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ARES G36C シミュレーター (vol.4) ~ 煮詰めのセットアップ

2011/1/21 By: maxi カテゴリー: ライフル


ARES H&K G36C シミュレーター チューニング
ARES G36C シミュレーター
電動ガン (ブローバック機能付き)

スペック
全長:505 – 735mm (ストック伸長時)
重量: 2600g
装弾数:140発(マルイG36用マガジン使用時 50発/470発)
参考初速:80m/s – 0.2g (0.64J) → 87.5m/s – 0.2g (0.766J)
H&K G36C テクニカルリソース(取扱説明書)

←ARES G36C 前回のレビュー記事 (vol.3)

不安定な弾道
ARES G36C は、リポ使用では回転が速く、ブローバックメカが壊れそうだったので、ブローバックはオミットして、それ以外はノーマルで12月アジト戦に投入してみた。その際感じたこととして、ホップアップの効きが極端で、弾道も不安定であるという結果があった。動作は何の問題も無く、たとえ出来の素晴らしいARESでも、やはり最後の煮詰めチューニングは自分でやる必要がありそうだ。メカ部は回転音も静かで、精度的には全く不満は無い。しかし前回分解した時に、下記の点は気になっていた。

・247mmのバレルにフルサイズシリンダー
・何となく固そうなホップパッキン

ARES H&K G36C シミュレーター チューニング

そして今回、該当パーツを交換してみた。

1.マルイ純正ホールシリンダー
2.マルイ純正ホップアップパッキン
3.ARES製インナーバレル→アングス 6.1mm インフィニティアームズ・テフロンバレル 247mm

・半透明のARES製HOPチャンバーパッキンは、やはり素材が少し固めで、マルイ純正のものより若干、径が大きかった。
・ARES製のインナーバレルは、中華らしく全体的に仕上がりの荒いもので、内部もざらざらに見えたため交換。
・アングス6.1mmバレルは、AK105でも素晴らしい遠距離集弾性能を発揮していたため、テスト採用。
・これだけのセットアップで、初速は87.5m/sまで向上。

ARES H&K G36C シミュレーター チューニング

光学サイトは STAR S-POINTドットサイトを装着
STAR S-POINTドットサイト は何といっても、取り付けがワンタッチで、軽くてジャマにならないのが良い。屋外の昼ゲームなら自動調光機能も、たいして問題にはならない気がする。とりあえずこの内容で今週、実戦投入してみたいと思う。
あと1点、ARES G36で残念なのは、マズルが14mm正ネジであることだ。正ネジのサイレンサーなどを持ち合わせていないため、正逆変換ネジ が必要になる。

ゲーム投入インプレ
まだ出来たての フィールド OPS (東京都) 貸切戦に ARES G36C を投入。このゲームは、GUN道場主催「16戦ラリー2010」であり、60分の長丁場ゲームで延々と戦った。結論として、東京マルイの電動ガンと遜色ない戦果を発揮してくれた。 ARES G36C のアドバンテージは、「剛性感」にあり、プラスティックボディであっても、プレーしていて何ら不安感がなかった。中華製に共通していることかもしれないが、私と同様にゲームで酷使するユーザーには捨てがたいメリットと映るに違いない。

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ARES G36C シミュレーター (vol.3) ~ メカボ分解チェック!

2010/7/13 By: maxi カテゴリー: ライフル


ARES G36C 電動ガン レビュー
ARES G36C シミュレーター
電動ガン

スペック
全長:505 – 735mm (ストック伸長時)
重量: 2600g
装弾数:140発(マルイG36用マガジン使用時 50発/470発)
参考初速:80m/s 0.64J
ARESメーカーサイト>>G36C テクニカルリソース(取扱説明書)

←ARES G36C 前回のレビュー記事 (vol.2)

G&G F2000 の陰に隠れて、すっかり放置してしまった ARES G36C の使用前チェック&メンテナンスを開始。見た目のクオリティは高いように見えるが、やはり中華のレシピは見ておかないといけない。

▼まずはフィールドストリッピングから。下記の状態にするまで、一切の工具は不要。
フラッシュハイダーも六角ネジは使用されておらず、緩まないようにネジの基部にOリングがはまっているのみ。
ARES H&K G36C シミュレーター

メカボックス以外の分解で気になった点
・フラッシュハイダーが正ネジのため、手持ちの ライラクス エクステンション・アウターバレル他、逆ネジのアタッチメントが使用できない。
・インナーバレルの表面が荒れていて、早速サビがかっている。
・メカボックスから伸びているコードが擦れて傷ついている。

ARES H&K G36C 分解 レビュー

ARES G36C のメカボックス周辺の構造は、マルイG36Cに酷似している。そのため、ほぼ同様の手順で分解が可能だ。むしろARESのほうが親切設計で易しい。チカラワザが一切不要のため、分解組み立ては非常にカンタンだ。

▼グリップとメカの離脱
3本のネジを外し、トリガー上部のピンを抜く。セレクターをセミオートにしてゆっくり引き抜く。モーターにはわざわざ防塵カバーがかかっていた。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼メカボックス右側面
ベベルギヤ部のみボールベアリング軸受け、その他はメタル軸受けの仕様。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼スプリング は単体で着脱が可能。外すときは溝に突起が見える位置までネジを回せば取り出せる。ある程度テンションがかかっているので注意。スプリングは不等ピッチタイプが入っている。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼分解状態 固定は全てがプラスネジというカンタン仕様。シリンダーはニッケルメッキできれいだが、ホール無しのフルサイズとなっている。インナーバレルが240mm程度なので、本来出せる初速が出ていないということになる。しかし、あいにく加速シリンダーの手持ちが無く、今回はこのまま。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

▼ピストン はラックギアが半分まで金属製の強化型。ダミーボルトを動かすことを前提にしているためだろうか。ピストンヘッドはマルイ純正と同仕様で、気密性も問題なさそうだ。各種ギヤも、もちろん強化型となっている。グリスは、シリコン系の比較的品質の良さそうなものを使っていて、洗浄&差し替えの必要も感じなかった。
ARES H&K G36C 分解 レビュー

以上で、分解チェックは終了。結局、ほとんど何もせずに再度組み上げた。シリンダーの交換以外、特にやるべきことが見当たらなかったのである。それほど完成度が高い。シリンダーでさえ、フルサイズが入っているのは、何かの他の理由があるのではないかと思ったぐらいだ。耐久性の高いパーツが随所に組み込まれ、一切の逃げが無いのが逆にむしろ不安だが、ノーマルで使っているぶんには問題無いだろう。なお、サバイバルゲームで使用する場合は、ブローバック機能をオミットしたほうが良いかもしれない。その方法はカンタンで、メカボックス上部に飛び出ているツメを後退させたまま、フレームに装着すれば良い。ツメは、何のテンションもなく遊んでいるだけなので、常時後退させておくぶんには、何ら問題は無い。ただしその場合は、ホールドオープンが出来なくなるため、いっそのことツメのパーツを取ってしまっても良い。メカボの上部最後端にあるネジを外せば、カンタンに後ろから引き抜ける。

マルイ G36Cとの比較
ARES G36C には下記のようなアドバンテージがあり、非常に魅力溢れる製品に仕上がっている。価格にも見合った内容ではないかと思う。
・H&K社の刻印が入っている
・ボルトをブローバックさせて遊べる
・シミュレータというだけあって、分解手順やパーツ構成をリアルに再現したものと思われる
・仕上げが塗装でなく、素材そのものの加工になっている
・サイドレールが標準で付属している
・メカボックスは耐久性重視のカスタマイズが施されている

→ARES H&K G36C 次のレビュー記事 (vol.4)

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ARES G36C シミュレーター (vol.2) ~フィールドストリッピング

2009/12/18 By: maxi カテゴリー: ライフル


ARES G36C シミュレーター
ARES G36C シミュレーター
電動ガン

スペック
全長:505 – 735mm (ストック伸長時)
重量: 2600g
装弾数:140発(マルイG36用マガジン使用時 50発/470発)
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ARES G36C のウリ「カンタン分解」
早速だが、前記事で紹介した、ARES G36C のアドバンテージの一つである、フィールドストリッピングを試してみた。
上記写真をご覧のとおり、ピン3本を抜くだけでメカボックスを取り出すことができる。フレームとの固定方式はマルイ製と似通っており、インナーバレルを前に押し込んで、メカボックス前方を下に回しこみながら外す形式となる。
メカボックス自体の組み付け精度は高く、コードの品質も問題なさそうだ(キズ対策のカバーもかかっている)。さらに、シリンダーにメッキがかかっていて、仕上がりが美しいのに好感がもてた。また、上部に飛び出ているリコイル動作用のツメは非常にスムーズに動き、気持ちが良い。また、スイッチには既製のマイクロスイッチが使用されており、クリック感があるうえに、耐久性にも安心感がある。

ARES H&K G36C シミュレーター

そしてやはり、東京マルイ 次世代電動ガン のような リコイルウエイト は無く、プレスのエジェクションポートとボルトパーツ(コッキングハンドル部分)が連動して動くシンプルな仕様だ。該当パーツの重量は97gと、ハンドガンのスライドと同じ重さだが、こちらはキックがあるわけではない。ただ、コッキングハンドルがガシャガシャと動くため、見た目がハデで面白い。何はともあれ、そういったギミックはGUNファンとしては非常にうれしいものである。なお、各部をチェックしていくと、アウターバレルを固定している大きなネジが少し緩んでいたので、購入の際は一度確認しておいたほうが良いだろう。

マルイ G36C にブローバック風ギミックが追加されているだけのようでもあるが、次世代電動ガンと同様に「発射サウンド」が大きく、バリバリ撃っている感が高いので、間違いなく気分は高まる。ゲーム投入が楽しみである。

ホールドオープン・ギミック
ARES G36C には、一応ホールドオープンが可能なギミックも装備されている。用途としては、いじって遊ぶぐらいしかなさそうだが、ホップ調整時には便利かもしれない。ホールドオープンのロックはトリガーガード内の上にあるボタンを押し込んで行う。このボタンは、FA-MAS と同様のメカボのテンション開放の役目もあり、ダミーボルトの状態に関わらず、押し込めばメインスプリングが開放されるようになっている。なお、レビューvol.3に記載の方法でブローバックをキャンセルすると、ホールドオープンは出来なくなってしまう。

ARES G36C 投入状況 2010年1月
サバゲー定例会に、ARES G36C を持っていくつもりだったのだが、バトル前日のテストで、EnRoute 7.4V 1800mAhのリポのパワーがありすぎることに気づいたため、急遽実戦投入を見送った。ともかく起動力が凄まじく、どんな撃ち方をしても、ボルトカバーが勢いあまって色々な位置で止まり、ギア(ラッチ)にも負担をかけているであろうことが見て取れた。試しに1年半使っているNIMHを使うと、起動も回転も遅いが、ちゃんと定位置で止まってくれる。一体どうしたものかと悩んだが、とりあえずこの日は G36C をやめ、リポバッテリーを M14 に装備して持っていくことにしたのであった。M14 であれば、動作の不安要素は全く無く、大幅な軽量化にもなって好都合であった。

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