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東京マルイ FN P90 ~ 超コンパクトボディに秘められた絶大な戦力

2007/4/30 By: maxi カテゴリー: SMG/PDW


東京マルイ P90
東京マルイ FN-P90
スタンダード電動ガン

スペック
全長:504mm
重量:2200g
装弾数:68発 / 300発(オプション)
参考初速:89.0m/s (0.79J)

実銃の背景
1991年にベルギーのFN社が開発したPDW(パーソナル・ディフェンス・ウェポン)が P90 である。ボディーアーマーを貫通する、小型化されたライフル弾形状の専用弾5.7x28mmを使用し、50発もの装弾が可能となっている。他にも、構えると被弾面積を抑えられる独特のブルパップデザインや、下方排莢システムなど、さまざまなアイデアが凝らされた近代銃である。

超コンパクトボディに秘められた絶大な戦力
発売されてだいぶ年月も過ぎたが、マルイ FN P90 の人気は全く衰えない様子である。何より私の率いる10名チームの約半数が現在所有しているという比率の高さもあり、ゲームで見ない日は無い。 M16 や AK47 など通常タイプのライフルを所有しつつ、この P90 をサブとして選ぶという人が多い。この特殊なデザインは、ガンマニアの心が惹きつけられるのだろうか。
実際、そのデザインは、ボタン1押しでテイクダウンできる合理的な構成、チューニングのしやすさ、シンプルな造りが成されており、電動ガンとしても素晴らしい出来栄えだ。この、合理性×シンプル×ファイヤーパワーが合わさって、ゲームでも大きな戦力を発揮するに違いない。

拡張性やサイズ的にはインドア戦に持ち込むのがベストかと思ったが、アウトドアでもいかんなく、その性能は発揮される。比較的パワーがあるので、むしろアウトドア向けかもしれない。バレルは247mmと短めだが固定保持がしっかりしており、ホップがよく利いて射程距離、遠距離安定性も充分である。屋外テストをした際、遠距離での集弾安定性はトップクラスだった。更に運搬性に優れたデザインのため、適当なバッグに入ったりと、どんなゲームにも持って行きやすい。

東京マルイ P90

特殊な形状は若干慣れが必要
グリップの握り角度は、昔ながらの M14 や M40 などコンベンショナルなライフルに近いもので、小型のウェポンとはいえ常にしっかり構えることができる。これは良くもあり悪くもあるが、銃本来の「ちゃんと狙って撃つ」という基本を強制されるデザインなので自然に成果をあげられる、という点がひとつの優れたポイント言える。しかしそのように構えがガッチリ決まる反面、全長が短い割には「回頭性」が低く、照準方向が分かりにくいと感じる部分もあった。回頭性、つまりいかに素早く銃を向けられるか、については、個人的には UZI のほうが優れていると感じる。グリップの角度に起因するのであろう。

標準でドットサイトが装備されているタイプは照準位置が低く、特にしっかり頬付けして構える姿勢を強要されるが、練習を積んで慣れればそれは敵にとって脅威に変わるに違いない。しかし、フルフェイスマスクをしていると、顔を傾けて頬をストックにかなり押し付けなければならず、少し大変ではある。
マガジンは上方からの給弾であることもあり、最後の1発まで撃てるのは好感がもてる。マガジンチェンジも非常にやりやすい。素早いスムーズなやり方は、PS2のゲーム「BLACK」の中でも見ることができる。

高い完成度、初心者にもお勧めの電動ガン
回転数はカタログ値でMAX850rpm程度となっているが、大容量のニッケル水素ミニバッテリーを使えば多少早くなり、EG1000モーターによる起動力の高さのおかげか、セミオートのレスポンスも素早い。ホップシステムも含めて、特にチューン等の必要もないだろう。
ここまで完成された電動ガンはなかなか無いと思うので、是非一度は試してみていただきたい。

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