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WA M4A1 CQB-R (vol.5) ~強ホップ改善?ホップアップ機構の大きな勘違い

2008/6/13 By: maxi カテゴリー: ライフル


WA M4A1 CQB-R STD
WA コルト M4A1 CQB-R
ブローバック ガスライフル

スペック
全長:660mm – 742mm
重量:2650g
装弾数:50発
参考初速:83m/s(0.69J)

←WA M4A1 CQBR 前回のレビュー記事 (vol.4)

初回のゲーム投入で強烈なホップアップにやや失望し、なんとか改修したいと考えていたが、ついにチャンバー周りの分解をおこなった。バレルの分解には、専用工具が必要となっている。バラしてみると、造りは非常にシンプルで、思ったより簡単だったので、気になった部分をメモしておきたい。

▼M4A1 CQB-R のチャンバー・バレル周辺
WA M4A1 CQB-R ホップチャンバーパッキン

バレル周辺の分解方法
1. フラッシュハイダーを外す
2. フロントサイトのピン2本を外す >凹ポンチを当ててハンマーで叩く
3. フロントサイトを前方に引き抜く
4. バレルナットを外す >専用工具は特に不要で、ラジオペンチやプライヤーでゆっくりまわせば外れる
5. アウターバレルを「数センチ程度」前方に引き抜く
6. インナーバレルセットをレシーバーから引き抜く>ホップ加圧スプリングを紛失しないよう、上方を覆って引き出す …以上

インナーバレルはアウターの前方から着脱
└前部のガタ防止Oリングはアウターの後ろからは通らない。力ずくで通すとOリングが切れてしまう
└外すときは後方のホップシステムをすべて分解して外した後、前方に引き抜く
└アウターは3ピース構造だが簡単には分解できないようなので、この手法がラク

ホップアップ関連メモ

▼ガバメントと全く同じパッキンだった
└ただしガバとホップ圧のかけ方が全く違い、「逃げ」もある。
WA M4A1 CQB-R ホップチャンバーパッキン

テンショナーを二又にして、V字ホップを「目指して」いるようだが、役に立っているかどうかは不明。パッキンに厚みがあるため、うまくV字加圧にはなっていないのではないかという想像。ためしにガバと同じようにヤスリで溝を入れて、少し薄くしてみた。

ホップの強さはテンショナーのスプリング圧がすべてだった
私はここで、大きな勘違いをしていたことに気づいた。M4のホップ調整ネジは説明書によると、「銃口が上の状態で右に回すと強くなる」が、ダイヤルの見た目と感触では、マルイのそれと逆なのである。私は感触と思い込みで「逆方向」に調整していた。

つまりダイヤルを回して抵抗感が増すほうが、ホップが強くなっていると思い込んでいたのである。
それは間違いだった。デフォルトではスプリングで上から直接、最大ホップ圧がかかっており、それをシーソーで上に押し上げて(スプリングを縮めて)ホップを弱めるという構造になっていたのだ。
また、ダイヤルの印がまた紛らわしい。下記のようなミゾが彫ってあり、なぜか分からないが「長い」ほうが「ホップが弱い」のである。
強い←/→弱い

検証&チューニング?結果
まだ弾道テストは出来ていないが、説明書どおりのホップ調整で最弱時に抜弾抵抗が相応に低いことを確認した。おそらく0.2gでも問題なさそうなレベルだ。しかし今回おこなったのはガバと同じパッキンの溝堀り加工だけであり、ノーマルと殆ど変わらない。どちらかというと勘違いを正すことで自分をチューニングしたとでも言っておこう。

▼ベストポジション?
ホップダイヤルを写真の位置で河原でテストしてみたところ、マルイ0.2g弾を使用して上に浮くことなくフラットに飛ぶことが確認できた。
WA M4 CQB-R ホップ調整ダイヤル
説明書に、最弱の状態からダイヤルを4目盛戻したところがベスト、というように書いてあるが、ほぼその位置でOKだったということになる。いやはや思い込みは恐ろしいものである。

ベストポジションが出たところで、次回再度、実戦投入と行きたい!
インドアのガスブロ+コッキングガン戦で、スコープを利用した遠距離狙撃に使ってみたいと思う。しかしこのシステムは、ホップアップを弱めるほどスプリングが圧縮されて固くなり、柔軟性を失ってしまうため、0.2g-適正ホップでは望むような精度が求められないかもしれない。

繊細なホップシステムに注意
自己チューニングにより、何とか満足のいく調整が出来たと思ったら、それでは終われなかった。翌日、そのままの状態で再び撃ってみると、また弾ポロ状態になったのである…。チャンバーにBB弾が1発残っていて一晩でパッキンが緩んでしまったのか、原因は特定しきれていない。

→WA M4A1 CQBR 次のレビュー記事 (vol.6)

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WA パラオーディナンス HRT (CB)

2008/5/06 By: maxi カテゴリー: ハンドガン


WA パラオード HRTスペシャル
WA パラオーディナンス HRT (カーボンブラック)
ブローバックガスガン

スペック
全長:220mm
重量:1040g
装弾数:25発
参考初速:78.7m/s – 0.2g(0.62J)
・SCW3
・カーボンブラックHW
・実物グリップパネル標準装備

実銃の背景
パラ・オーディナンス社(現パラUSA)は、カスタムガバメントを手がけるメーカーであり、シングルガバをはじめ、マガジンのダブルカラム化や、ダブルアクショントリガー(LDA)など、ユニークなカスタムガンを製作している。
HRTスペシャルはFBIのホステージレスキューチーム(人質救出チーム)向けモデルの略で、パラのP14-45をベースにレスベアーがカスタムしたもの。トライアルで好成績を収めたもの実際には採用されなかった。ベースのP14-45は映画 バイオハザード2 でミラ・ジョヴォビッチが使用したことで有名である。

強烈な撃ち味と扱いやすさ
ガスブローバックハンドガンを「遠距離命中性能」で選ぶとマルイ製が最も抜きん出ているのは周知の事柄である。また最近のモデルは相当にスピーディなブローバック動作をするため、非常に心地よいのも確かだ。しかしどうしても「痛快な撃ち味」を主に求めようとすると、マルイ製では満足のいかない部分がある。マルイはABSスライドで、リコイルを速くて軽いものに仕上げているためだ。

気温が上がってブローバックが快調になってくると、特にインドアでは「より手ごたえのある」WAのマグナブローバックを使いたくなる。そして、そんなWAマグナシリーズの中でも、極めて痛快な撃ち味を備えているのがこのパラオーディナンスシリーズといえる。手首が痛いほど強烈なリコイルを楽しむことができ、やみつきになるに違いない。

WA パラオード HRTスペシャル

最初にパラオーディナンス(パラオード)のフレームデザインを見たとき、グリップ部分のテーパーラインがブローニングハイパワーに似ていると思った。マルイのハイキャパ(ストレイヤーヴォイド系)と違い、ムダの無いスマートな印象である。そしてグリップは極限の細さを追求し、フレームに食い込ませる形になっているため、45ダブルカラムとは思えない握りやすさが備わっている。
そしてこのパラオードの外観の出来と性能をはじめ、とくに「撃ち味」は他のハンドガンよりも抜きん出ている。WAパラオード最終生産モデルと謳われる、このHWカーボンブラック版は、使い込むと味が出てくる渋い外観、削れないスライドストップ溝、安定した固定ホップアップを装備し、ゲームでも安心して使える完全版となっている。さらに何といってもダブルカラムマガジンの恩恵で、手首が痛いほど強烈なリコイルを得ていることである。

▼ホールドオープン状態。スライドストップノッチには磨耗防止の金属板が埋め込まれ、安心できる。
WA パラオード HRTスペシャル

そのリコイルを文面でどう表現すべきかは難しいが、「ABSスライド」のマグナテック・シングルガバと同等のスピードを確保しつつ、シャープかつ重く、撃つたびに手首にドシンと衝撃がある、というのが一つの言い方であろうか。そのリコイルには「痛みがある」と表現できる。45口径のイメージを存分に楽しませてくれる。
しかしこれはマルイのデザートイーグルのように反動が強すぎて撃ちにくいものではなく、ちゃんとコントロールできるものになっている。スライドの重さやストロークの違いによるものだろうか、そこはやはり「ガバメント」由来の優れたデザインなのだろう。実銃も同様に撃ちやすいと評されているようである。そういえば映画バイオハザードにも登場していた。
このWAパラの重量はマルイDEと同様に1Kgを超えてしまっているが、インドア戦でメインハンドガンとして使うならその重さは特に問題ではないはずだ。

固定ホップの調整について
標準では0.25〜0.3g弾が適合しており、ゲームで使うなら0.2g弾への対応が必須と考えるが、前例に漏れなく、HOPラバーチューニングを実施している。パッキンの余分なゴム厚を削って逃げの空間を作ることで、抜弾抵抗を下げる手法である。
なお、発射機構への影響を避けるため、削るのは最小限に抑え、最終的な微調整はエクセルなど小径BB弾の使用によるものとしたほうが良いだろう。

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WA M4A1 CQB-R (vol.4) 〜フルアクションの満足感

2008/4/24 By: maxi カテゴリー: ライフル


WA M4A1 CQB-R
WA コルト M4A1 CQB-R
ブローバック ガスライフル

スペック
全長:660mm – 742mm
重量:2650g
装弾数:50発
参考初速:83m/s(0.69J)

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先日のゲーム初投入では酷評を下したWA M4だったが、家でいじくっている時は何よりも全てがリアルにアクションするという満足感がある。アッパーレシーバーを外して、ボルトを取り出したり、トリガー回りの動きを確かめるなど、最高のひと時である。
仕上げや質感については、最近のマルイに比べてやや低い気もしたが、良く言えば銃の荒々しさが出ており、特に悪いとは思わない。
気温も上がり、ブローバックの調子もなかなか良くなってきたこともあり、やはり面白いアイテムであることに変わりは無く、なんとかゲームで活用したいところである。あろうことかマグナブローバックがネックになっている。

▼超ショートのスコープを装着してみる。CQB-Rとはバランスが取れている気がする。
WA M4A1 CQB-R

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