WA コルト M4A1 CQB-R
ブローバック ガスライフル
スペック
全長:660mm – 742mm
重量:2650g
装弾数:50発
参考初速:83m/s(0.69J)
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インドアに実戦投入して率直な感想は、「スタミナ不足」「ガス食い」「0.2g弾 鬼ホップ」であった。セミオートの鋭いキックは感動的だが、ガスブローバックゆえに、どうしてもこれらの問題は残ってしまう。
「スタミナ不足」「ガス食い」
4月中旬、雨が降った後とはいうものの気温は15℃程度あり、ガスブローバックハンドガンはガンガン動くのだが、M4A1はセミオートで5〜10連発がいいところだった。重いボルトが影響しているのだろう。長らくマガジンを手で暖めても、タンク部は冷たいままで、ハンドガンのようには暖まらなかった。これはマガジンの2重構造ゆえかもしれない。20発以上撃つにはおそらく、気温20℃以上は必要だろう。しかしこれはガスブローバックの仕様であるため、特に問題とは言えない。しかし燃費は、非常に悪く感じた。ミニUZIも似たようなものではあるが、マガジンに大量にガスが入ることもあり、これで1日撃ちまくってフルにゲームをするなら、ガス缶1本では足りないのではないだろうか。
「0.2g弾 鬼ホップ」
ホップアップはWAのマグナブローバックシステムの影響で強めかける必要がある。WAのシステムは、ホップパッキン手前にBB弾が留まった状態で、バルブが弾に押されて発射側に開放されるようになっている。それゆえホップ調整を最弱にして、エクセルなど小径の弾を使うと、充分にバルブが開放されないのか、ヘタレ弾(50センチ先にポロポロこぼれる始末)を送出しはじめた。比較的、大径であるマルイBB弾を使えば発射の信頼性は高そうだが、今度はホップが強めにでる。
致命的なジレンマである。止めは強いがホップはしなやかに弱い、またはもう少し(0.5〜1mm程度)手前で弾を保持する、そんな状態にもっていければよいのだが、現状の打開策は0.25g以上の弾を使うことしかなく、0.2gを前提としたゲームでは、ノーマルでは厳しい。ミニUZIでは、ホップテンショナーを削って調整することが出来たが、果たしてM4はどうか?研究せねばならない。
さて、ミニUZIにしてもM4A1にしても、今のところの長モノブローバックガスガンは、モデルガン寄りの楽しみのほうが大きいようにも思う。つまり、分解や動作を楽しむ向きである。ゲームでより多くのロングレンジヒットを狙うのなら、マルイのガスブローバックハンドガンの方が優れているのが事実だし、同じ「ライフル」でいえば、マルイ 次世代 AK74MN のほうが、全弾をエンドレスに撃ち続けられるため、1回当たりのリコイルショックが小さくとも、連なった反動が大きく感じるという特性がある。だが、1発の重みを肩で受ける、という楽しみは現状このM4A1 でしか味わえないのも確かで、コレクターアイテムとしては絶好の品である。弾道自体は素直で安定しており、0.25g弾なら35〜40mの狙撃が成立しそうなので、ルールや使い方次第では生かすことも出来るだろう。
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