インナーバレルのタイト化は、メリットが見えない為あまりやりたくなかったが、ショップでM4用のノーマルインナーバレルが見つからず、またこのマッドブル製が安価だったため、テストしてみることにした。ノーマルのシリンダーで対応できるのはこの長さまでとなる。珍しいブラックのバレルで、テフロンコートがかかっているぽく、すべりが良い。またアルミ製で軽量である。
小径のエクセルBB弾と組みあわせれば、さほど初速上昇も起こらず、ノーマルバレルと同等の安定性を発揮できるのではないかと思われる。

●ホップラバークッション換装: ビッグアウト Hホップ 白
− ラバークッション部分をツヅミ型のプラスチックパーツに置き換える。これによりBB弾の3点保持=安定化を目指すものである。過去にM733に使用して、効果が微妙だと評じたが、あれはチャンバーの設計そのものが未成熟なことが原因であった。(S-systemのホップテンショナーまたはFirstのストライクチャンバーで解決) G36C はそんなことも無く、有効に働きそうだったので、組み付けを行ってみた。

●アウターバレル追加:ライラクス G36C アウターバレル TYPE-S
− ノーマルよりも116mm長くなる、363mmのインナーを覆い隠すには、プラス10cm程度のアウターの延長か、サイレンサーの着用が必要となる。単なる逆-逆のエクステンションバレルがあれば良いのだが、センター保持のできるこの製品には多少なりともアドバンテージがあると思える。(フラッシュハイダーはノーマルを使用)

●光学システム追加:シュアヒット 4×32 ACOG-type スコープ
●おまけ :フレーム塗装(ブラックスチール)、マガジンハウジング&ストック塗装(カーボンブラック(シリコン耐熱))

今回、メカボは初分解となったが、シリコングリスとブレンドされた高粘度グリスがシリンダーホールからはみ出ていたのを見て、やはりメンテは必要だなと感じた。当然、このような状態で良いわけがなく、粘度が低めのセラミックグリスを塗布して組みなおした。なお、G36CはM16A2系に近い感覚で、ピン2本、六角キャップビス3本を外すことにより、テイクダウンが出来るため、メンテナンスもしやすい機種と言える。

▼ノーマルは非常に寸詰まりでSMGぽかった G36C が、少しアサルトライフルらしくなった。この程度の延長なら、取り回しには何ら影響がない範囲と言える。
東京マルイ H&K G36C スナイパーカスタム

射撃テスト結果 1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実は今回のチューンナップメニューを実施する前に、ピストンヘッドの交換のみは済ませていたが、その状態でテストした際に着弾のバラツキが大きかったため、第2フェーズとして当チューニングを実施した経緯がある。
さて今回のチューンにより、まず初速は90m/s(0.8J)でほぼ安定したようだ。その後、屋外でテストしてみた結果、大幅に命中性能が向上したことを実感した。スッと伸びる弾道、多少風のある中でもオープンサイトで、約30m→20cm程度の集弾を見せる。着弾の様子から見て、スコープも役に立ちそうである。また、半信半疑だった、タイトバレル(ブラックパイソン)だが、それほど初速は上がらず、安定性も高くみえることから、これは出来の良い製品と言って良さそうだ。

射撃テスト結果2 2009.05 ━━━━━━━━━━━━━━━━━
40-45m域での狙撃が可能に!?
アウトドア・フィールドの約50mレンジにおいて、ほぼ無風状態でテストを行ったところ、0.2gエクセル弾使用で、約40-45m位置から30cmのスチールプレートに、60-70%程度ヒットできることを確認した。アイアンサイトでもいけるが、4倍のスコープを載せることで、着弾点が良く分かる。このあたりが電動ガンの最大ポテンシャルではないかと思う。実戦投入はまだ出来ていないが、この集弾安定性は頼もしい。

ゲーム実戦投入! 2009.05 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実戦(定例会)には、通常のドットサイト(ACOG-Type)装着で投入。テストどおり、遠距離での集弾性には目を見張るものがあり、40m程の距離で面白いようにヒットがとれる。たまたま他メンバーのG36Cノーマルver.との比較テストが出来たが、ノーマルでは約40m先で1mほど散るのに対し、こちらは50cm程度に収まる印象があった。久々に、当たる銃の面白さを体感したが、振り返ってみると、楽しいながらも、大して移動もせずに遠くから撃ちまくるような、大味な戦い方となってしまったような気がした。やはり銃の性能は低いほうがゲームとしては面白いのかもしれないが、これはこれで良しとしたい。非常に信頼できるウェポンであることには間違いないと思う。

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東京マルイ H&K G36C (vol.1) 〜 イイトコ取りのウェポンシステム

2008/10/12 By: maxi カテゴリー: ライフル


東京マルイ H&K G36C
東京マルイ H&K G36C
スタンダード電動ガン

スペック
全長:500mm – 718mm
重量:2850g
装弾数:50発/ オプション470発
参考初速:89m/s – 0.2g(0.79J)

ツール感漂うクールデザイン
基本的に私は、UZI や MAC10 〜 M14 〜 AKなどの古いモデルが好みで、ゲームではほとんど「素」で使っている。古い銃には独特の味やイメージがあり、いつでもバトルの気分を盛り上げてくれることもあり、非常に愛着もわいている。
そこに、この G36C という真逆のコレクション?を加えてみた。例えれば、塩味に慣れてしまった舌に、甘味を乗せるようなものだろうか??たまには違った戦い方をしたい、というゲーム欲の一つでもあるだろう。
G36C のデザインは、平面的で無機質なため、冷徹なマシーンにしか見えない。古いモデルは、鉄板を薄くかつ強度を持たせるためにリブが入っていたり、リベット、溶接など、がんばって作った感があるのだが、そんな努力の跡などを感じさせず、非常にあっさりしている。しかしかえってそれが冷たさを感じさせる。H&K のガンは古いものからして基本的にマシーンぽいのだが、このライフルは特に顕著である。枕の横に置いて寝たところで、愛着云々が沸くものでは無く、あくまで「仕事で使うツール」感が漂い、言わば「ノコギリ」か何かのようだ。

ならば、サバゲーという「仕事舞台」で存分に活躍してもらうのが正しい使い方というものであろう。冒頭で紹介した、「古いモデル」では出来ない役をやってもらいたいと考える。

「新しい」モノであることの魅力
拡張性ありきで、新しく新鮮味のあるデザインは、眺めれば眺めるほどカッコよくも見えてくる。愛用している古いタイプの銃とはまた違った雰囲気をもっている。
取説によると、H&K G36 は、AUGから「樹脂ボディ」と「レール」、SIG550 から「シースルーマガジン」「ワンタッチジョイント」「スケルトンストック」、M4から「拡張発展性」 といったエッセンスを抽出し、全て良いトコ取りしたデザインであるとうたわれており、何でもかかってこいと言わんばかりで、頼もしい。
また、ともかく便利である。電動アサルトライフルにしては非常にコンパクトで、ストックも畳める。重量バランスも良く、軽量(2850g)なので、何かを付けても取り回しは苦にならず、パーツの着脱も楽ときている。便利ツールと呼ばずして何であろうか。
インナーフレームにより、剛性も充分備わっていて、安心感もあることを付け加えておこう。

▼このような スコープ+サプレッサー仕様でも非常に取り回しやすく、機動力も確保できるライフルというのは、なかなか他機種では出来ないものではないだろうか。前線の突入から後方支援、狙撃まで幅広く対応できるため、ゲームのターン毎に仕様を変えるような芸当もG36Cには似合いそうだ。
東京マルイ H&K G36C スナイパー カスタム
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