GUN道場レビュー

エアソフトガン、電動ガン、ガスガンのレビューサイト
Subscribe

東京マルイ H&K USP ~ 最後に頼れる エアーコッキング

2006/12/03 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


東京マルイ USP エアーコッキングハンドガン
マルイ H&K USP .40 HG
エアーコッキング ハンドガン

スペック
全長:198mm
重量:380g
装弾数:25発
参考初速:60.7m/s(0.37J)
・固定ホップアップシステム

最後まで使えるのがエアコキ!
東京マルイ の エアーコッキング・ハンドガンシリーズ は、これまで幾度と無く購入し、ゲームでも活躍してきた。いまさら語るまでもないが、パワーソースが不要で、25〜30mのヘッドショットが可能なこのシリーズを、最終兵器と呼ばずして何であろうか。

とくに冬季は ブローバックガスガン の運用に一抹の不安が残るため、めったに使わないサイドアームとしてであれば、いや ハンドガン戦メインで使ったとしても マルイ・エアコキ の信頼性は高く、あなどれないウェポンになるだろう。想像してみてほしい。気温10度を切っている アウトドア では ガスブローバック が気持ちよく連射できないどころか、発射すら出来るかどうか分からない。また、サバゲーは “連射” すれば勝てるというものでも無い。
腰のお飾りなど不要というなら戦術を良く練って、電動ガンの中この コッキングハンドガン 一挺で戦ってみても良い。もちろんフィールドによって得手不得手はあるだろうが、たった1発を必死で狙うことになるので、意外や意外に人間のほうが高い戦力を発揮するはずである。

東京マルイ USP エアーコッキングハンドガン CQC

ちなみに、USPコンパクト 専用の カイダック製ホルスター にうまく収まってしまった。これならグラつかないし安心して装備できる。 USP 自体も380gしかないので一日中、腰に付けておいても全く気にならない重さだ。今更ではあるが、一挺は持っておいても損はないエアーガンといえる。

冬の時期、室内で撃ってもブローバック動作に不安の残る”KSC USP コンパクト”とのツーショット。次回ゲームでは “USP コンパクト”は自宅待機の予定である。
東京マルイ USP エアーコッキングと KSC USPコンパクト

USP HG の特長としては、リアルなフィールドストリッピングが可能であることと、必要充分な剛性を備えていることである。同じくエアコキの コルト ガバメント M1911 HG はグリップがミシミシ鳴ってしまうが、 USP ではそんなことも無い。 USP はサイズが手頃で扱いやすく、エアコキハンドガンの中でも一番お勧めできるモデルだ。トリガーやハンマーも、見た目ライブで、ダブルアクションまでも再現していて、いじって遊ぶのも楽しい。性能に関しては、約30mでのヘッドショットも可能な領域だ。
固定のホップアップは、東京マルイ0.25gBBでジャストになるようセッティングされているため、もし 0.2g弾 を使いたい場合は、エクセルBBなど小径の弾を使うと丁度良い。

本当の意味で最後の頼みの綱と呼べるのが、東京マルイ・エアーコッキングハンドガン シリーズ である。是非一挺は押さえておきたい所だ。

東京マルイ USP エアーハンドガン の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’マルイ USP HG’ sort_type=’6′ category=’101164′]

東京マルイ USP エアーハンドガン のヤフオク出品状況

TUNER’Sギャラリーをみる

KSC H&K USPコンパクト (05HK) ~ ジャックバウアーの銃

2006/10/04 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC USPコンパクト 05HK
KSC H&K USPコンパクト
ガスブローバック 05ハードキック(05HK)

スペック
全長:173mm
重量:710g
装弾数:21+1発
参考初速:74.6m/s – 0.2g (0.56J)
・可変ホップアップシステム

現代を代表する拳銃
H&K USP(Universal Self-loading Pistol)は1993年に登場した拳銃であり、オーソドックスながらもそのシステムにはさまざまな技術や工夫が投入され、コルトガバメントと同じ操作性をもっているところなども高く評価された。その結果、様々なバリエーションが展開され、軍や法的執行機関に多く使用されている。中でもコンシールドキャリーを目的に開発されたのが9mmコンパクトである。

24 -twenty four- ジャックバウアーの銃
24 -Twenty Four- シーズンIVが最近TV放送されたが、改めて観るとIVでは特に「突入」の回数がものすごく多かった。移動しながらテロを仕掛ける犯人を追っているからなのだが、重要な局面でほとんどジャックは、”USPコンパクト1挺”で突入している。アクションも、ガンファンとしてはつい熱くなるシーンも多かった。なんだかゲームに応用できそうなシーンも多く、テクニックも実際に使えそうなので、一度24モチーフのゲームをやってみたいものである。
24 ジャックバウアーの銃 USPコンパクト
しかしながら、あれほど観る側を”忙しく”させるドラマや映画は今までなかった。身近に例えて言うと、ガスコンロ3つで調理しながら1品が完成する前に、追加注文の札がどんどん掛けられて作らなければならない忙しさだ。一体いくつの注文が同時進行しているのか分からなくなってくる。

KSC USPコンパクト

さて、KSCのブローバックガスガン、USPコンパクトを握ってみての第一印象は、コンパクトで軽量ながら、骨太でカタマリ感があるというところだ。グリップは手によくなじみ、少し小さいと感じるくらいの大きさである。そしてこの丁度よい全長サイズは、まるで”指先”を操るかのようにコントローラブルで扱いやすい。この「指先感覚」で扱えるという銃は実はなかなか無い。実際測ってみると、トリガーからマズル(銃口)までの距離が人差し指とほぼ同じ長さになっており、絶妙な重量バランスと握り心地が最高に良い。その「手」との一体感はグリップの細さ+スライドの太さのバランスに起因する所が大きいだろう。24のジャックのUSPコンパクトは政府支給なのだろうが、ジャックが毎回頼りにしているのもなんとなく分かる気がしてくるのが面白い。
ブローバックの動作は機敏で、重みは無いがシャープなリコイルが心地よい。可変ホップアップ性能は、同社のUSP45よりか不安定で、ゲームで使う場合は比較的、至近距離での戦いに持ち込む必要があるだろう。
マーカーの入った照準は大きめに作られており、非常に狙いやすい。特筆すべきは、トリガー・フィールドのシャープさで、メカ部分に焼結金属を用いている効果が分かる。この質感やデキの良さには、個人的にはマルイのP226以上にほれ込んでしまったので、インドア戦 愛用No.1ハンドガンとなっている。

▼刻印は浅めだが、スライドを塗装してリアルに仕上げたいところでもある。
KSC USPコンパクト

KSC USPシリーズの利点は実銃にも準ずるが、そのひとつはマガジンチェンジ操作が左右どちらの手でも出来ることである。そして押し込みボタンではなく、下に下げるレバーなので、扱いのミスがおきにくい。あなたはゲームで、ハンドガンをホルスターに入れていてマガジンがいつの間にか無かった!という絶望的な経験はないだろうか?このUSPではそのようなエラーが極力起こらないように工夫されている。利き手も問わず、動きのあるハンドガンオンリーのゲーム等でも重宝するだろう。

▼ホールドオープン状態。スライドストップノッチに補強が無いので、長らく酷使するとスライド側の溝が削れてきてしまう。
KSC USPコンパクト

KSC USPコンパクトの重量は約700gで、そこそこの重量があるが、軽快に扱うことができる。安っぽい印象は全く無く、実の詰まった凝縮感がありながらも軽く感じ、サイト・コントロールが非常にしやすいのが特長だ。そしてコンパクトだけに相当な速射が可能で、ゲームでも頼れるハンドガンのひとつになるに違いない。ブローバックの動作スピードをマルイP226と比べたところ、USPコンパクトのほうが上であった。さらに言うまでも無いが、KSCの作りの良さ・高級感はマルイ製品以上なので、総合的な満足度が高くお薦めできる逸品である。

最大有効射程距離での命中精度に関しては、やはりマルイのハンドガンには及ばない。とはいえ20m以内での対人命中精度は、ほぼ問題ないので、実際にはゲームで使えるレベルだ。何といっても「撃ち味」がマルイより良いので、撃っていて楽しいのがポイントである。

さて、24-Twenty Four-をTVで観ているとなかなか分からないが、なぜジャックバウアーがUSPを選ぶのかについては、小説で詳しく描かれているので、そちらも是非ご覧頂きたい。
24―CTU機密解除記録 ヘルゲート作戦〈上〉 (英知文庫)
24―CTU機密解除記録 ヘルゲート作戦〈下〉 (英知文庫)

▼材質は全体的にABS樹脂製で、F/Rサイト、スライドストップレバー、ハンマー、トリガーなどが金属製となっている。
KSC USPコンパクト

USP.45と比較すると、見た目は同じように見えるが実際はこちらのほうがグリップが細く握りやすい。やはり9mmと.45のベースの差がでているのであろう。別のガンを持ったような感触である。ソーコムともなればさらに大型化する。KSCのUSP系シリーズの中で、実戦(ゲーム)向けと考えるなら、ガスガンとしてはこのコンパクトが最も動作条件がよいのでイチオシといえる。

KSC USPコンパクト

05ハードキックのマガジンはリアリティ重視のため、フォロアーが無く若干不便だが(※この後、システム7バージョンではフォロアー付きとなった)、慣れればBBローダーから直接込めることもできる。もしくはBBローダーと純正のアダプターを組み合わせれば100%解決するだろう。ただしその場合、マルイBBローダーは口の外径が大きいため、G&Pの200連ローダーのほうが加工が少なくすむ。具体的な方法としては、純正のアダプターの内側を削って接着なり両面テープを使って装着すれば良い。

【ワンポイント】
買って箱だしではハンマーがブリーチを押し上げる部分の抵抗が強いので、若干グリスを塗ってすべりを良くするとより快調になる。ハンマー周辺は硬質なメタルパーツを使っており、耐久性は心配さなそうだ。

USPコンパクトは良く出来ており、スピーディな撃ち味が面白い。ジャックバウアーのファンならずとも、手にとってみていただきたい一挺である。

→KSC USPコンパクト 次のレビュー記事 (vol.2)

KSC USPコンパクト の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’KSC USPコンパクト’ sort_type=’6′ category=’101164′]

KSC USPコンパクト のヤフオク出品状況

「24」CTU公式捜査マニュアル

TUNER’Sギャラリーをみる

KSC USP45 05HK (vol.2) ~ ブラックスチール塗装

2006/7/31 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


KSC H&K USP.45 ブラックスチール塗装
KSC USP45
05ハードキック モデル

スペック
全長:201mm
重量:825g
装弾数:25発
参考初速:75m/s(0.563J)
・ABSスライド
・可変ホップアップ

← KSC USP45 前回のレビュー記事 (vol.1)

外観上で唯一の不満点
全般的に好印象のKSC USP45だったが、じっくり見ていくと、つや消しブラックのスライドが中途半端に塗装されたような色合いだった。何というか塗装が薄い感じで、均一ではない。そこで、質感向上のために、キャロムショットのブラックスチールで塗装してみた。塗装の際はスライドを分解するか、マスキングする必要があるが、ブラックスチールは多少雑に塗っても液だれせず、色ムラも出ず均一に塗れるのでお勧めできる。そして若干グレーっぽい色合いになる。
実銃も、ポリマーフレームとスチールスライドの色は異なるはずで、よりリアルな雰囲気が出たような気がする。

KSC H&K USP.45 ブラックスチール塗装

▼迫力のマズル側ショット
KSC H&K USP.45 ブラックスチール塗装

KSC USP45は、リコイルスプリングガイドにステンレスパーツが奢られ、強度も高く見た目も引き締まっている。純正レベルでここまでやってくれるメーカーは他に無いのではないだろうか?質感の高いエアガンをお求めなら、是非お勧めしたい。

→KSC USP45 システム7 次のレビュー記事 (vol.2)

KSC USP45のヤフオク出品状況

KSC USP45の販売ショップをみる
[rakutenitem keyword=’KSC USP45′ sort_type=’6′ category=’101164′]

TUNER’Sギャラリーをみる

タグ: , , ,