ARES G36C シミュレーター (vol.3) ~ メカボ分解チェック!
スペック
全長:505 – 735mm (ストック伸長時)
重量: 2600g
装弾数:140発(マルイG36用マガジン使用時 50発/470発)
参考初速:80m/s 0.64J
ARESメーカーサイト>>G36C テクニカルリソース(取扱説明書)
G&G F2000 の陰に隠れて、すっかり放置してしまった ARES G36C の使用前チェック&メンテナンスを開始。見た目のクオリティは高いように見えるが、やはり中華のレシピは見ておかないといけない。
▼まずはフィールドストリッピングから。下記の状態にするまで、一切の工具は不要。
フラッシュハイダーも六角ネジは使用されておらず、緩まないようにネジの基部にOリングがはまっているのみ。
メカボックス以外の分解で気になった点
・フラッシュハイダーが正ネジのため、手持ちの ライラクス エクステンション・アウターバレル他、逆ネジのアタッチメントが使用できない。
・インナーバレルの表面が荒れていて、早速サビがかっている。
・メカボックスから伸びているコードが擦れて傷ついている。
ARES G36C のメカボックス周辺の構造は、マルイG36Cに酷似している。そのため、ほぼ同様の手順で分解が可能だ。むしろARESのほうが親切設計で易しい。チカラワザが一切不要のため、分解組み立ては非常にカンタンだ。
▼グリップとメカの離脱
3本のネジを外し、トリガー上部のピンを抜く。セレクターをセミオートにしてゆっくり引き抜く。モーターにはわざわざ防塵カバーがかかっていた。
▼メカボックス右側面
ベベルギヤ部のみボールベアリング軸受け、その他はメタル軸受けの仕様。
▼スプリング は単体で着脱が可能。外すときは溝に突起が見える位置までネジを回せば取り出せる。ある程度テンションがかかっているので注意。スプリングは不等ピッチタイプが入っている。
▼分解状態 固定は全てがプラスネジというカンタン仕様。シリンダーはニッケルメッキできれいだが、ホール無しのフルサイズとなっている。インナーバレルが240mm程度なので、本来出せる初速が出ていないということになる。しかし、あいにく加速シリンダーの手持ちが無く、今回はこのまま。
▼ピストン はラックギアが半分まで金属製の強化型。ダミーボルトを動かすことを前提にしているためだろうか。ピストンヘッドはマルイ純正と同仕様で、気密性も問題なさそうだ。各種ギヤも、もちろん強化型となっている。グリスは、シリコン系の比較的品質の良さそうなものを使っていて、洗浄&差し替えの必要も感じなかった。
以上で、分解チェックは終了。結局、ほとんど何もせずに再度組み上げた。シリンダーの交換以外、特にやるべきことが見当たらなかったのである。それほど完成度が高い。シリンダーでさえ、フルサイズが入っているのは、何かの他の理由があるのではないかと思ったぐらいだ。耐久性の高いパーツが随所に組み込まれ、一切の逃げが無いのが逆にむしろ不安だが、ノーマルで使っているぶんには問題無いだろう。なお、サバイバルゲームで使用する場合は、ブローバック機能をオミットしたほうが良いかもしれない。その方法はカンタンで、メカボックス上部に飛び出ているツメを後退させたまま、フレームに装着すれば良い。ツメは、何のテンションもなく遊んでいるだけなので、常時後退させておくぶんには、何ら問題は無い。ただしその場合は、ホールドオープンが出来なくなるため、いっそのことツメのパーツを取ってしまっても良い。メカボの上部最後端にあるネジを外せば、カンタンに後ろから引き抜ける。
マルイ G36Cとの比較
ARES G36C には下記のようなアドバンテージがあり、非常に魅力溢れる製品に仕上がっている。価格にも見合った内容ではないかと思う。
・H&K社の刻印が入っている
・ボルトをブローバックさせて遊べる
・シミュレータというだけあって、分解手順やパーツ構成をリアルに再現したものと思われる
・仕上げが塗装でなく、素材そのものの加工になっている
・サイドレールが標準で付属している
・メカボックスは耐久性重視のカスタマイズが施されている
→ARES H&K G36C 次のレビュー記事 (vol.4)
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